ステップ13では、車体上部および左側側面の各部品を取り付けます。ガルパン仕様への改造ポイントは三つあります。そのうちの二つは上部ハッチの改造、あと一つは前照灯のコードの追加です。
全てのパーツを切り出しました。ハッチのパーツD27、D28の左にあるのはハッチ改造用のハンドルで、これは最初は真鍮線で自作する積りでしたが、ジャンクをあさったら適当なパーツが見つかりました。
まずは上部ハッチをガルパン仕様に改造します。
劇中のワンシーンで上部ハッチの様子を確認しました。御覧のように二ヶ所のハッチにハンドルがついており、またキットパーツにあるネジ穴が劇中車には見られません。
キットパーツにある二ヶ所のネジ穴をパテで埋めました。その後にハンドルも取り付けました。
車体上部に仮付けしました。ハッチはいずれもピットマルチを使用して開閉自在にする予定です。
なお、劇中車のハッチは蝶番部分が小さくなって段差も無いのですが、そこまで修正しようとすると蝶番部分のサイズそのものを変更しなければなりません。私の拙い腕では無理であり、パーツが薄いだけに削ったりすると折れそうな気がしたので、あえて手を加えないでおきました。
左側側面の前方に、ステップ12で改造したOVMラックを取り付けました。溶接合わせ目との位置関係をふまえて更に改造し、上の横棒を2ミリほど上にずらしたりしました。が、もともと車体寸法が違いますので、完全に劇中車の形状にはなりません。こんな感じでまあ良いか、と適当に切り上げました。スコップは仮付けでしたので、その後、取り外しました。塗装後に改めて取り付ける予定です。
前照灯のコードを真鍮線で追加しました。これはパンターG型の制作の時と同じ工作です。
車体前方右側の機銃マウントも取り付けました。
ステップ14では、車体右側の装備品や車体後部のエスケープハッチを組み立てます。ガルパン仕様への改造は二ヶ所にあります。
パーツを全て切り出しました。
ガルパン仕様への改造の一つ目は、エスケープハッチD4の改造です。キットのパーツではネジ穴があちこちにあります。
公式設定資料の図を見ると、劇中車のエスケープハッチにはネジ穴が無く、ボルトが各所につけられているのが分かります。数や位置や並び方も異なります。
エスケープハッチD4のネジ穴を全てパテで埋め、ボルトを劇中車と同じように取り付けました。蝶番部分はネジ穴を全て埋めたあと、ボルトを並べる穴をピンバイスで軽く浚って配置しました。ボルトはモデルカステンのボルトセットを使用しました。
OVMラックの装備品も組み立てました。ガルパン仕様への改造の二つ目は、上図左のOVMラックにつけたパールC5の向きを逆にすることでした。あとは、組み立てガイドの指示通りに進めました。 (続く)