昭和30年代の終わり頃まで、東京の下町に「千住のお化け煙突」と言われる煙突があった。東京電力千住火力発電所の4本の煙突が菱形に配置されていたので、ある場所から見ると4本の煙突が全部重なって、太い1本の煙突に見えた。また、見る場所によっては2本にも3本にも化けたからである。湘南にも「藤沢のお化け煙突」というのがある。もっとも、これは今回私が勝手に付けた呼び名なので、一般に通用するものではない。この煙突は2本だけなので、1本か2本かの2種類の見え方だけだが、2本の煙突が2-3メートル位しか離れていない。なぜ1本にしなかったか、そのほうが不思議だ。
千住のお化け煙突の写真→おばけ煙突
千住のお化け煙突の写真→おばけ煙突