月刊パントマイムファン編集部電子支局

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アーティストリレー日記(92)よっぴぃすさん

2018-09-21 12:56:43 | アーティストリレー日記
今月は、舞台や大道芸で活動する長身のパントマイミスト、よっぴぃすさんの日記をお届けします。パントマイミスト1人ひとりにドラマがありますよね。

皆さんこんにちは。
よっぴぃすでございます。

TMCの方々は、ご存知かもしれませんが、私自身のことはあまり語ってこなかったので、改めて述べさせていただきます。
パントマイムそのものと出会ったのは、ちょっとテレビでチャップリンとか中村ゆうじだったり、姉が観に行ったマルソーだったり。パントマイムの一部分しか知らない感じでした。私の大学には、パントマイムの劇団がありました。1年生の年明けに入部しました。ひと月に1回、ライブをやってました。先輩たちと学内を飛び出して、ユニットを結成しました。2~3年ライブをやりましたが、互いの考え方の違いが生じ、あっさり解散しました。その後、私は都内の公園で大道芸を続けておりました。井の頭公園や、代々木公園で、20代や30代は土日連続でやってました。大学の先輩の心ない一言で、気付かぬうちに心が傷ついていたのか、30代はうつ病で苦しみました。その中でも、大道芸はずっと続けていこうと決めていました。とはいえライセンスは持っていないので、公園の警備員といたちごっこの中やり続けました。他の方々と違いソロでカッコよく公演を打っているわけでもないですし、海外のフェスに参加して輝いているわけでもないので、なんとも地味なプロフィールをお許しください。

地域の商店街のイベントでTMCの方と出会い、そこから舞台の活動も参加できるようになりました。一昨年にとあるワークショップに参加した際、突然足の筋をケガしてしまいました。アキレス腱を切ってしまったわけではなかったのが、不幸中の幸いでした。パフォーマンス中のケガだったので、無意識のうちに怖がっていました。昨年はほとんどパントマイム活動は、うつも少しぶり返したのもあり、休業中になりました。そういうときは、舞台も大道芸も観る側に立つというのが私のセオリーです。ダンスを根幹にしつつパントマイムを表現する劇団の公演を観に行ったりしました。
特に良かったのは、TMC主宰シスターひろみこと細川紘未さんのソロを観に行ったときでした。まさに、強く光を放っていました。私にとっては、とても、心を揺さぶられました。
パントマイムを心から愛する自分にとっての原点を見つめなおす良い機会になりました。

今年に入って2回下町を拠点にしているダンスを根幹にしたライブに参加させていただきました。自分の鉄板ネタをいくつかやりました。
パントマイム愛が湧き上がってくるのを感じました。今は、パントマイムを紙で作った動物立ちと動いたり、活弁を入れたり、いろんな可能性を追求しています。
パントマイムの奥深いところを探っています。それが楽しくワクワクです。
パントマイムに関わる全ての人々の努力 、夢、愛これらが叶うその日まで。
一生懸命生きてる人々の中で永遠に生き続けることができるように。
多くのパントマイミストの笑顔が人々を幸せに導けるように。
終わることのない、道筋を歩み続けます。

長々と読んでいただきありがとうございました。
ささき様、シスターに感謝の思いを込めて

よっぴぃす
コメント
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