ステップ8では、下部車体に足回りのパーツを組み付けます。大部分は上部車体をかぶせると見えなくなります。ガイドの指示通りに進めます。
組み合わせるパーツ群です。
組み立てが完了しました。
ひっくり返してみました。小さな転輪がずらりと並んで、なかなかの迫力です。起動輪および誘導輪は完全に隠れて見えなくなりますので、小さな転輪だけで動いているという印象が強い戦車です。
かつてはモーターライズキットとして内部にモーターや乾電池も収めていたのですから、相当な重量であったことでしょう。モーターのスイッチは、現在も可動になっている車体前部機銃を使用していたようですが、どのような仕組みであったかは分かりません。
ステップ9では、上部車体の前端左右のフェンダーを切り離します。これらのフェンダー前端部において、ガルパン仕様への修正工作を実施します。
ステップ10では、マフラーを組み付けます。私の制作においては、塗装後に取り付ける予定です。
上部車体の前端左右のフェンダーを切り離しました。
切り離した左右のフェンダー前端部分です。キットパーツは御覧のような状態ですが、劇中車のそれとは幾つか異なります。
ワンシーンで見ますと、赤円内に示したように、繋ぎ目の所にリベットが無く、二ヶ所のヒンジが大きく表されています。
続いて、上図の側面においても、劇中車との相違点があります。キットパーツにおいては、繋ぎ目の細長いカバーの下半分の細いモールドが下まで伸びています。
劇中車においては、御覧のように、繋ぎ目カバーの下半分の細いモールド部分がありません。
以上の諸点をふまえて修正工作を施しました。繋ぎ目のリベットを全て削り取り、カバーの下半分の細いモールド部分も削り取りました。さらに前面に突き出たフックのモールドもカットして、エッチングパーツの切れ端で再現しました。
マフラーのパーツ2点は、切り出したのみで保管しました。車体パーツへの接着は、いずれも塗装後に行う予定です。 (続く)