一昨日に投開票が行われた衆院千葉7区補欠選挙で、民主党候補の太田和美氏(26歳)が自民党候補の斎藤健氏(46歳)に対し、955票の僅差にて当選を決めた。偽メール事件で民主党への逆風が吹き荒れる中、立候補を決めた太田氏には、当初「当選は無理。」との下馬評が専らだった。そういった声を覆しての当選だった訳だが、逆に落選した斎藤氏の敗因は、「地元に馴染みの無い”落下傘候補”だった上、候補一本化迄時間が掛かり過ぎ、選挙運動が充分出来なかった。」、「郵政民営化法案を成立させられた事で、特定郵便局長会の会員達が”怨恨票”を太田氏に投じた(又は棄権した)。」、「民主党代表に小沢一郎氏が就任した事で、二大政党制を望む人々の”期待票”が太田氏に流れた。」等々、幾つか挙げられている。どれも納得出来る要因だが、一番大きかったのは自民党の馬鹿騒ぎに選挙民が辟易とさせられた事ではなかろうか。
「やる気、元気、斎藤!やる気、元気、斎藤!」とレツゴー正児師匠似のピンクのおばちゃんが大声で騒ぎ立てれば、応援演説を聴衆の傍で聞きながら「やっぱり政治家の演説を生で聞くと凄いでしょ?本当に凄いよ!」とこれ又はしゃぐスキャンダル王。財務省の中心に居ながら、過去に財務省が為して来た数々の問題を評論家の如く他人事モードで且つ見下した口調で語るおばちゃんは、候補者と同じ大学を卒業した事をアピール。議員を引退した政界の暴れん坊はマイクで歌をがなり立て、挙句に御得意の土下座を披露。そして”小泉首相の偉大ならイエスマン”を自認する能天気な幹事長は、「最初はグー、斎藤健!最初はグー、斎藤健!」と「麻原彰晃マーチ」ばりの間抜けなフレーズを連呼しまくる・・・。
ネットの書き込みでは、「最初は愚(ぐ)、斎藤健!最初は愚、斎藤健!選挙に負けて、全てがパー!」とナイスな狂歌?が披露されていたが、学芸会と喩えるのも遥かに及ばない程の単なる馬鹿騒ぎを連日繰り広げられていれば、流石の保守地盤でも辟易とした選挙民は少なくなかったろう。
民主党の候補者や民主党自体がベストとは全く思わないが、少なくとも”数の力”に溺れ、議論を尽くさずに安直に法案を通過させまくり、政界を小泉チルドレンの遊び場に化してしまった自民党の暴走を食い止める意味でも、民主党に何とか頑張って貰いたいと自分は思っている。そういう考えの選挙民が、今回は多かったという事ではないか。与野党を問わず、候補者達の馬鹿なパフォーマンスに投票行動を左右されない、確かな判断力をより多くの選挙民が持ってくれたらと願う。
それと、「究極のナルシストで在る小泉首相が、晩節を汚したままの状態で首相を辞する訳が無い。」と考えている。今回の結果によって、辞任前に小泉首相が北朝鮮電撃訪問&何等かの決着というシナリオの現実味が増したのではないか。自国民を連れ戻すのは、一国のトップとして当然の仕事。是非とも成し遂げて貰いたいとは思うが、その為に莫大な対価を払うのは断固として反対。功を焦る小泉首相が、”犯罪人”に対して理不尽な”プレゼント”を送らない様に、我々国民は注視する必要が在るだろう。
「やる気、元気、斎藤!やる気、元気、斎藤!」とレツゴー正児師匠似のピンクのおばちゃんが大声で騒ぎ立てれば、応援演説を聴衆の傍で聞きながら「やっぱり政治家の演説を生で聞くと凄いでしょ?本当に凄いよ!」とこれ又はしゃぐスキャンダル王。財務省の中心に居ながら、過去に財務省が為して来た数々の問題を評論家の如く他人事モードで且つ見下した口調で語るおばちゃんは、候補者と同じ大学を卒業した事をアピール。議員を引退した政界の暴れん坊はマイクで歌をがなり立て、挙句に御得意の土下座を披露。そして”小泉首相の偉大ならイエスマン”を自認する能天気な幹事長は、「最初はグー、斎藤健!最初はグー、斎藤健!」と「麻原彰晃マーチ」ばりの間抜けなフレーズを連呼しまくる・・・。
ネットの書き込みでは、「最初は愚(ぐ)、斎藤健!最初は愚、斎藤健!選挙に負けて、全てがパー!」とナイスな狂歌?が披露されていたが、学芸会と喩えるのも遥かに及ばない程の単なる馬鹿騒ぎを連日繰り広げられていれば、流石の保守地盤でも辟易とした選挙民は少なくなかったろう。
民主党の候補者や民主党自体がベストとは全く思わないが、少なくとも”数の力”に溺れ、議論を尽くさずに安直に法案を通過させまくり、政界を小泉チルドレンの遊び場に化してしまった自民党の暴走を食い止める意味でも、民主党に何とか頑張って貰いたいと自分は思っている。そういう考えの選挙民が、今回は多かったという事ではないか。与野党を問わず、候補者達の馬鹿なパフォーマンスに投票行動を左右されない、確かな判断力をより多くの選挙民が持ってくれたらと願う。
それと、「究極のナルシストで在る小泉首相が、晩節を汚したままの状態で首相を辞する訳が無い。」と考えている。今回の結果によって、辞任前に小泉首相が北朝鮮電撃訪問&何等かの決着というシナリオの現実味が増したのではないか。自国民を連れ戻すのは、一国のトップとして当然の仕事。是非とも成し遂げて貰いたいとは思うが、その為に莫大な対価を払うのは断固として反対。功を焦る小泉首相が、”犯罪人”に対して理不尽な”プレゼント”を送らない様に、我々国民は注視する必要が在るだろう。
TVでは全くと言って良い程、斉藤健氏の演説は取り上げられておりませんでした。それなりに経験を踏まれて来ている方の様ですので、彼なりの政治姿勢は在ったのかもしれませんが、能天気な幹事長と訳の判らない小泉チルドレンの悪ふざけの前に全てが掻き消されてしまった所は在るでしょう。その点では彼に同情を感じない訳では在りません。
唯、ここ数年強く感じるのは、「政治家になって何かをしたい。」というのではなく、「取り敢えず政治家になりたい。」という本末転倒な候補者が目立つという事。「政治の事を良く判らない素人が、政治家になるべきではない。だから、私は政治家になるつもりはない。」といった趣旨の文章を自身のホームページに書いていた藤野真紀子氏が出馬したり(最悪なのは、出馬を決めた際にこの文章をコッソリ削除していた事。そして、議員の仕事をほっぽり出して、トークショーに出席していたという無責任さ。)、杉村太蔵氏の様な出馬直前迄民主党の秘書もどきを務めていながら、自民党から出馬するという無節操さ。(井脇ノブ子氏も、自民党から出馬する迄は小沢一郎氏の下(新進党&自由党)から再三出馬&落選しています。)
勿論、或る組織に身を於いている内に、その組織自体に問題を感じて鞍替えをするというのは在り得る事で、それならばそれで自分は批判するつもりは在りませんが、彼等の場合にはそういった”見識”が在るとは毛頭思えず、単に「何処が自分にとって最もメリットが在るか。」、「取り敢えず政治家になるには、何処から出るのが手っ取り早いか。」という打算のみしか感じられないのです。そんな連中の視点の先に、国民の存在が在るとはどうしても思えない。
そして、今回の選挙に於ける自民党公募でも、最初の段階は然して応募者は多くなかったと聞きます。でも、民主党が偽メール問題で逆風に晒され、「今ならば自民党から立候補しさえすれば、誰でも当選する。」という風向きになると、応募が殺到したそうです。こんな連中に、国政を委ねて良いのだろうかと真剣に憂います。
斎藤氏の場合は、そういった俄か応募者の一人では無いと思っておりますが、唯、下記ブログの情報によると、「元々は民主党国会議員出身の埼玉県知事に請われて副知事になり、しかも埼玉県で民主党勉強会等に出席していた人物。」という事で、一貫したポリシーに欠けているのかなあと思わなくも在りません。
http://964.jp/Z3Mk
政党には自ずとそのカラーが存在します。自民党と共産党程の掛け離れは無いにせよ、自民党と民主党ではやはり政策も違う所は多々在る訳で、民主党に重点を置いていた”かの様な”人物が、自民党から出馬というのは違和感を覚えるし、与野党を問わずこういった”軽い身の振り方”の人物を”自分は”好ましく思えないんです。(そういう意味では、小沢氏も当てはまる部分は在るのですが(笑)。)
ちょっと自民党は調子に乗りすぎな感じもしますしね。
なかなか良い選挙結果であったと思います。
思えば、森さんの後任の自民党総裁選で橋本さんの復帰を阻むために作り上げた小泉さんの変人キャライメージアップ作戦が思いのほか盛り上がり、今に至ったような気がします。昨年の総選挙も一見「郵政民営化の民意を問う」という政策を問う選挙のようでしたが、実は「刺客」、「小泉チルドレン」といった話題先行のイメージ選挙だったと思います。
小泉さんの人気いえ任期満了後は、こういった流れはリセットしてもらいたいなと思います。
キャバ嬢呼ばわりも逆効果にしか見えませんでした。元キャリアをひけらかすしか能のない「舛添の元嫁」が元の職業をあげつらう事が逆効果にしかならないなんて、分からないんでしょうかね?(分からないから役人や議員になれるのかもしれませんが)
以前「小沢代表で民主党は変わるか?」(http://964.jp/Z3MH)という記事の中で、「小沢氏には何か欠落しているのではないだろうか。」と小沢氏に過度に期待してしまう事に疑問を書きました。
兎に角勝たなければならない闘いという面が在り、その意味では仕方なかったのかもしれませんが、今回の選挙で小沢氏が力を入れたのは、嘗て自民党を支えて来た支持団体を廻って、協力を要請するという”切り崩し”に在ったと思います。
bp様が書かれておられる過去の経緯も、小沢氏の負の部分と言えますね。特に、今や政界がどうしようもなくなった温床とも言われている「小選挙区制度」を導入したのも、小沢氏が当時の金権政治への批判をかわす為の”目眩まし”という意見も在ります。この辺は政治評論家の森田実氏が詳しく書かれておられます。
http://964.jp/Z3MG
そういった面も在って、「民主党が必ずしもベストの選択とは思っていないが」と書いた訳ですが、でも現状では、パフォーマンスだけで肝心な部分には全く手を付け様としない小泉首相よりは、未だましな気もしています。
小沢氏が過去の過ちを真摯に反省した上で、真の改革(政治&社会)をしてくれる事を期待したいし、これからも彼の動向を厳しく注視して行きたいと思っております。
当選間違いなしか