今季のプロ野球順位予想、セ・リーグはカープを優勝としたのだが、大外れが濃厚。我がジャイアンツに関しては「優勝は難しく、3位が精々。」と踏んでいたので、今の為体は予想通りと言える。
少し前迄は「スワローズとタイガースの一騎打ちとなり、最終的にはスワローズが優勝するのでは。」と思っていたけれど、此処数試合を見る限りでは、タイガースが一気に抜け出しそう。
今季のジャイアンツ、投手陣もピリッとしないが、何よりも打撃陣が酷過ぎる。こんなにも打てなければ、勝ちを拾えないのは当たり前だ。「明らかなボール球に手を出して、三振を食らう。」というシーンを、何度見せ付けられた事か。打てないなら打てないで、何か策を講じれば良いのに、そういった物は全く見られず、十年一日の如くバットを振り回しているだけなのだから、呆れ果ててしまう。
「チャンスであっさりと凡退し、ヘラヘラ笑いを浮かべてベンチに帰る坂本勇人選手の姿。」もカチンと来るが、一番頭に来るのは「チャンスで平凡なゴロを打ち、一塁にチンタラ走りする阿部慎之助選手の姿。」だ。昨日の試合、大チャンスにゲッツーを食らい、流れを一気に相手チームに向かせてしまったが、今季の彼はそういうシーンが非常に多い。
抑、球足が速いスラッガー、其れも鈍足な選手の場合、概してゲッツーになる事が多い。だから、阿部選手のゴロの多さ、延いてはゲッツーの多さは止むを得ない面が在るのだけれど、ゴロを打った瞬間、明らかにチンタラ走りで一塁に向かう阿部選手の姿は、チームやファンを一気に白けさせる。
全力疾走すれば相手野手の焦りを呼び、エラーが生じる事も在ろう。然し、チンタラ走りでは、相手に余裕のプレーをさせるだけ。足の状態が完全では無いのかもしれないが、其れなら其れで「必死に走っている“様に見せる”。」のもプロの技だろう。チンタラ走りでチームやファンを白けさせるなら、そういう選手は使わないで欲しい。