今年の2月に書いた記事「ウルトラマンの故郷よりは遥かに近い」の中で、「NASAが、地球から39光年先の赤色矮星を周回する7つの地球サイズの系外惑星を発見した。」事を紹介した。宇宙に関して特に詳しい訳でも無い人間だけれど、「生物、若しかしたら宇宙人が存在しているかも。」と期待させるニュースだったが、更なる発見が在った様だ。
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「太陽系外に10個の新たな地球類似惑星、NASA望遠鏡が発見」(6月21日、毎日新聞)
2009年から4年に亘り、20万個の星を観察した米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡が収集したデータの最後の分析が完了し、天文学者等は19日、太陽系外に新たに219の惑星が存在する可能性が在ると発表した。
此の内10個は地球と略同じ大きさと気温で在る可能性が在り、生命存在の確率が高まったと見られている。
此の10個の星は岩石で構成され、親星からの距離が、若し水が存在すれば、地表に溜まる事が可能なレヴェルに在ると言う。科学者等は、水は生命にとって主要な要素と考えている。
ケプラー望遠鏡は、地球の様な星が珍しい存在かどうかを探査する目的で設置。収集データの分析が終了した事から、科学者等は、今後は此の問題に対する答えが出され、地球外生命の存在の可能性を探る重要な一歩になるとしている。
ケプラー望遠鏡のミッション全般を通じて確認された惑星は2,335個、惑星の可能性の在る星は1,699個、地球と略同じ大きさと気温の星は50個前後だった。
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記事最後の「地球と略同じ大きさと気温の星は50個前後だった。」という部分に一瞬、「?」と疑問が湧いたのだけれど、「太陽系“内外”で、此れ迄に発見された惑星の数は、今回発見された10個を含めて50個前後。」という意味なのだろう。
地球外生命体の存在自体は、自分が生きている間に発見されるかもしれないが、宇宙人となると・・・居て欲しいものだ。
その根拠として考えているのは、たとえば私たちの天の川銀河には約2000億個の恒星があるとされていますが、そのうちの1万分の1に生命が誕生し、さらにそううちの1万分の1に地球の科学技術以上の文明が存在する惑星があるとして、約2000の地球外文明が存在することになります。
決して少なくはないですが、この宇宙が誕生して約137億年のうち、地球に陸上生命誕生からこれまでと同じ期間、つまり最近約3億年の間に文明誕生のラッシュがあったとしても、3億年÷2000=その文明が高度な恒星間旅行技術を15万年以上にわたって維持していなければ、互いが出会うことはないからです。
翻って地球人の科学文明はロケットを地球の外に飛ばしたり、地球外生命に関心を持つようになってからせいぜい100年ほどで、すでに核戦争の脅威や環境破壊などで自滅の瀬戸際でかろうじて踏みとどまっているありさま。
地球人以外が争いを好まない心優しい宇宙人の文明ばかりだとして、その宇宙人のいくつかが過去数億年以内に地球を訪れた可能性までは否定しませんが(笑)。
なにか夢のないコメントですいません。
が・・・最近の系外惑星発見のニュースをみると、私の予想をはるかに超えた数の宇宙文明の存在があるのかも・・・ちょっぴり期待したいですね。
なお、当たり前のことですが、この宇宙に存在している以上、私たち地球人も宇宙人ですから、確実に「宇宙人は存在する」と断言できます(笑)。
亡き父、そして様々な指導をして戴いた上司が良く言っていた言葉に、「相手を納得させたかったら、“具体的な数字”を上げた上で説明しないと駄目。具体的な数字を上げないでああだこうだ言った所で、相手は感情的にも受け容れ難くなるもの。でも、仮令最初は『違うんじゃないかな。』と思っていたとしても、具体的な数字を上げた上で説明すれば、納得させる事が出来る。」と。
今回の悠々遊様が記された具体的な数字を見ると、「成る程なあ。」と思いました。確かに、数字だけ見ると宇宙人(地球人以外)が存在するのは、極めて可能性が低そう。
でも、其れで在ったとして、個人的には「宇宙人、其れも友好的な宇宙人が存在して欲しいな。」と夢想します。