気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く5 その30 「二つの海鮮丼です!!」

2014年06月01日 | 大洗巡礼記

 水戸城三の丸虎口から市街地に戻り、水戸中央郵便局の前で国道50号線に出ました。U氏が東の街路を指して「こっちは銀杏坂」と言い、西の街路を示して「そっちは黄門さん通り」と言いました。上画像は西の街路「黄門さん通り」で、その奥に張り出して見える大きな建物が京成百貨店です。


 かねての打ち合わせ通り、大洗栗崎屋の支店二ヶ所を回ることになりましたが、U氏は「まず西の店に行こう」と言って「黄門さん通り」を西へしばらく進み、二つ目の信号交差点で横断歩道を渡りました。そこから少し引き返して、上画像の「海鮮どんどん」に着きました。


 玄関先の案内板のメニューは海鮮丼だらけで、海鮮丼が好物の私にとってはたまらない品揃えでした。ほとんどの品が1000円以下で食べられるというのも魅力的でした。このお店で800円以上の海鮮丼をチョイスすると、ガルパン缶バッジが貰えるということです。なので、上画像右側の「ランチどんどん」の「ねぎとろ丼」セット700円は、今回の候補から外さざるを得ませんでした。


 店内には、大洗の栗崎屋でも見かけた大漁旗が壁に掛けてありました。これを見て、このお店が栗崎屋の支店であることを再確認しました。U氏の職場にも近いので、時々同僚と食べに入るそうです。


 ランチタイムでしたので、ランチタイムの海鮮丼メニュー二品のうち、U氏推薦の「日替わり海鮮丼」を注文しました。味噌汁とサラダがついて800円、二分足らずで運ばれてきたのには感動しました。本店の栗崎屋も早く出してきましたが、支店のこちらの方が早かったです。


 U氏がいつも美味しく食べている、というだけあって旨さも格別な海鮮丼でした。味もタレも本店栗崎屋のものと全く同じで、食べていると大洗気分に浸れるという感じです。ただ、御飯が少な目だったので、もう一杯いけるな、と思いました。
 そのことを言うと、U氏は「ホラみろ、水戸藩28万4千石の誇りにかけて保証する、って言ったろう」と得意げに胸をそらすのでした。聞けば彼も時々海鮮丼を二杯食べるのだそうです。


 そこで、もう一杯を味わうべく、「黄門さん通り」を東に戻って水戸中央郵便局の向かいにあるもう一つの支店「すし一番」へ移動しました。メニューは「海鮮どんどん」と同じですが、このお店でもガルパン缶バッジが貰えるので、800円以上の海鮮丼を選ぶことにしました。


 店内に掛けられた大漁旗の一番右端に、本店栗崎屋の名がありました。他の企業名は、たぶんこのお店の開設に関わったところだろうと思われました。


 U氏に「ここで今までに食べた海鮮丼で何が良かったか」と聞いたところ、「かに海老丼かな」と答えてきたので、それを注文しました。こちらは味噌汁付きで950円でした。さきの「海鮮どんどん」でも同じものが提供されているということでした。


 カニのほぐし身と海老を御飯に乗せた海鮮丼は、今回初めていただきました。こちらも御飯が少な目でしたので、普通に食べることが出来ました。食べ過ぎ、というところまでは至らず、もっと空腹だったならば三杯はいけそうだ、と思ったぐらいです。U氏は以前に海鮮丼と握り寿司12貫を続けて食べたことがある、と言いました。
 このお店でいただいたガルパン缶バッジは、西住まほと逸見エリカの黒森峰ペアとティーガーⅠがデザインされている点は先の「海鮮どんどん」のガルパン缶バッジと同じですが、中央の海鮮丼のメニューが異なります。こちらのお店のは「特選海鮮丼」で、「海鮮どんどん」のは「まぐろ三種丼」になっています。ちなみにこれらの缶バッジを貰うには、本店栗崎屋の缶バッジを持参して精算時に示すことが条件となります。

 私は栗崎屋で海鮮丼を食べて来ましたので、とうぜん本店の缶バッジも持っていました。それをレジにて掲示する私を見て、U氏は「ガルパンの缶バッジってのはそうやって集めるのかね」と不思議そうに言いました。
「いや、色々な方法があるね。買い物したり、食事したり、泊まったりして貰うのもあれば、販売しているのを買うという方法もあるし、また大洗の商店街の方と会話して楽しんでいたらバッジを呉れた、というケースもある」
「ふーん、そうなのか。俺は星野みたいな情熱的ファンでは無いからガルパンもあんまり知らんのだけれども、そういう缶バッジって、ガルパンファンにとっては宝物になるんだろうな」
「まあ僕の場合は、宝物というより思い出の品に近いかなあ。大洗へ行って色々見聞きして楽しく過ごした一瞬一瞬の記憶がね、それぞれの缶バッジに凝縮されてある、って言うのかな」
「おお、何となく分かるぞ。星野が毎月のように大洗へ行って、一生懸命に楽しんで考えて色々学んできた経緯を、これほど如実に物語る証人は他に無いってわけか」
「証人、か。そうやな」
「俺の場合だと、京都、奈良の古刹神域を巡り歩いて集めたお守りに相当するわけだ」

 U氏は、若い時から古都に憧れて鎌倉、京都、奈良を何度も旅行し、私と出会ってからは私の案内で奈良へ30回以上も行っています。その折々の道にて古社寺を訪ねれば必ず、お守りを買っては嬉しそうに両手で捧げ、大切に箱や袋に入れていました。「これに俺の思い出もしまっとくんだ」とよく話していたのを思い出しました。


 食後にJR水戸駅へ移動しました。予定では12時7分発の「スーパーひたち46号」に乗る予定だったのですが、20分ほど早く着いたので、その前の特急列車に乗る事が可能となりました。旅行する際の特急の切符はいつも前売りで自由席で購入しているため、時間に応じて乗る列車を変更することが出来ます。


 で、乗る事になったのは、11時52分発の「フレッシュひたち32号」でした。見送りはいいと断ったのですが、U氏は7番線ホームまでわざわざ同道してくれました。
「今度奈良へ行くから、如意輪寺と大日寺へ連れて行ってくれよ」
「吉野山の?」
「うん」
「わかった。そこへ行ってお守り買うと、ちょうど80個目になるんだっけな」
「・・・知ってたのか・・」
「一応な。芸大の屋外演習で嵯峨の遍照寺へ行った時に40個目だと聞いとったからね。それから一緒に行ったんが33ヶ所、行き方を教えたんが5ヶ所やったから、それ以外に行ってなければ、如意輪寺と大日寺ので80個になる計算やな」
「お前のガルパン缶バッジも、全部で80個ぐらいにはなったのか」
「いや、もっとある。100個はとうに超えてる。お守りと違って大洗町だけを回ってれば楽に入手できるし、御利益なんか無いからね」
「そうかな、御利益は無いかもしれんが、それよりも大切な何かが込められとるんじゃないのかね」
「ああ、それはそうや」
 言いつつ、じゃあこれで、と手を差し出しました。U氏も力強く握り返してきました。


 列車に乗り込み、席について窓越しにU氏と別れの挨拶を交わしました。間もなく発車し、水戸駅の景色が後ろに遠ざかりました。


 間もなく窓の外に常陸平野の田園風景が広がりました。多くの田には水が張られて、田植えの近い事がうかがえました。次の大洗行きの頃には、田植えも終わっているかもしれないな、と思いました。


 以上にて、「ガルパンの聖地・大洗を行く5」のレポートを終わります。

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