「ぽかぽかレトロード」(日向美ビタースイーツ)
ボーカル 山形まり花(CV:日高里菜)
収録作品 音楽ゲーム「REFLEC BEAT」「pop'n music」「jubeat」「GITADORA」等に隠し曲として収録
ソロシングル「Five Drops 01 -sunny orange- 山形まり花」 曲はこちら。
倉吉の打吹玉川地区の街並みは、20年前と余り変わっていないところが殆どです。かつての駅前通りであった打吹公園通りに面する店舗の多くが、昔ながらの営業を続けており、山形まり花のパネルを置いているパン屋「エルハイナー永田」も外装を新たにしたのみでした。まり花が歌う「ぽかぽかレトロード」の歌詞「いつもと同じ道 落ち着くあの場所 大好きな場所」は、私にとっては倉吉そのものです。
この山形まり花のパネルは、前回の訪問時には赤瓦一号館のグッドスマイルカンパニー出張所に置いてありました。定期的に場所を替えているのでしょう。
このお店の開業は64年前ですので、倉吉では老舗に属します。久し振りにカツカレーパンとメロンパンを購入し、イートインコーナーでコーヒーも追加してお店の方と少し話をしたところ、四年ほど休業して今年の1月から営業再開している、と教えられました。外装を新たにしているのもそのためだそうです。
ともあれ、懐かしい味でした。次の機会には、既に完売していた、人気一位の「なすミネストローネ」を食べてみたいです。
「エルハイナー永田」の斜め向かいには、これまた懐かしい昔ながらのお店があります。一階は民芸品店の「民芸TAKAKI」で、二階が蕎麦処の「土蔵そば」になっています。
この蕎麦屋の始まりは、地元の写真作家または美術家であった高木啓太郎氏が、芸術家たちの集いの場としてオープンしたサロンです。窓からの眺めも良く、室内は芸術家好みの民芸調に整えられ、今ではお孫さんが意思を継いで店を開き、当時のままの空間と景色と雰囲気で楽しませてくれます。蕎麦処は昼のみの営業なので、私はよく昼食をとったものです。
今回は入る機会がありませんでしたが、味はおそらく昔のままでしょう。いずれ機会をみて立ち寄ってみたいです。
「土蔵そば」の前から南へ、打吹山を見ながら歩きました。20年前の景色のままなので、若い頃の自分に舞い戻った気がしました。
あの頃は、何でもかんでも見るもの感じるもの学ぶもの全てが面白く、興味深くて仕方がありませんでした。貪欲に勉強して歴史や文化財の深遠なる真実を必死で追いかけたものです。
打吹山の城跡にも、いつか久しぶりに登ってみたいです。かつては大陸に通じて国際色豊かな文化を育てた古代伯耆国の歴史、および伯耆守護職山名氏や守護代南条氏が織り成した中世戦国史の隠れたロマンに憧れ、自身を「伯耆守」と称するようになったのは、平成5年からのことでした。奈良に長く住んでいても「大和守」などとは称しませんでしたから、いかに自身がこの地に魅せられていたかが思い起こされます。
打吹公園通りから左の路地に入って、赤瓦一号館の裏口に回りました。
グッドスマイルカンパニー出張所の店舗に行きました。前回の訪問時に購入し忘れた「桜ミク」を買うためでした。倉吉楽月工場生産ねんどろいど第一号、という輝かしき記念碑的存在である「桜ミク」を買わないでは「伯耆守」の名がすたります。
おや、こんなところに、と12枚目のパネルを発見しました。霜月凛と和泉一舞のコンビです。同じ高校生でありながら、ガルパンキャラクターには絶対に出てこない妖しい雰囲気がグッドです。
何と言うか、もう素晴らしいですな、日向美ビタースイーツの面々は。全国に数個師団を数えるといわれる「ちくわ軍」「倉野川市民」は、彼女たちの曲と歌声に最上の幸福を感じてゆくのです。
気に入っている景色の一つがここです。打吹山と街並みの石州瓦の波が独特の調和をみせて倉吉ならばでの深い情調ある景観を形成しています。玉川がかつての総構の外郭防御線であったことが伺える景色でもあります。
まちかどレストラン&カフェ「白壁倶楽部」の、この日のランチメニューです。昔はカレーやパスタやオムレツなどが人気定番の洋食屋さんだったのですが、いまでは高級レストランに近くなっていて、価格も高そうな感じになっています。ですが、実際にはリーズナブルな価格で本格的な洋食が楽しめるお店です。
「白壁倶楽部」の公式サイトはこちら。
近くの景観保全区域の古民家の一軒も、倉吉では知られたグルメの名所です。暖簾に「清水庵」とあるのが店名です。
「清水庵」は餅しゃぶのお店として有名です。お肉ならぬお餅を湯に浸けて柔らかくしていただくという、元は餅屋であったお店ならばでのメニューが、観光客の好奇心と興味をそそっています。昼時に行くと、いつも満席です。
なので、まだこのお店で食事をしたことがありません。20年前はまだ餅屋さんでしたし。
「清水庵」の公式サイトはこちら。
「清水庵」の東には、街並み景観保全地区の東側を占める大岳院があります。安房里見氏ゆかりの古刹で、里見氏最後の当主と家来たちの墓所もあります。
そして本堂の軒下には、山形まり花のパネルがありました。古い街並みの中のお寺で、彼女が歌うならば、間違いなく「ぽかぽかレトロード」です。歌詞も雰囲気も、ピッタシです。
「あの雲も 時間さえも 今だって流れてく」
「空の色はころころ変わるけど いつまでもこのまちは変わらないよ ぽかぽか」
いいですなあ、ひなビタ最高!倉野川は最高!倉吉はいいぞ!倉吉は最高!ちくわ軍万歳!イエーイ!! (アホかお前は)
山形まり花の歌声を、境内の片隅に眠る安房守里見忠義主従の御霊も、きっと聴いておられることと存じます。倉吉に新たな可能性を呼ぶであろう、新コンテンツの行く末を、優しく見守って下さっておられるものと思いたいです。 (続く)
ボーカル 山形まり花(CV:日高里菜)
収録作品 音楽ゲーム「REFLEC BEAT」「pop'n music」「jubeat」「GITADORA」等に隠し曲として収録
ソロシングル「Five Drops 01 -sunny orange- 山形まり花」 曲はこちら。
倉吉の打吹玉川地区の街並みは、20年前と余り変わっていないところが殆どです。かつての駅前通りであった打吹公園通りに面する店舗の多くが、昔ながらの営業を続けており、山形まり花のパネルを置いているパン屋「エルハイナー永田」も外装を新たにしたのみでした。まり花が歌う「ぽかぽかレトロード」の歌詞「いつもと同じ道 落ち着くあの場所 大好きな場所」は、私にとっては倉吉そのものです。
この山形まり花のパネルは、前回の訪問時には赤瓦一号館のグッドスマイルカンパニー出張所に置いてありました。定期的に場所を替えているのでしょう。
このお店の開業は64年前ですので、倉吉では老舗に属します。久し振りにカツカレーパンとメロンパンを購入し、イートインコーナーでコーヒーも追加してお店の方と少し話をしたところ、四年ほど休業して今年の1月から営業再開している、と教えられました。外装を新たにしているのもそのためだそうです。
ともあれ、懐かしい味でした。次の機会には、既に完売していた、人気一位の「なすミネストローネ」を食べてみたいです。
「エルハイナー永田」の斜め向かいには、これまた懐かしい昔ながらのお店があります。一階は民芸品店の「民芸TAKAKI」で、二階が蕎麦処の「土蔵そば」になっています。
この蕎麦屋の始まりは、地元の写真作家または美術家であった高木啓太郎氏が、芸術家たちの集いの場としてオープンしたサロンです。窓からの眺めも良く、室内は芸術家好みの民芸調に整えられ、今ではお孫さんが意思を継いで店を開き、当時のままの空間と景色と雰囲気で楽しませてくれます。蕎麦処は昼のみの営業なので、私はよく昼食をとったものです。
今回は入る機会がありませんでしたが、味はおそらく昔のままでしょう。いずれ機会をみて立ち寄ってみたいです。
「土蔵そば」の前から南へ、打吹山を見ながら歩きました。20年前の景色のままなので、若い頃の自分に舞い戻った気がしました。
あの頃は、何でもかんでも見るもの感じるもの学ぶもの全てが面白く、興味深くて仕方がありませんでした。貪欲に勉強して歴史や文化財の深遠なる真実を必死で追いかけたものです。
打吹山の城跡にも、いつか久しぶりに登ってみたいです。かつては大陸に通じて国際色豊かな文化を育てた古代伯耆国の歴史、および伯耆守護職山名氏や守護代南条氏が織り成した中世戦国史の隠れたロマンに憧れ、自身を「伯耆守」と称するようになったのは、平成5年からのことでした。奈良に長く住んでいても「大和守」などとは称しませんでしたから、いかに自身がこの地に魅せられていたかが思い起こされます。
打吹公園通りから左の路地に入って、赤瓦一号館の裏口に回りました。
グッドスマイルカンパニー出張所の店舗に行きました。前回の訪問時に購入し忘れた「桜ミク」を買うためでした。倉吉楽月工場生産ねんどろいど第一号、という輝かしき記念碑的存在である「桜ミク」を買わないでは「伯耆守」の名がすたります。
おや、こんなところに、と12枚目のパネルを発見しました。霜月凛と和泉一舞のコンビです。同じ高校生でありながら、ガルパンキャラクターには絶対に出てこない妖しい雰囲気がグッドです。
何と言うか、もう素晴らしいですな、日向美ビタースイーツの面々は。全国に数個師団を数えるといわれる「ちくわ軍」「倉野川市民」は、彼女たちの曲と歌声に最上の幸福を感じてゆくのです。
気に入っている景色の一つがここです。打吹山と街並みの石州瓦の波が独特の調和をみせて倉吉ならばでの深い情調ある景観を形成しています。玉川がかつての総構の外郭防御線であったことが伺える景色でもあります。
まちかどレストラン&カフェ「白壁倶楽部」の、この日のランチメニューです。昔はカレーやパスタやオムレツなどが人気定番の洋食屋さんだったのですが、いまでは高級レストランに近くなっていて、価格も高そうな感じになっています。ですが、実際にはリーズナブルな価格で本格的な洋食が楽しめるお店です。
「白壁倶楽部」の公式サイトはこちら。
近くの景観保全区域の古民家の一軒も、倉吉では知られたグルメの名所です。暖簾に「清水庵」とあるのが店名です。
「清水庵」は餅しゃぶのお店として有名です。お肉ならぬお餅を湯に浸けて柔らかくしていただくという、元は餅屋であったお店ならばでのメニューが、観光客の好奇心と興味をそそっています。昼時に行くと、いつも満席です。
なので、まだこのお店で食事をしたことがありません。20年前はまだ餅屋さんでしたし。
「清水庵」の公式サイトはこちら。
「清水庵」の東には、街並み景観保全地区の東側を占める大岳院があります。安房里見氏ゆかりの古刹で、里見氏最後の当主と家来たちの墓所もあります。
そして本堂の軒下には、山形まり花のパネルがありました。古い街並みの中のお寺で、彼女が歌うならば、間違いなく「ぽかぽかレトロード」です。歌詞も雰囲気も、ピッタシです。
「あの雲も 時間さえも 今だって流れてく」
「空の色はころころ変わるけど いつまでもこのまちは変わらないよ ぽかぽか」
いいですなあ、ひなビタ最高!倉野川は最高!倉吉はいいぞ!倉吉は最高!ちくわ軍万歳!イエーイ!! (アホかお前は)
山形まり花の歌声を、境内の片隅に眠る安房守里見忠義主従の御霊も、きっと聴いておられることと存じます。倉吉に新たな可能性を呼ぶであろう、新コンテンツの行く末を、優しく見守って下さっておられるものと思いたいです。 (続く)