ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

喜ぶ池永氏と怒る広岡氏

2005年03月03日 | スポーツ関連
① 喜ぶ池永氏

以前書いた記事「永久追放解除への動き」でも触れたが、黒い霧事件で野球賭博に関与したとして永久追放処分が下された池永正明氏に復権への道が開かれた様だ。「疑わしきは罰せず」という観点からすれば、彼の関与を決定付ける証拠類が無い以上、彼の一日も早い復権を望んでいた。不条理な仕打ちに対して、恨み言を言うでもなく長きに亘って堪えて来た池永氏。今回の吉報を受けての彼の笑顔が救いでもあり、本当に良かったなあと思う。これで、球界の”負の遺産”が一つ消えた事になる。

唯、問題が無い訳でも無い。公衆の面前で起こった暴行事件が、極めて軽い処分に終わった事実。どう考えても、これこそ永久追放されるべき事案だったと思う。常識外とも思える軽い御咎めの裏には、「強者には阿り、弱者には強く出る」という球界の悪しき体質が垣間見えてしまう。「空白の一日事件」に対して、球界のトップが下したジャイアンツ寄りの裁定等は、その典型と言えるだろう。

永久追放の基準を厳格化する必要は在ると思う。


② 怒る広岡氏

昨日のスポーツ紙を見てぶっ飛んでしまった。あの清原選手が耳ピアスしている写真が載っていたからだ。メジャーの大スラッガーであるバリー・ボンズ選手を真似たというのだが、うるさ型の多いジャイアンツOBが黙ってはいないだろうなあと思ってはいたが、案の定、一言居士広岡氏が怒っているそうだ。

新宿や渋谷の夜の街にたむろしている若者なら兎も角、良識在る日本人なら、おかしいと思うでしょう。と広岡氏は憤っているのだが、果たしてそうだろうか?

誰もが不快さを覚えるむさ苦しい風体ならいざ知らず、耳ピアス程度で目くじら立てる事もないのではと思ってしまう。今時のJリーガーはもっととっぽい格好をしているし、試合で結果を出せば良いと思う。

結果を出せなかった場合は、「チャラチャラしているからだ。」と叩かれるだろう。それを覚悟の上で清原選手は耳ピアスを決断したのではないだろうか。マスメディア等から”叩かれ慣れた”彼が、最悪のケースを想定せずに踏み切ったとは思えないのだ。

自らの”逃げ場”を絶って今年に臨む彼の心意気と取るのは、思い込みに過ぎるだろうか?*1

*1 とは言え、清原選手の耳ピアスは、非常に似合っていないと思う自分でもあるのだが(^o^;;;。
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2 コメント

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感想2題 (ハムぞー)
2005-03-03 08:28:14
しかし、清原のズボンのダブダブさは限界を超えて本家ボンズをも超えているかのような。



プレーに支障ないのかしらん?

ところでアメリカの選手がダブダブをはくのは、向こうのユニの布地がゴワゴワしているので動きにくいからと聞きましたが・・。





「池永氏復権目処たつ」は、いい話です。

しかし、おっしゃるとおり処分に一貫性がないのに、今後の適用は大丈夫だろうか、と。
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たしかに、 (スーパーサウスポーあさちゃん。)
2005-03-03 22:32:08
八百長を本当にやったかどうか真相が不明な池永氏が永久追放なのに、公衆の面前で暴力を振るった島野・柴田両コーチが1年で処分解除ってのは一貫してませんね~。

でも、島野さんが永久追放になっていたら、中日時代の星野監督の実績も、2003年のタイガース優勝もなかったかも?

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