気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの操縦手たち

2016年08月20日 | ガールズ&パンツァー
 ガルパンには数多くの戦車が登場します。いずれも史実の実車には有り得ないような華麗かつ躍動的な動きを見せ、数々の名シーンを構成しています。それぞれの戦車の操縦手が、いずれも劣らぬ練度に達してきていることが伺えます。
 ですが、操縦手の活躍シーンというのは、テレビシリーズからアンツィオ戦、劇場版までを通してみても少ないです。その稀な、同時に印象的な操縦の場面を振り返ってみましょう。


 大洗女子学園チームにおいては、所属の八輌の戦車の操縦手のシーンが少ないながらもしっかりと描かれています。
 あんこうチームのⅣ号戦車においては、冷泉麻子がマニュアルを一通り読んで習得し、天才的な操縦ぶりをみせています。


 あんこうチームのⅣ号戦車の操縦手は、最初は五十鈴華が担当していました。西住みほのアドバイスを受けながら初めての機械操作にあたりました。戦車道ガレージからの発進の際に間違えて後進してぶつかりかけた他は、難なく操縦をこなしました。


 カバさんチームのⅢ号突撃砲F型においては、おりょうが操縦手を務めています。初めての操縦もそつなくマスターしており、練習試合で所定の位置に到達した視点で、満足げなドヤ顔になっていました。


 アヒルさんチームの八九式中戦車甲型においては、河西忍が操縦の任にあたっています。対アンツィオ戦での併走戦を経て練度を上げ、対プラウダ戦での追撃戦にも耐え抜いたあたりはさすがです。


 カメさんチームでは、小山柚子が38(t)戦車の独特の操縦装置を操っています。その修練の技が効果を発揮し始めたのは、対プラウダ戦での単騎突撃による攪乱作戦においてでしょう。


 ウサギさんチームのM3中戦車リーは、阪口桂利奈が操っています。もっとも未熟な一年生の拙い捌きも、試合を重ねるごとに上達しており、対黒森峰戦では見事な立ち回りを見せています。


 カモさんチームのB1bisの操縦手は、後藤モヨ子です。対プラウダ戦では雪山の斜面を登れずに冷泉麻子のアドバイスを受けたりしました。その後の腕の向上ぶりは、劇場版での活躍にみる通りです。


 レオポンさんチームのポルシェティーガーの操縦手はツチヤです。元々自動車部ですから、操縦の腕は大洗チームではトップクラスの筈です。重戦車を余裕で軽々と動かすあたりはさすがです。


 アリクイさんチームの三式中戦車チヌは、ももがーが操縦にあたっています。初陣の対黒森峰戦では操縦レバーの硬さに苦労しましたが、劇場版では筋力を鍛えて操縦の質を上げました。と言うか、上げ過ぎました。


 他校チームの戦車での操縦シーンは、観てきた限りではアンツィオ戦OVAに一部がチラッと描かれましたが、操縦装置の動きも明確に描写された場面は、劇場版の知波単学園チームの西絹代搭乗車の操縦手のシーンが最初だと思います。その後の同車輌の活躍ぶりから、その練度が並々ならぬものであることが分かります。


 劇場版では、アンツィオ高校チームのCV33をペパロニが操っていました。かなりの腕前であることは、対大学選抜戦でのジェットコースターのレール上を走り回ったりしているシーンからも伺えますが、終盤にて水面上を跳躍して渡り切ったところも見事なものでした。


 そして、劇場版で最も印象的な操縦ぶりを示したのが、継続高校チームのミッコでした。BT-42にてギアを入れてアクセルを思いっきりふかしてクラッチを繋ぎ、熊笹の群生を突き切って段差より跳躍するという、車やバイクのアニメでもやらないような並外れた急発進ぶりで、多くのファンを魅了しました。
 その後の片輪走行などの見事な操縦ぶりをみれば、ミッコが劇場版における戦車操縦手のMVPであることは間違いないでしょう。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「倉野川」の倉吉をゆく シ... | トップ | 「倉野川」の倉吉をゆく シ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2016-08-23 00:02:18
確かにミッコの操縦スキルは眼を見張るものがありましたが、劇場版のMVPはドリフト戦車を超越しジャイロ戦車という新たな境地を切り開いた、名も無きセンチュリオンの操縦手でしょう。
返信する
Unknown (Unknown)
2016-08-24 21:14:14
そういう見方もありますねー。
返信する
もっと脚光を… (トオル)
2016-09-16 11:27:30
ホシノ様が御指摘された様に操縦手のシーンやカットは余り多くはありませんが指示を出す戦車長のシーンが割とあり、操縦手の登場も少ないながらも会話はしっかりとあるので、意外にも印象が残るシーンはある様に思います。

むしろ操縦手よりも装填手や通信手の登場回数の方が特に少ない様に思います。
ガルパンでは戦闘シーンが多く、指揮官としての見せ場の多い戦車長や戦車操縦の技量を要求される操縦手、戦闘の行方を左右する砲手などは物語の緊迫感を演出する立場のキャラクターだからでしょうか、人気の高いキャラクターであったりする場合が多い様です。
これに対し装填手や通信手のシーンは戦闘時の見せ場が無いせいか又作品の尺の長さの都合からか判りませんがTV版、OVA、劇場版を通じても大洗、他校全てを含めて少ない様に見えます。

ガルパン関係の某ブログではチーム別キャラクター人気度の順位も公表されていましたが、不思議にも装填手や通信手の順位はあまり高くなかった様です。
只例外もあって優花里や沙織、ペコ等は別格の様です。
操縦手、通信手、装填手の女の子達は日常パートのシーンで多少のカットが有るものの全体的にあまり多く無いので、特に戦闘シーンでのカッコいい活躍を是非見てみたいし、陽の目が当たらない可哀想な女の子達の今後活躍を注目したいものですね。
返信する
Re. もっと脚光を… (ホシノ)
2016-09-16 12:04:33
トオル様の仰る通りですね。装填手はまだしも、通信手のシーンが武部沙織と近藤妙子ぐらいしか出てきませんから、戦車内での各メンバーの描写には相当の格差があると思います。

個人的には、黒森峰の西住まほの搭乗車の装填手、砲手、操縦手の活躍シーンを見たいですね。高校生では間違いなく国内トップクラスの活躍をみせる西住まほの手足同然に動いていますから、みんなトップクラスなのでしょう。

こういうポジションのキャラの描写は、アニメ本編よりもコミック版の方が多くて見どころがあるように思います。その意味でも、コミック版の充実化をもっとお願いしたいところです。
返信する

ガールズ&パンツァー」カテゴリの最新記事