気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く18 その2 「空の駅そららです!!」

2015年08月26日 | 大洗巡礼記

 茨城空港のターミナル前には、スカイマークの福岡行きの便が停機中でした。アンドー氏は飛行機に大変詳しいので、機種を尋ねると「ボーイング737-800や」と即答してきました。続けて、「スカイマークじゃ最も多いマークがついとるなあ」と言いました。

「マークって、何のマークですか?」
「主翼の端が上に折れ曲がってるやろ、あれはウィングレットと言ってな、あれについてるマークがハートなんやな。スカイマークの保有機は確か27機で、今の時点では全て737-800なんやが、そのうちの確か15機にハートのマークがついてるんや。他にもスペードとかダイヤとかがあるんやけど、サクランボとか音符なんかはそれぞれ一機しかねえから、見られたら面白いで」
「27機全部にマークがあるんですか・・・」
「いや、初期受領の2機だけはウィングレットが無かったからね、後で改修してウィングレットをつけたって聞いたけど、マークがついたって話は聞かなかったな。俺もきっちり調べて確認してないから分からんけど、マークがあるのは25機やったと思う」
「その25機のマーク、みんな見たことあるんですか?」
「残念ながら全部はまだ見てへんな。とくにヒマワリのやつは全然見たこと無いんや。BBAMからのリースでな、機体番号はJA73NDやったかな」
「はあ・・・」
「ちなみに一番新しい機体はJA73NY、受領は一昨年の10月で、リース元はええと、GEキャピタル・アビエーションやったかな」
「はあ・・・」
「去年の不払い問題と今年の民事再生手続きで機種は737-800だけに統一されてるんやが、それ以前にはエアバスのA330-300もあったし、A380-800も2機入れる筈やったんや。運営難と再建によってみんな白紙に戻ってるんやな」
「はあ・・・」
「新規参入の第一号で低料金をうたって人気を集めてたのに、大手がみんな値下げで対抗しよったんで何度も苦労してる。最近はエアバスとの機体購入トラブルで窮地に立たされてるが、それでも翼はたたむことなく飛んでおる。頑張ってほしいものやな・・・」
「はあ・・・」
 アンドー氏の博識ぶりと、飛行機および航空会社への思い入れの深さには、いつものことながら感心せざるを得ません。


 しばらくスカイマークの旅客機について熱弁をふるっていたアンドー氏でしたが、一段落して手前の記念撮影用POPボードがガルパン仕様であるのにやっと気づいたようでした。
「これは、ガルパンのあれじゃねえか。M3リーに乗ってる六人組やな・・・」
「今頃気づいたんですか・・・」
 その後、記念写真を撮っていただきました。
(撮影 アンドー氏)


 まだ9時を回ったばかりなので、スタンプラリーの開始時間まで間がありました。そこでスタンプの設置場所を確認し、茨城県PRコーナーにも入りました。
「うおっ、何じゃこれは。俺の心の戦闘機F4ファントムがピンクのガルパン模様になってるやんか」
「横にある戦車のM3リーがピンクですからねえ、それに合わせてのジョークでしょう」
「まるでアイマスの痛機みてえやな・・・。これも大洗の戦車プラモみたいにファンが作って寄贈してるものなのかね?」
「さあ、よく知りませんね。花模様がついてるんで、ひょっとすると公式の製作品かもしれませんよ」
「公式って、バンダイのことか?バンダイが何でこんなふざけたものを作るんや?説明しろ」
「なんで私が説明せんとアカンのですか、第一、これを公式が作ったかどうかは確認してないです、あくまでもこっちの推測ですんで」
「しかしなあ、絶対に納得がゆかん。俺の心の戦闘機F4ファントムをピンクに塗るとは何考えてんだ、説明しろ」
「それは、さっきも言ったように、横にあるピンクのM3リーに合わせてあるんでしょう」
「じゃあ、なんでM3リーをピンクに塗ったんや?」
「私が塗ったんじゃないですから知りませんよ、バンダイの広報にでも問い合わせてください」
「問い合わせるぐらいなら空爆してやる、俺の愛しのシュペル・エタンダールでな」
「すると、兵装はエグゾセですかね」
「いや、リトルボーイや」
「そりゃ原爆じゃないですか・・・」


「こっちはF15やな。こっちのキャラクターはあんこうチームの方か・・・」
「そうですね」
「こっちの方がまだマシやな。ピンクはどうも自衛隊機には違和感がありすぎるな」
「そうですね」
「しかし何やろうねえ、首都圏の防空を担う第7航空団の戦闘機に、ふざけた真似をしやがる。どういうことか、説明しろ」
「いちいち私に聞かないで下さいよ、たまには自分で考えて思索にふけったらどうなんです?」
「思索すると眠くなるんやで・・・」
「眠ったらいいじゃないですか、新聞紙かけて、段ボールで囲っておきますよ」
「俺は淀川河畔のホームレスかよ・・・」


 ターミナル内を一通り回っても時間が余っているので、アンドー氏が「よし、少し散歩して近くの「空の駅」に行ってみようか」と提案してきました。
 聞けば、空港の東約400メートルのところに地元小美玉市の指定地域再生拠点施設である「空の駅そらら」というのがあるそうです。アンドーさんもよくそういう情報を調べてくるもんだなあ、と感心しながら、そこへ行くことにしました。
 ターミナルから歩いて5分ぐらいで、道の左手に看板と施設敷地が見えてきました。


 「空の駅そらら」は、いわゆる「道の駅」系施設の一種のようですが、主要幹線道路沿いにではなく、茨城空港への連絡路沿いに位置しているのが特徴です。空港の手前に位置しているから「空の駅」と名付けたのでしょう。施設ゲートに一周年の横断幕がかけられていました。
 「空の駅そらら」の公式サイトはこちら


 施設の右側がイベントスペースになっていて、催し物のスケジュール表や案内チラシなどがボードに貼り並べてありました。それをしばらく見るホシノでした。
(撮影 アンドー氏)


 ホシノが見ていた催し物のスケジュール表や案内チラシなどです。三日後の8月22日にはこの広場で盆踊り大会が開かれるようです。


 ちょっと喉が渇いたな、と思って自販機の設置場所に向かおうとすると、アンドー氏が笑顔で私を呼びとめて手招きしてきました。何ですか、と誘われるままに物産販売コーナーに入ると、レジの近くにガルパン天然水の販売用冷蔵ケースが置かれていました。思わず笑みがこぼれました。


 これはいい、と早速2本を買いました。上画像はそのうちの1本で、戦車デザインです。アンドー氏も「星野が持ってるガルパン天然水ってこんな感じで売ってるわけか、どれどれ、キャラクター別に色々あるなあ」と感心しながら同じ戦車デザインのを1本買っていました。
「これ、昨日大洗の商店街を回ったときには、売ってるの見たこと無えなあ」
「そうなんです。どこでも売ってるわけじゃないんで、ある意味貴重ですよ。発売されたのが去年の夏ぐらいで、その時は限定生産だったみたいなんです。今もまだ売ってるとは思わなかった」
「夏場には絶対売れるんやろうからな、夏場だけ限定的に生産販売してるんと違うかね?でなきゃ、こういう物産販売施設で売ってたりしねえよな」


 とにかく、思わぬ所でガルパン商品に出会いましたので、とても嬉しくなりました。外の休憩スペースで一服しつつ、記念に撮ってもらいました。
(撮影 アンドー氏)  (続く)

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