塗装を行ないました。いつものようにサーフェイサーを吹き付けて下地を作り、車体はガルパンカラーセット黒森峰Ver.の黒森峰ゲルブⅡ、履帯や予備履帯、機銃などはミスターカラーの28番の黒鉄色で塗りました。
左右の履帯を装着しました。
予備履帯、装備品、ハッチ類を塗装しました。木製部分は43番のウッドブラウン、金属部分は28番の黒鉄色で塗りました。バックライトは47番のクリアーレッドと49番のクリアーオレンジを使いました。
塗装した各パーツを車体に取り付けました。
前部の予備履帯は、劇中車の状態に合わせて接着しました。キット指示とは向きが逆です。
ハッチ類は、ピットマルチ使用によって開閉自在としました。
塗装後の組み立ても終わりました。
デカールは、いつものようにモデルカステンのガルパンデカールセットのお世話になりました。
下にELとある黒森峰校章二枚が、今回使用する分です。
劇中シーンなどを参考にして貼り付けました。
デカールの貼りつけが終わりました。
つや消しスプレーを吹き付けて一晩置いて乾燥させました。
正面観です。重厚かつ威圧感のある箱型の輪郭が、独特の力強さをみせています。まともに戦ったら勝ち目がなさそうに思えてしまいます。
背面を見ました。劇中車に合わせて溶接痕のラインを完全に消しているため、のっぺらとした印象があって車体が実際以上に大きく感じられます。
エレファントが黒森峰女学園に納入された翌日、新車の体験乗車会が行われました。
西住まほ 「今回の新車は、重駆逐戦車エレファントだ。6人乗りだが、試合をするわけではないので、砲手席と装填手席は空けておく。それで、とりあえず4人で乗車してもらう」
ユーディット、黛由紀江、ヘンリエッタ、宮子 「ハイ」
西住まほ 「全員、体験乗車の経験があるので、詳細および注意事項は省く。心して乗るように」
ユーディット、黛由紀江、ヘンリエッタ、宮子 「ハイ」
西住まほ 「では、戦車前進だ」
黛由紀江 「ハイ、西住隊長」
ユーディット 「派手に走るの?」
ヘンリエッタ 「派手な運転は出来ませんよ。燃料も限られてますので・・・」
宮子 「またまた、オイルショック?」
楽しそうに乗る4人でした。
黛由紀江 「わあ、車高が高いと眺めが良い、分かる松風?」
ユーディット 「前回乗ったヤークトパンターよりも大きいな。砲も強力だ」
ヘンリエッタ 「電気式なのでトランスミッションが無いんですね。ギアチェンジせずに変速出来ますよ」
宮子 「おなかすいたーー、ご飯まだー?」
かくして、黒森峰女学園チームのエレファントが完成しました。製作日数は、2015年11月18日から12月18日までの31日間でした。実際の作業日数は11日で、組み立てに約9日、塗装および塗装後の組み立てに2日かかりました。制作期間中にガルパンの劇場版の公開がスタートしたため、姫路、京都、大阪、奈良の四ヶ所の劇場へ視聴に行き、また大洗へも二泊三日の行程で遊びに行ったりしたため、完成するまでに日数がかかりました。
キット自体はタミヤ製品なので組み立て易いです。劇中車仕様に仕上げる場合は、転輪のパーツが不足しますので該当ランナーの請求取り寄せが必要となりますが、そこまでしなくても良い雰囲気に仕上がると思います。
ガルパン仕様への改造のメインは溶接痕の消去でしたが、細かい修正も幾つかありましたので、難易度は私の感覚では中レベルよりやや下ぐらいに相当します。履帯は連結式ですが、組み立てガイドにパーツの大きさに合わせたガイド図がありますので、それに倣って組み立てれば楽です。連結式履帯の入門編としても最適でしょう。
私の制作計画におきましては、今回のエレファントが2015年度のラストとなります。黒森峰女学園チームの車輛を1月から作り始めてから、七輌目にあたります。残るはティーガーⅡとマウスですが、私の制作ではマウスを対象外にしているため、その替わりの車輌を作る予定です。
当方はもとは日本海軍の軍艦艦艇のプラモ専門でしたのが、2012年10月に初めてガルパンのテレビ放送を観てファンになり、俄かにガルパン戦車を作り始めました。
なので、まだまだ初心者レベルから抜け出せておりません。
筆塗りは、軍艦キットの方でよくやっていましたが、それは軍艦特有の塗装ムラとか剥落とか汚れとかを表現するためでした。
戦車の場合も同じような目的で筆塗りをやろうと思えばやれますが、ガルパン戦車の場合はアニメ独特の均一カラーですので、缶スプレーやエアブラシで吹き付けた方がそれらしく仕上がります。
エアブラシの場合は、塗料の使用量も、筆塗りの半分ぐらいで済みますし、数分で楽に出来ます。
なので、ガルパン戦車の塗装で筆塗りをするのは、細かい部品や装備品や転輪などの塗り分けの時です。