ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

タイガージョー

2008年01月14日 | TV番組関連

幼少の頃に夢中になって見ていた特撮番組が、CS放送では結構再放送されている。残念な事に我が家では一部のCS放送しか視聴出来ない為、知人に頼み込んでそれ等を録画して貰い、纏めて休日に視聴三昧

 

懐かしさも然る事乍ら、「あの人がこんな役を演じていたの!?」と意外な俳優の姿を発見するのも一興。「愛の戦士レインボーマン」(動画)に主人公・ヤマトタケシの先輩・堀田役で、「踊る大捜査線」の湾岸署刑事課課長・袴田健吾役でも御馴染み小野武彦氏(当時の芸名は黒木進。)が出演していたのも驚きだったが、先日見た「ウルトラマンタロウ動画)の第36話「ひきょうもの! 花嫁は泣いた」に建設作業員・岩坪役として平泉成氏(当時の芸名は平泉征。)が出演されていたのも驚き。その独特な雰囲気と語り口から、しばしば物真似される事の多い彼(動画)。芸歴の古さは知っていたものの、こんな昔からTV番組に出ているとは思ってもいなかった。



年末&年始のTV番組は余りにもつまらない物ばかりだったが、CS放送の時代劇専門チャンネルでは「絶対に見なければ!」と思わせる番組が。36年前に放送されていた「快傑ライオン丸」(動画)全54話が、元日からの6日間で一気に再放送されたのだ。「仮面の忍者 赤影」(動画)や「変身忍者 嵐」(動画)、「白獅子仮面」(動画)等、昔は面白い時代物の特撮番組が幾つか在った。「快傑ライオン丸」もその一つで、「飛騨の忍者『獅子丸(潮哲也氏)、沙織(九条亜希子さん)、小助(梅地徳彦氏)』の3人が、戦乱の日本を征服しようとする大魔王ゴースンを倒すべく戦う。」というストーリー。




当時ホエールズに在籍してたジョン・シピン選手がその長髪姿から「ライオン丸」と呼ばれる等、「快傑ライオン丸」は高い人気を誇った番組だった。時代劇専門チャンネルも我が家では見られないCS局なので、やはり知人に頼み込んで録画して貰い、時間を見付けては見ている。


小松方正氏や高品格氏等、貴重な脇役達の姿が懐かしい。主役の潮氏(特撮番組のヒロインでは志穂美悦子さんが、そしてヒーローでは宮内洋氏が断トツに美形だったと思っている自分だが、若かりし頃の潮氏もかなりの美形。それだけに「スーパー競馬」の初代司会者として彼が登場した際には、ふっくらとした顔に驚かされた。美形の人程、容姿の衰えは顕著という事か。)と九条さんはこの番組をきっかけに結婚した訳で、一寸した仕草からも「この時には愛情が芽生えていたのかな?」と好奇心の目でついつい見てしまう。

 

又、ライオン丸の好敵手タイガージョーの人間体・虎錠之介を演じていた役者が、途中から変わってしまったのには当時「何でだろ?」と思っていた。初代・虎錠之介を演じていたのは戸野広浩司氏で、今回検索した所ロケ先の国民宿舎での夜、次の日がオフだった彼はスタッフとの宴会で深酒をして泥酔し、水を飲もうと洗面所へ行ったが、消灯時間を過ぎて電気が消されていて真っ暗な中、唯一洗面所に明かりの点いていた女風呂に迷い込み、酩酊状態で脚を滑らせてガラス扉に突っ込んで、割れたガラスで脇腹を切り、そのまま湯船に落ちて出血多量で亡くなっていた。事が判明。*1「そういう理由だったのか・・・。」と今更乍らシンミリとした思いに。

 

以前にも書いた事だが、「昔の特撮番組に出演されていた方々の中には夭逝されていたり、非業の死を遂げられた方が少なくない。」様に感じる。*2秘密戦隊ゴレンジャー」でキレンジャーこと大岩大太役だった畠山麦氏。「ジャイアントロボ」で草間大作役を演じていた金子光伸氏。「仮面ライダーV3」のライダーマンこと結城丈二役だった山口暁(豪久)氏。「仮面ライダーストロンガー」で電波人間タックルこと岬ユリ子役の岡田京子さん。「好き!すき!!魔女先生」でアンドロ仮面こと月ひかる先生役の菊容子さん。そして特撮番組とは言えないが「ハレンチ学園」でヒゲゴジラ役だった大辻伺郎氏等が。子供番組に出ておられた方々だけに、非業の死というのが余計に寂しい。


*1 風呂場での死といえば覚えておられる方は殆ど居られないと思うが、大昔、マリオ・モンテ氏という外国人タレントが風呂場で心臓麻痺にて亡くなられたニュースを思い出す。

 

*2 此方には鬼籍に入られた特撮関係者の御名前が載っている。ほんの一部だが、懐かしい人々の御名前が・・・。


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9 コメント

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Unknown (tak)
2008-01-14 13:18:53
民宿での事故死のお話。なんかあまりにも悲しいと言うか、なんというか。
忍者物ってなぜか良い者=伊賀、敵役=甲賀って図式があるんですが、あれは何ででしょうね。
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ライオン丸の思い出 (マヌケ)
2008-01-14 13:31:56
近くの遊園地でライオン丸ショーがありました。 ステージでアクションを披露した後、ライオン丸への質問タイムに、最前列で元気に大声で挙手しましたところ、司会のおねさんから、「そこの元気なボク!」と指名され「サインください」と言いました。 が、「ごめんねボク、今日はサイン会じゃないのよ・・・」と言われ、じゃあ他の質問ある人・・・と司会進行が進む中、なおもしつこく「サインください、サイン、サイン」と言い続けたところ、いつの間にか「サイン、サイン」の大合唱となりました。 司会のおねえさんはちょっと怖い顔で私をにらみ、裏方の人たちも出てきて、その中のちょい強面のおじさんに私は会場からつまみ出されてしまいました。 頭に来た私と友達のナガタ君は出店で買った風船に水道水をパンパンになるまで入れて、次のショーが始まっているステージに向けてその風船を投げて逃げました。 破裂した風船から水が流れ出てころぶ悪役の人たちを見て場内から笑い声が上がっていました。 自転車で猛ダッシュで逃げる悪ガキ二人のことが後日学校でも話題になっていました。 ごめんなさいライオン丸さん。 
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さらば愛しき人よ (れんたろう)
2008-01-14 21:02:31
特撮関係の役者さんで、最も早過ぎる死と感じたのは岸田森氏と草野大悟氏、声優では富山敬氏でした。久しぶりに「怪奇大作戦」を見た際、岸田氏がチェイン・スモーカーであったことが気になってしまいました。

「バロム1」の猛を演じた方も早逝されたと聞いたことがありますが、もし、間違っていたらすみません。

ご紹介されたサイトに掲載された方で、亡くなられていたと知らなかったのはヒデ夕樹氏と及川ヒロオ氏でした。

僕の持っている本に潮氏のインタビューが載っていて、戸野広氏が事故にあった、ちょうどその晩、飲みながら一緒に語り合ったのだそうです。当時、彼には婚約者もいらっしゃったそうで、
「乗馬や殺陣も初めての経験で辛かったがそれ以上に彼の死が辛かった。それだけに忘れ得ぬ作品です。今でもファンが多くいてくれるのがうれしいですね。」
と語っていました。
「タイガー・ジョー事故死」
という見出しをつけた新聞もあったそうです。
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忘れちゃいけないのは (破壊王子)
2008-01-14 21:28:14
一峰大二先生によるコミカライズです。
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打倒大魔王ゴースン (ぶりゅーわ@ソレイタだ木田)
2008-01-14 22:42:36
お久しぶりです。仕事が忙しすぎて・・
やっとネットに帰ってきたら、giants-55さま、
私が好きな分野のエントリー、すかさずコメントする
次第です。
タイガージョー役の方の死については、ほんとうに
気の毒としか言えませんね。
怪傑ライオン丸は西部劇テイストがありましたね。
タイガージョー以外にもネズガンダという渋い怪人も
いましたし。

個人的には菊容子さんの死がショックでした。
まさか殺されるとは・・アンドロ仮面が好きでした。
また、岡田京子さんもあまりに若死にでした。
電波人間タックルの非業の最期にも涙しましたが・・

鬼籍に入られた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、貴重な思い出を提供していただいたことに心より感謝したいと思います。
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>tak様 (giants-55)
2008-01-15 01:12:38
書き込み有難う御座いました。

************************
光在る所に影が在る。
まこと栄光の影に数知れぬ忍者の姿が在った。
命を賭けて歴史を作った影の男達。
だが人よ、尚問う勿れ。
闇に生まれ闇に消える、それが忍者の運命なのだ。
サスケ、御前を斬る!
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アニメ「サスケ」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%82%B1_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1))の有名なOPナレーション。TV番組に出演するという”光”の部分が在る一方で、悲劇的な死を迎えてしまった”影”も在る。同じ忍者を扱った作品だけに、ふとこんな感慨を抱いてしまいました。

徳川に仕えた服部半蔵は伊賀忍者。徳川の御世が今の時代に繋がる”正史”とした場合、その徳川に仕えた伊賀忍者を正義と捉える”パターン”が出来上がったのではないでしょうか。そして、その対立軸として”便宜的に”甲賀忍者が”悪”という形になったと個人的には考えています。
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>マヌケ様 (giants-55)
2008-01-15 01:28:04
書き込み有難う御座いました。

あの当時は遊園地や一寸したイベント会場で、ウルトラマン・ショーや仮面ライダー・ショーが良く催されていましたね。ショーが終わると”ヒーロー達”のサイン会が在り、「ウルトラマン」とか「仮面ライダー」といったサインをしてくれました。今になってみると非常に間抜けなサインでしたが、当時はとても嬉しかったもの。

で、自分もライオン丸ショーに行きました。名古屋に住んでいた時の事ですが、何故か”前座”が”カバゴン先生”こと教育評論家の阿部進氏(http://www2.ocn.ne.jp/~souzou/abe/prof.htm)。教育評論家と特撮ヒーローのコラボレーションというのも、今考えると結構キッチュでは在りますね。
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>ぶりゅーわ@ソレイタだ木田様 (giants-55)
2008-01-15 02:22:55
書き込み有難う御座いました。相変わらず御多忙な様で、林家三平師匠の口癖では在りませんが「身体だけは大事にして下さいよ。」という思いです。

仰る様に、ライオン丸には時代劇とウエスタン調が入り混じった不思議な世界観が在りましたね。ネズガンダの他に、棺桶を引いて流離うジェンマ等もそうでした。又、番組放送時に上野動物園にパンダが送られて来たという事も在ってか、「パンダラン」というどう見てもパンダ姿の怪人が登場していたのは、子供心に「間抜けだなあ。」と感じたもの。

本当に楽しい思い出を下さった方々には、新ためて心から哀悼の意を表したいです。
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思い出しました (ハムぞー)
2008-01-16 00:24:53
ライオン丸の番組は当時
そう熱心に見ていなかったのですが
「タイガージョーの事故死」は
新聞記事を見た記憶があります。

あれから随分たちましたね・・
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