気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く2 その10 「藁葺屋根の神殿です!!」

2014年01月15日 | 大洗巡礼記

 石段を登って大洗磯前神社本社の随身門の前広場に進みました。随身門の建物は、水戸藩による江戸期の修築で、大洗町の文化財に指定されています。


 随身門をくぐって拝殿前に進み、謹んで右手に歩んで奉納の酒樽を見ました。格式ある神社に奉納される酒は、その土地の代表的かつ由緒ある地酒を中心に選ばれることが普通なので、神社の奉納酒樽を見ればその地域の在地銘柄が分かるわけです。
 「月の井」は大洗では有名ですね。「一品」は水戸市の吉久保酒造の銘柄で、水戸光圀公が開発整備を勧めた笠原水道の源水を仕込み水に使用しているそうです。水戸の友人も、これが大好きでよく飲んでいます。
 「副将軍」は、水戸市の明利酒類の銘柄です。でも私にとっては、明利酒類といえばあの「加藤明利」ちゃんの梅酒「梅香」なんですね。これがまた美味しいんですよ・・・。酒が飲めないけれど梅酒ならOKだという、アニメファンの私のために、水戸の友人が時々贈ってくれるのです。大洗の吉田屋のピュアスィートと共に気に入っております。


 向かって左側には大絵馬が立てられてありました。来年の干支は午ですが、私自身が午年なのです。来年も一年いっぱいガルパンファンで元気に楽しんでゆこう、と思ってるので、その年が午年というのは大変に嬉しい事です。馬らしく全力疾走、というイメージで頑張ってみたいと思います。


 本社参拝に先立ち、左右の三社にお参りしました。午年の大絵馬の横から奥に進んでいくと左側の三社が鎮座しています。大杉神社、水神社、八幡神社の三社です。


 左側の三社を拝して後、本社神域の神塀に沿って本社本殿の横を通りました。本殿建築も水戸藩の再建によるもので、茨城県の文化財に指定されています。藁葺屋根の古式な外観は京風を踏襲しており、有職故実を重んじた水戸藩の懐古思想の一端がしのばれます。


 ぐるりと本殿の周りを巡って右側の三社にお参りしました。大神宮、静神社、水天宮の三社で、このうちの静神社は常陸国二之宮として那珂市に鎮座する静神社の分社です。


 境内地の背後には深い社叢が横たわります。太古より、神々のいます依代の地として崇められた神域です。


 右側の三社の付近から本社本殿を見ました。このアングルの風景が、TVシリーズの「水戸黄門」に時々使用されたそうです。静かに落ち着いた境内の佇まいが、とても絵になるからでしょう。


 一周して拝殿前に戻り、奥の本殿に向かって拝礼しました。拝殿建築も水戸藩の再建によるもので、茨城県の文化財に指定されています。


 参拝を終えた後、奉納の絵馬類を見ました。拝殿に向かって左側に絵馬掛台が二つ設けられています。手前がガルパンファンの奉納絵馬、奥が一般参拝客の奉納絵馬、というように一応分けられていますが、多少入り混じって掛けられているようです。


 雑誌「ホビージャパン」に連載された漫画「黒騎士物語」でおなじみの、小林源文さんの絵馬です。


 ガルパンコミック版の作画でおなじみの、才谷屋龍一さんの絵馬です。


 サイト「甲冑娘の油汁」にて楽しいガルパンコミックを連載される、高永浩平さんの絵馬です。ご存じバリボーマンですね。


 漫画家として活躍、大洗の各地に幾つかのガルパンイラストをおさめている瀬之本久史さんの絵馬です。私はこの方のイラストを、大勘荘にて初めて拝見しました。


 西住みほの声を演じた声優の渕上舞さんの絵馬です。最近には、日本海軍伊号第401潜水艦のイオナも演じていますね。


 佐々木あけびの声を演じた声優の中村桜さんの絵馬です。イラストも上手ですね。


 拝殿と大絵馬です。やっぱり年末年始の時期には大絵馬が相応しいですね。この僅か一週間後に、大絵馬がなんとガルパン痛絵馬に差し替えられてしまうという、本来の神道儀礼では有り得ない珍事が出来するわけですが、この時はまだ正式の「左前」定位置に据えられていました。


 随身門を内側から見ました。江戸期までの神仏混淆の状態を反映して、寺院伽藍の門に近い形式にて建てられています。奈良県でよく似た遺構といえば、天理市の石上神宮の楼門ですが、そちらは随身像が安置されていませんから、こちらの大洗磯前神社の門の方が、神社の門としての格式に沿っていることになります。


 格子窓から随身の端正な横顔が見えました。随身とは、本来は平安期以降に貴族を警護すべく随従した近衛府の舎人を指すのですが、神道においては神を護衛する者として安置される武装姿の従像のことをいい、「随神」とも書かれます。


 境内地より出て、お馴染みの坂道を降りて下の県道へ行きました。


 大洗ホテルの横から海岸に出て、打ち寄せる波と磯の岩を眺めつつ、砂浜の上を北へと歩きました。


 神磯の鳥居です。今回はよく晴れた空のもと、蒼く広がる海原を後ろに控えた鳥居がくっきりと望まれました。


 荒磯の岩をたどって鳥居の近くまで寄りました。神の依代としての神磯を顕彰する石碑があります。


 デジカメの望遠モードで引き寄せて撮影しました。


 鳥居の建つ神磯は、独立した岩塊として常に波に洗われており、歩いて近づくことは出来ません。


 気温が高く、風がほとんど無かったせいか、冬の海辺にしては暖かな感じでした。それで30分ほど、付近の岩の上に座って鳥居や神磯を眺めていました。 (続く)

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