ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「ネイチャー」

2014年05月22日 | 映画関連

『らくだの涙』 ~音楽で母性を回復!?~」、「北極のナヌー」、「earth(アース)」、「映像詩 里山」、「ライフ -いのちをつなぐ物語-」、そして「日本列島 いきものたちの物語」。ブログを立ち上げて以降、記事として取り上げた「自然を題材にしたドキュメンタリー映画」で在る。約10年間で6作品というのは少なく感じられるかもしれないが、記事にはしていないものの、他に観た作品は幾つか在るし、ブログを立ち上げる以前に「砂漠は生きている」、「WATARIDORI」、「ディープ・ブルー」等を観る程、自分は此の手のドキュメンタリー映画が大好き。

 

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多くの人々が雨に濡れない様に身を潜める中、雨は自然の神秘と奇跡の象徴だと愉悦覚える少女。其処地球の旅への案内人が出現。世界最大の落差称されるヴィクトリアの滝大群フラミンゴの色が瞬く間に変化する様子等、7つの大自然の王国を、最新鋭のカメラが捉える

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映画「earth(アース)」等を製作したBBC EARTHが、水をテーマに、大自然を特殊なカメラで撮影したドキュメンタリー映画「ネイチャー」。撮影期間は573日間、「謎めいた森」、「燃え盛る地下世界」、「異国の砂」、「灼熱平原」、「魅惑の海中都市」、「凍て付く山脈」、「荒れ狂う激流」の“7つのカテゴリーの自然”で構成されているという事だが、観終って最初に感じたのは、想像していたよりも大分、扱われている生き物が少ないなあ。という事。又、思い返せば確かに“7つのカテゴリーの自然”を舞台にしているのだが、観ている時は似た様な舞台許りだなあ。とも。全体的に扱われている“物”が少ないなあ。という感じがした。

 

観たのは「3D吹き替え版」で、3D効果は悪くなかったのだが、ナレーター滝川クリステルさん)の単調で同じフレーズを何度か繰り返すナレーションが、個人的には失望させられた。

 

シャベルカナヘビ

 

「灼熱のナミブ砂漠に生きるシャベルカナヘビが、身体を焼け焦げさせない様に、手足を交互に上げる“ダンス”をするシーン。」や「日中は“灼熱の世界”なのに、夜は“氷の世界”と化すエチオピア高山で、生き抜くに“変化”する植物達。」が、特に印象に残った。

 

見応えの在る作品なのは確かだが、上記した“欠点”も在り、総合評価は星3つとする。地球は人間だけで構成されているのでは無く、様々な“生き物”で構成されている事を、改めて感じさせられた作品。


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4 コメント

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Unknown (悠々遊)
2014-05-22 10:18:49
公開2日目に見てきました。
こういう映画は大画面で見るに限るし3Dで、と意気込んで(笑)。
紹介される生物や自然界の映像自体は、テレビのネイチャー番組でもしばしば取り上げられている類だし、特に目新しさは感じなかったし、ナレーションもプロのアナウンサーでないので、まああんなもんだろうと納得して見終わりました。
この映画の魅力は大画面の迫力に尽きます。テレビで放映されたら、私はたぶん退屈で途中で寝てしまうでしょうね(笑)。
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Unknown (マヌケ)
2014-05-22 12:39:55
最近はナショナルジオグラフィックがテレビでやっておりますので、そちらを結構見ています。 クジラの親子の旅を待ち伏せして襲うシャチの群れ。 細くなった水路で襲撃してくるシャチに向かっていく、他人の子鯨を助ける全く赤の他人のオス鯨、子供を守る用心棒のような存在があるという驚き。 その用心棒を陽動作戦で引き寄せて、別の部隊が子鯨を襲う。 食らいつくのではなく、上に乗り上げて水面に出られないようにして、窒息死させるシャチ。 自然のすごさに感動しました。 クジラもシャチも生きねばならない、そのための捕食行動でした。
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>悠々遊様 (giants-55)
2014-05-22 12:52:56
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

悠々遊様も、此の映画を観られたんですね。自然を扱うTV番組を良く見ており、ですので今回の映画は内容的に「見た事が在る。」という物が多かった。特に、先達てTBSで放送された「THE 世界遺産」で、ナミブ砂漠を見た許りだったので、余計にそんな感じが強かったです。

でも、其れでも大画面で見る自然の迫力は圧巻ですね。何気無い事では在りますが、スローでの水飛沫って、何か神秘的な物を感じます。
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>マヌケ様 (giants-55)
2014-05-22 12:58:26
書き込み有難う御座います。

以前にも書いたのですが、此の手の作品を見ていると、「弱肉強食の世界」が捉えられており、概して小動物が肉食獣に捕獲されるシーンでは、「可愛そう。」とか「上手く逃げられれば良いのに。」と思ってしまうもの。でも、捕獲する側も必死で、遊びで相手を殺している訳では無く、自然の摂理なんですよね。

「ライオンが獲物を仕留める際、相手の喉元に噛み付き、息を出来なくさせて動きを止める。」というのを知った時、「噛み殺していたんじゃないんだ。」という驚きが在りました。擬態等もそうですが、生き物は天賦も含め、色々な工夫をしていますね。
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