ステップ11では、上部車体の各所の部品や車外装備品などを取り付けます。劇中車は一切の車外装備品を外していますので、B1とB2とB4は不要です。また車体パーツのエンジンハッチ上に鶴嘴がモールドされているのを削り取る必要があります。さらに、車体パーツの側面部前方においても、モールドやボルトの修正が必要になります。
まずは、車体パーツの側面部前方における修正工作からとりかかりました。作業前の該当範囲の状態は御覧の通りです。上端の細長い板状のモールドと、ボルトの配置などに注目して下さい。
劇中車においては、黄色の矢印で示すように、上端の細長い板状のモールドがありません。次に赤枠内のボルトの配置が異なっており、白円内のようにワイヤー前端固定具のすぐ下に2個のボルトが斜めに並びます。
したがって、車体パーツの側面部前方における修正工作は、両端を黄色の矢印で示した細長い板状のモールドの除去、二ヶ所の赤円で囲んだボルトを削り取って二ヶ所の赤点の位置に移す、の二つになります。
修正工作が完了した状態です。
反対側においても同様の修正工作を行いました。
続いて、劇中車の前部フェンダー内側下端に並ぶ5個のリベットを再現します。
該当のリベットの列がキットパーツでは省略されていますので、左右とも上図のように5個並べました。
車外装備品に関しては、上掲のシーンにみる通り、一切が降ろされているのが分かります。
キットパーツでは上図のような状態になっており、鶴嘴がモールドされています。
手始めに、鶴嘴のモールドを削り取りました。
車外装備品の取り付け穴11ヶ所を、全て爪楊枝差し込みにて埋めました。
埋めた後の状態です。その後、溶きパテを塗り込んで痕跡をなるべく消しました。
修正工作が全て終わった後、このステップで取り付けるパーツを切り出して準備しました。側面ハッチのC9は左右とも閉状態にします。
全て取り付けて、ステップ11の工程を完了しました。 (続く)