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原武史のノンフィクション100選:和書その3
※コメントは選者ご本人によるものです

■『佐藤榮作日記』(全6巻)
佐藤榮作
朝日新聞社/1997年
佐藤栄作という人は、本当に昭和天皇のことが好きだったことがわかる

自壊する帝国 (新潮文庫)
佐藤優
新潮文庫/2008年
『国家の罠』同様、深く溜め込んだ記憶を一気に吐き出す佐藤優の圧倒的な力にただただ恐れ入る

阿片王―満州の夜と霧 (新潮文庫)
佐野眞一
新潮文庫/2008年
「満州国」の闇の部分を鮮やかに浮かび上がらせる気迫と執念に脱帽

旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三 (文春文庫)
佐野眞一
文春文庫/2009年
柳田國男や折口信夫に比べて評価が低かった民俗学者、宮本常一に対する著者の熱い思いが胸を打つ

安田講堂 1968‐1969 (中公新書)
島泰三
中公新書/2005年
あの「紛争」をいまだになかったことにしている当事者が多いなか、沈黙を破った勇気に何はともあれ敬意を表する

メディアの興亡〈上〉 (文春文庫)
メディアの興亡〈下〉 (文春文庫)
杉山隆男
文春文庫/1998年
私が一時、日本経済新聞社の記者だったのは、この本からの影響が大きい

高松宮日記〈第1巻〉
高松宮日記〈第2巻〉
高松宮日記 (第3巻)
高松宮日記〈第4巻〉
高松宮日記〈第5巻〉
高松宮日記〈第6巻〉
高松宮日記 (第7巻)
高松宮日記〈第8巻〉
高松宮宣仁
中央公論新社/1996年
靖国神社の宮司の「忠告」を無視して、よくぞ出してくれた。戦後篇ももっと出してほしい

敗戦日記 (文春文庫)
高見順
文春文庫/1991年
占領期の横須賀線車内で見られる米国人、日本人女性、日本人男性の人間模様に対する観察が秀逸

宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして
高谷朝子
ビジネス社/2006年
宮中祭祀に奉仕する巫女、内掌典の世界を初めて赤裸々に語った衝撃は大きい
団地ママ奮戦記 (1976年) (新日本新書)
滝いく子
新日本新書/1976年
1960年代の東京郊外の団地の実態を、一主婦の視点から描く

転形期―戦後日記抄 (1974年)
竹内好
創樹社/1974年
都立大を辞めた後の60年代前半の日記が面白い。安保闘争には負けたのに、在野になってかえってさっぱりした気分が、文章に漂っている

日本共産党の研究 (1) (講談社文庫)
日本共産党の研究 (2) (講談社文庫)
日本共産党の研究 (3) (講談社文庫)
立花隆
講談社文庫/1983年
「文藝春秋」に連載され、単行本化されなかった「不破・上田兄弟論」の原点として読んだ

東北日記 (1の巻)
東北日記 (2の巻)


■『東北日記』(全8巻)
月の家
あいぜん出版/1999年
昭和天皇の即位にぶつける形で、植民地を含む全国を回った鬼才の歌日記

命あまさず―小説 石田波郷 (ハルキ文庫)
辻井喬
ハルキ文庫/2005年
詩人にして西武の一時代をつくった辻井喬が、俳人にして西武沿線の結核療養所に長く住んだ石田波郷の生涯を描いた傑作

父の肖像〈上〉 (新潮文庫)
父の肖像〈下〉 (新潮文庫)
辻井喬
新潮文庫/2007年
小説ではある。しかし西武の社史すらもない現在、堤康次郎と堤清二の複雑な親子関係をこれほど深く描いた文章はほかにない

苦闘三十年 (1962年)
堤康次郎
三康文化研究所/1962年
どんな美人でも臭い糞はすると言い放ち、「黄金電車」を走らせたことを得々と語るこの経営者の「哲学」はどこにあるのか

日米交換船
鶴見俊輔、加藤典洋、黒川創
新潮社/2006年
第二次大戦中に稀有な体験をした一日本人のオーラルヒストリー

昭和天皇独白録 (文春文庫)
寺崎英成、マリコ・テラサキ・ミラー
文春文庫/1995年
昭和天皇の貴重な肉声を活字にしたものだが、この独白録をどこまで信じたらいいのか、正直言ってためらわれるところがある

遠山啓著作集〈別巻 1〉日記抄+総索引 (1983年)
遠山啓
太郎次郎社/1983年
1970年代、「ひと」を発刊し、水道方式を普及させるために各地を歩いた数学者の足跡が興味深い

徳富蘇峰 終戦後日記ーー『頑蘇夢物語』
徳富蘇峰 終戦後日記IIーー『頑蘇夢物語』続篇
徳富蘇峰 終戦後日記 (3) 『頑蘇夢物語』歴史篇
徳富蘇峰 終戦後日記 (4) 『頑蘇夢物語』完結篇
徳富蘇峰
講談社/2006年
あれだけ自分が煽った戦争に負け、80代になってなお意気盛んな精力は不気味なほどである

昭和二十年 第一部 (1) 重臣たちの動き 【1月1日~2月10日】
鳥居民
草思社/1985年
私と見方は違うが、この時期の皇太后(貞明皇后)の動きに注目しているのは鋭い


「和書その4」に続く


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