翌朝は6時過ぎに起きました。天気予報では冷え込むと述べていましたが、奈良の底冷えの厳しさに比べたらまだマシなほうでした。朝食は7時30分からだったので、それまで付近の散歩を楽しむことにしました。
朝から頑張っている澤梓です。赤いサンタコスが暖かそうな感じです。
鹿島灘の日の出から少し経過していました。海面上に雲が靡いていて、日の出そのものを拝めなかったのは残念でした。岩場には早くから撮影にいそしんでいる人の姿も見られました。
今日も静かに朝を迎えた鹿島灘です。打ち寄せるさざ波の音もやわらかく、砂浜に吸い込まれていました。
朝日が次第に登ってきましたが、まだ雲が多くて輝きも淡いままでした。
神磯の鳥居まで歩きました。
鳥居の横を通り過ぎて、振り返りました。
鳥居を、望遠モードで撮影しました。
この日も快晴の予報でした。五十鈴華誕生日イベントもありますが、それ以上に回ってみたい所、見てみたい所がいっぱいありましたので、快晴で寒さもやわらぐという予想には元気づけられました。
海岸から上がって、大洗磯前神社への路地道を進みました。
大洗磯前神社の二ノ鳥居です。立派なものですね。
鳥居の額は、有栖川宮熾仁親王の書です。
鳥居前付近の景色です。早朝なのでまだ町も静まりかえっていました。
大洗磯前神社本社へ参拝しようかと考えましたが、時計がもう7時を回っていたので、摂社清良神社への参拝だけにとどめておきました。「いそや」のすぐ裏手に鎮座していて、私の泊まった部屋からも見えるのでした。
朝食をいただきました。さすがは「いそや」、朝食もボリュームがありますね・・・。普段が小食かつ粗食の私には、贅沢に感じられる質と量でした。たまにはこういう朝食を楽しむのもいいですし、それも大洗行きの魅力の一つだと思います。
食堂には大洗の各種の酒の瓶も並べて飾ってあります。ガルパン系のもありますが、酒が飲めない私はなかなか買えません。私の知人友人にも酒飲みが少ないので、土産に買ってゆくのも難しいです。
8時頃に出発し、自転車に乗って走り出しました。大洗磯前神社本社への参拝は、スケジュールの関係でとりあえず見送りました。また来る機会もあるでしょう。
参道石段が陽光に照らされて明るく浮かびあがっていたので、一枚撮りました。
劇中ではお馴染みの、あの坂道です。快晴日の朝に見ると、こんな感じなんですね。
一ノ鳥居の信号交差点です。この時間帯になると交通量も増えていて、行き交う車の大部分が県道2号線へ左折していました。県道2号線が町内のバイパスとして機能していることがよく分かりました。
私の方は交差点を直進して、商店街への旧街道筋を走りました。まだ静まりかえっていましたが、時折歩いている人影を見かけました。全てがガルパンファンと分かる服装または缶バッジなどの表示をしていました。みんな五十鈴華誕生日イベントに参加するのでしょう。
私は、この日は五十鈴華誕生日イベントにも参加する積りでしたが、メインの目的は戦車パネル巡りと買い物のほうでした。それで最初に大洗町の役場を訪れました。駐輪場がどこにあるか分からなかったので、そのまま隣へと回りました。
役場の隣の商工会館です。この日の最初の訪問予定地でした。上画面に写っている自転車が、今回の旅で利用したエノキザワのレンタサイクルです。
商工会館の入口前の左側の壁には、例の震災時の津波の到達水位が示されていました。会館の一階の床面は割合に高い位置にあるのですが、これも床上浸水となった状況がうかがえます。
ここを最初に訪れた理由は、この「がんばっぺ大洗 プレミアム付商品券」を購入するためでした。以前の記事で紹介したように、去る12月7日の永町商店街での即売会で売れ残った場合は、ここ大洗町商工会で販売するということでした。在庫がまだあるかは確認していなかったのですが、コースの途中にあるので、とりあえず立ち寄ってみたわけです。
案内ポスターの下には、これまで商工会が作成した缶バッジが並べて展示してありました。ここまでアニメ関連のバッジを作ってる商工会は、おそらく大洗町だけでしょうね。
玄関を入ると、あんこうチームの五人のパネルが迎えてくれました。商工会館にキャラパネルが設置されているとは聞いたことが無かったので、本当にびっくりしました。よく見ると、これらのパネルは真新しい感じがしたので、どこかにあるパネルを持ってきた、というのではなさそうです。
出勤で通りかかった職員の方に挨拶して尋ねると、マリンタワーや街なかに設置されているパネルとは別のもので、今日の五十鈴華誕生日イベントに使用するために準備したものだ、という返事でした。
普段は仕舞われているそうなので、これらが商工会館の玄関口にあるという事自体が、稀なシーンでした。朝からこのシーンに出会っているガルパンファンの人は、そんなに居ないのではないでしょうか・・・。
会館内に進むと、私を認めて奥の席から立ち上がりカウンターまでやってきた方がいました。その方が、商工会事務局長の坂本博さんであられました。坂本文具店の店主で、大洗の内外では知られた有名人です。挨拶して来意を告げると、笑顔になって「まだまだ在庫がありますよ」と商品券を出して下さいました。私もホッとしました。
かくして12000円分の商品券を10000円で購入することが叶いました。
続いて、今回の大洗行きのもう一つの目的を話しました。すると「そしたら、午後ぐらいに教育委員会の方に行かれるといいでしょうな、ホラ、向こうに見える建物があるでしょう、あれ文化センターなんですが、その二階の図書室の事務所に担当の人が居りますからね、声をかけてみて下さい」と教えて頂きました。続いて、五十鈴華誕生日イベントには行かれるのですか、と聞かれましたので、それにも参加します、と答えましたら、どうぞ楽しんでいって下さい、と言われました。
この気さくで親切な方が、たくさんの缶バッジを作り続けておられるわけです。敬意を表して「缶バッジがとてもよい思い出の品になっています」と申し上げましたら、「それは何よりです」とニコニコしておられました。御礼の意味も込めて、カウンターで販売していた缶バッジを、二種類買いました。 (続く)