MANIMANIAのレトロエロゲーカウントダウン

人生の残り時間が半分を切ったというのに若き日に目にしたエロゲーに魂を引かれ続けるイタいおっさんがこなしたゲームを紹介。

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編

2016-05-08 03:13:54 | 使ってみようエミュレータ
1 エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)を改稿した
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版rev2.0)に,早速にコメントを頂戴しましたので,教えていただいた最新のfreeDOS(98)を確認するとともに,導入作業マニュアルを改訂しました。

2 名無しさんからいただいたコメントはこちら。
> 2016-05-02 13:46:43
> こんにちは。
> 最近のfreedosはドライバ無しでもフロッピー読めるみたいですよ。
> http://nyantagame.com/blog-entry-290.html

リンク先を拝読すると,最近のfreeDOSを開発されたのは,lukewarmのハンドル名ではてなブログを開設されている方のようで,ドライバ無しでのフロッピー読みやフロッピーからのハードディスク初期化ツールについては,寒いッシュ(素描) - DOS | OS/2 memoで言及されています。
また,DOS | OS/2 memoの2015年4月から2016年3月に記された開発状況にも,同様に書かれています。

今回は,このlukewarmさんの開発されたツールの置かれたGarbage for FreeDOSからダウンロードして利用させていただきます。

3 必要なアイテムは4つ。
a Neko Project IIのお察しください np21_win32_086.zip
b DiskExplorer editd169.lzh
c 起動フロッピーディスクイメージ(2HD) fd98_2hd_20160330.zip
d 闘神都市2のフロッピーイメージファイル TT2_98.ZIP (アリスソフト アーカイブズからダウンロードしてください。)

4 起動フロッピーディスクイメージによってフォーマットすべきハードディスクイメージを作成します。
まずは,ハードディスク,フロッピーディスクのいずれも入れない状態で,Neko Project 21を立ち上げます。
そして,新規にイメージディスクを作るので,Emulate---New diskをクリック。



作成するのはハードディスクイメージなのと,使い慣れているのがHDIなので,ファイルの種類としてHDIを選択。



名前はnewdisk.hdiのままでもいいですが,今回はfreeDOS(98)のテスト用なのでfreedos98test.hdiという味気ない名前をつけることにします。



「保存」をクリックすると,ハードディスクイメージのサイズ指定を求められますので,最大サイズの40MBを選択します。



特に反応はありませんが,Neko Project 21にとっては,ハードディスク,フロッピーディスクのいずれも入っていない状態で,変わりありません。

5 そこで次に,新たに作成したハードディスクイメージをNeko Project 21にマウントします。



先ほど作成したfreedos98test.hdiを指定して



Emulate---Reset で,ハードディスクイメージがマウントされているかを確認します。



エラーメッセージが変わりました。
ハードディスクイメージのマウントには成功しています。

6 最初にダウンロードしたfd98_2hd_20160330.zipを解凍して得られたfd98_2hd.imgをフロッピーディスクイメージとして指定して下さい。



解凍先にfd98_2hd.imgが見付からない場合,ファイル名の右側のファイルの種類のドロップダウンメニューをクリックして,All Files(*.*)を選択して,fd98_2hd.imgをフロッピーディスクイメージとして指定して下さい。





fd98_2hd.imgのマウントに成功すると,Neko Project 21のタイトルバー上に,FDD1:fd98_2hd.imgが表示されます。



Emulate---Reset で,起動フロッピーディスクイメージ(2HD)から,システムを起動させます。



config.sysとautoexec.batの処理に関する表示が一瞬出て,



freeCOMは,freeDOS/Vに置かれていた0.83PL3J R2よりバージョンの新しい0.84pre2となっています。



起動フロッピーディスクの中身をみるために,DIRコマンドを打ち込みます。





起動フロッピーディスク内に,ハードディスク簡易初期化ツール(btnpart)があることが確認できましたので,
btnpart.exe /?
を実行して,ツールの使い方を確認してみます。



おやまあ,btnpart.exeコマンドのヘルプを見るつもりが,btnpart.exeが実行されてしまったようです。
引き返せないので,このまま進みます。
サイズが39Mとして表示されているので,freedos98test.hdiのDA/UAは,80ということになりそうです。
なので,初期化するディスクの DA/UA として,80を入力します。



80(enter)と入力すると,次の画面が出ました。



DOS領域の作成は望むところですし,何のデータも入っていませんから,y(enter)です。



領域名を設定するよう言われますが,いい名前も思いつかないので,単にenterキーを押します。



名前が勝手に付いて,いろいろ準備が整ったようです。
再起動するよう求められましたので,再起動します。
Emulate---Resetです。



7 再起動すると,これまで,A:,B:しか表示されていなかったのに,
C: SASI1:256 [FreeDOS (98) boot]...という,新たなCドライブが出現しました。



freeDOS の SYS コマンドでシステムを転送してください

ということでしたので,SYS コマンドを使いましょう。
使い方が分からないので,とりあえず,
SYS /?
を実行します。



いろいろ書かれていますが,一般的には,[ ]内は特に指定しなくても,コマンドは実行されます。
となると,このコマンドの実行に最低限必要な内容は,
SYS drive:
だけです。

SYS [source] drive: [...
と書かれていましたから,drive:に記すべきは,source drive(転送元ドライブ)ではなく,target drive(転送先ドライブ)と読めます。

つまり,ここで実行すべきコマンドは,
SYS c:
となるわけです。
実行します。



なにやら始まって,



終わりました。



システムの転送が終わったとのことですので,ハードディスクイメージ内のファイル構成を確認しておきましょう。
c:(enter)
dir(enter)



KERNEL.SYSとCOMMAND.COMしかありません。
ここまで潔いディスク構成は見たことがありません。
せめてconfig.sysやautoexec.batくらい設けないと,files=やbuffer=も書けません。

8 とりあえず起動フロッピーディスクイメージ内のconfig.sysを参照してみます。
fdconfig.sysという名前でしたので,この中身を確認します。
type a:\fdconfig.sys(enter)





ふむ。
fdconfig.sysに記述されているうち,コメント部分を除くと,
DOS=High,UMB
FILES=20
LASTDRIVE=Z
BUFFERS=4
となります。
とりあえず,このfdconfig.sysを,config.sysの名前でハードディスクイメージにもコピーしましょう。
copy a:\fdconfig.sys c:\config.sys(enter)



コメントでロードするドライバの内容から外されているFDXMS.SYSも,起動フロッピーディスクイメージ内にありましたので,こちらもハードディスクイメージにコピーしておきます。
copy a:\fdxms.sys c:



2つのファイルをハードディスクイメージにコピーできたかどうか,DIRコマンドで確認します。



無事に,4つのファイルをハードディスクイメージ上に確認できましたので,起動フロッピーディスクイメージを外して,ハードディスクイメージから起動させてみます。





9 Enterキーを2回押して,ハードディスクをAドライブとするfreeDOS(98)の起動に成功しました。
このシステムのFDを用いて,闘神都市2のハードディスクインストーラを利用できれば問題ないわけです。
やってみましょう。

NP21のメニューのFDD1---Openで,DISK01.HDMを指定します。



1台目のFDDであるFD0はB:と示されていますから,カレントドライブをB:に移します。
b:(enter)
さらに,Bドライブ内のデータをすべて表示させるためにDIRコマンドを入力します。
dir(enter)



ずらずらっとBドライブ内のファイルが表示されました。



闘神都市2のハードディスクインストーラは,alsmenu.comですが,一応使い方を確認する意味で,
alsmenu /?
と打ち込みます。





alsmenu [転送元ドライブ]: [転送先ドライブ]:
という使い方なので,
転送元ドライブ=1台目FDD=B:
転送先ドライブ=HDD=A:
となりますから,
alsmenu b: a:
と入力すべきことになります。



インストールが始まりました。



なぜかDisk8でストップするトラブルに何度か見舞われましたが,3回目か4回目に何とかインストールを完了しました。



a:(enter)
と入力して,カレントドライブをA:にすると,



すでにカレントディレクトリはA:\ALICE_T2になっています。

10 あとは,
t2(enter)
でゲーム開始です。



と思ったら,アリスがアリスソフトのロゴを描き終わるなり,あれあれ,ゲームが開始されないままに終了してしまいました。



なぜでしょう。
一瞬で消えてしまったので読めませんでしたが,この少し前の画面に答がありました。

memory (use mem/free mem) [23538/23538]
Out of memory
というエラーメッセージが出ています。

要するに,メモリ不足です。


FDCONFIG.SYSにrem付きで記述のあった
DEVICE=FDXMS.SYS
をハードディスクイメージ内のconfig.sysにも導入した方がよさそうです。

残念ながら,freeDOSには,SEDITもEDLINもEDITも内蔵されていませんので,CONFIG.SYSの編集にはエディタをハードディスクイメージ内に取り込むか,外部で編集してからハードディスクイメージ内に取り込むしかありません。
エミュレータ上での操作はここまでですので,Neko Project 21を終了します。

11 ディスクイメージの編集作業を行うわけですから,DiskExplorerを使います。
editdisk.exeを起動して,freedos98test.hdiを開きます。



表示された中身の中から,config.sysを外部に取り出します。
ドラッグアンドドロップでお好きなフォルダに抽出することもできますし,
ファイルメニューから「取り出して保存 Ctrl+E」でお好きなフォルダに保存することもできます。



別のフォルダにconfig.sysとして保存することにしました。



フォルダに保存したconfig.sysを右クリックして編集します。



rem付きで記述され,コメント扱いとなっていた
FDXMS.SYS
が起動時に自動的にロードされるように,

DEVICE=FDXMS.SYS

の記述に改めました。



同じくコメント扱いになっていた EMM386.EXE は,ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改(追記あり)において,Neko Project 2が異常終了した経験があるので,使用しません。
EMM386.EXEがロードされるc000:0000のアドレスは,Neko Project 21がC000-CFFF: (i286 EMS emulation)を使用しているため,使用できないようです。
参照記述Neko Project II

ファイルメニューから上書き保存します。



上書き保存した config.sys をDiskExplorerのハードディスクイメージ内にドラッグアンドドロップします。



上書きの確認メッセージが出ますが,かまわず上書きします。



ハードディスクイメージ内のconfig.sysの更新日時が変更されていることを確認します。



12 この作業はゲームプレイには必要ありませんが,管理人はついでに空きメモリの状況確認もしたいので,メモリマップ分析に便利なVMAPもハードディスクイメージ内に入れておきます。



ようやくゲームの起動に必要と思われるハードディスクイメージの加工が完了しました。
Disk Explorerを閉じます。

13 Neko Project 21から新config.sysを導入したハードディスクイメージから再起動してみましょう。
ハードディスクをAドライブとするfreeDOS(98)の起動に成功しました。
日付と時刻の入力を求めるプロンプトが出るので,Enterキーを2回押します。
早速,VMAPで空きメモリを確認します。
CD vmap201(enter)
vmap n(enter)



618464byteの空きメモリが確認できました。
このまま闘神都市2を起動させてみます。
cd a:\alice_t2(enter)
t2(enter)



今度は無事に闘神都市2が起動しました。
作業に成功したみなさんはお疲れ様でした。
みなさんのシード・カシマに栄光あれ。アリスソフト様,フリー配付宣言ありがとうございます。

ちなみに,FDXMS.SYSをロードしなかったときの空きメモリは,490592byteでした。



14 ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改(追記あり)において確認したメモリ設定ツールごとの空きメモリの状況は,

NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYS等を使用しない場合 476768 Byte(約466KB)
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSを使用した場合   544320 Byte(約532KB)
FDXMS.SYSとEMM386.EXEを使用した場合   610832 Byte(約597KB)

というものでした。
今回の作業結果では,

NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYS等を使用しない場合 490592 Byte

と,多少数値に差のある結果となっていますが,元のハードディスクイメージが違いますからまあ当然でしょう。

そんなわけで,これら数値を参考にすると,

NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYS等を使用しない場合(ツァイ メタ女イメージベース) 476768 Byte
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYS等を使用しない場合                 490592 Byte
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSを使用した場合(ツァイ メタ女イメージベース)    544320 Byte
FDXMS.SYSとEMM386.EXEを使用した場合(ツァイ メタ女イメージベース)    610832 Byte
FDXMS.SYSのみを使用した場合                       618464 Byte

と,FDXMS.SYSのみ使用した場合が1番空きメモリが多い結果となりました。

何も使用しない場合の空きメモリ量はツァイ メタ女ベースのハードディスクイメージよりも好成績ですから,今回のハードディスクイメージにEMM386.EXEを併用するとさらに空きメモリが確保できそうですが,闘神都市2の起動とプレイには支障なさそうですので,これ以上の検証は今後の課題としてここまでの作業にとどめます。
(この項2016/05/09追記)

15 エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)より再掲

ちなみに,マニュアル見ろよって話ですが,このゲームのセーブ,ロード,ゲーム終了は,ゲーム内で宿屋に移動してから出るメニューによって行いますので,ある程度プレイしたら宿屋に戻ることをお勧めします。念のため。
あとこれもマニュアル見ろよですけど,レベルアップは自動でなく,キャンプ画面の「召還」コマンドで,自分で必要に応じてできるようになってます。



レベルアップをすると,HPが完全回復しますので,回復薬代わりに使えますが,シードのレベルが上がるほど,ダンジョンでの獲得経験値が減ることから,あえてレベルアップをしないプレイ方法も行われています。

ついでですが,NekoProject21のEmulate---Configureメニューから,Resume機能が選択できますので,これを使えば,ゲーム内でいちいちセーブしなくても,安心してゲームを中断できますよ。


参考記事
freeDOS(98)研究

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その1・エミュレータ導入編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その2・MS-DOS導入準備編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その3・MS-DOSインストール編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その4・最終回)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版rev2.0)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編
ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改

闘神都市2のマニュアルはこちら

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作権取扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、コメント欄にてその旨お知らせください。

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版rev2.0)

2016-05-02 06:28:39 | 使ってみようエミュレータ
まいど,管理人です。久しぶりの更新です。
出張中に98ゲームをプレイしたり,レビューを書いていたのですが,最近は出張するほどの仕事がないので,結果的にプレイもレビューも増えてません。すみません。
おさぼりしてるうちに3DS版闘神都市を作ったメーカーが倒産してたりしてびっくりですよ。

1 本稿は,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)の改訂稿です。

2016/05/09追記 freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前後編の改訂稿その2として,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編を作成しました。freeDOSを利用したエミュレータの設定方法として,これ以上はお手軽にならないところまで絞り込めたと思います。ご活用ください。
2016/05/09追記終了


HDリマスター版前後編(以下,両者併せてrev1.0と呼称。)においては,freeDOS(98)上でのフロッピーディスク(イメージ)操作ができないことを前提に作業を進めていましたが,ぷあーこあの熱暴走ブログ内の,freedos(98)にフロッピーディスクを認識させるにおいて,freeDOS(98)でもフロッピーイメージの使用が可能となることを教えていただきましたので,このノウハウを導入したのがこの記事となります。
rev1.0と同様に,'.exe','.bat','.lzh','.zip'といった,ピリオドに続く3文字の「拡張子」が表示されない場合がありますが,'congig.sys'が表示されないとか実害があれば,そのときは,ネットで検索して,拡張子を表示する設定にしてください。

2 では,本題に入ります。
今回も2段階の作業を行います。
第1段階は,闘神都市2のインストールが可能なHDイメージの確保。
第2段階は,HDイメージへの闘神都市2のゲームデータの導入。

3 まず,第1段階として,7つのアイテムを用意します。
a Neko Project IIのお察しください np21_win32_086.zip
b DiskExplorer editd169.lzh
c 「ツァイ メタ女」のハードディスクイメージ zai_hdi.zip(天文部南西支部からダウンロード)
d FreeCOM 0.83PL3J R2 com83pl3r2.lzh(FreeDOS/Vページからダウンロード)
2016/05/08追記 FreeCOMのバージョンが古いため,以下の記述においても0.84pre2へのバージョンアップを前提として作業されることが望ましいです。 2016/05/08追記終了
freecom_dbcswip-20160328-japanese.zip FreeCOM 0.84pre2 for PC-98 & DOS/V(Garbage for FreeDOSからダウンロード)
e FD144 fd144v01.lzh
f EXTDISK exdsk311.lzh
g 闘神都市2のフロッピーイメージファイル TT2_98.ZIP (アリスソフト アーカイブズからダウンロードしてください。)

ダウンロードしたこれら7つのファイルを,1つのフォルダに集めたうえで,どれも右クリックして,「すべて展開」を選んで,7つとも解凍してください。各ソフトの利用条件は各自でご確認ください。







EXTDISKについては,解凍後のフォルダ内の2つのlzhファイルも同様に右クリックで「すべて展開」しておいて下さい。



4 7つのファイルの解凍が終わったら,editd169フォルダ内にある,editdisk.exeをクリックします。
すると,「開く」というウインドウが出てきますので,zai_hdiフォルダ内に解凍されたzai.hdiを指定してください。



小さなウインドウが出てきますが,そのままOKしてください。



zai.hdiの中身が表示されます。



5 下の「Option Explicit ~ Set objFS = Nothing」までの71行に及ぶ文章をコピーして,Windows標準アクセサリのメモ帳等のエディタに貼り付けてください。

(START;This line is not included "freeDOS98 adjust2.vbs"'s source. Please do not copy this line. この行はコピーしないこと)
Option Explicit

Dim objFS
Dim objText01
Dim objText02
Dim objText03

Set objFS = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

objFS.CreateFolder(".\hdi adjuster")

Set objText01 = objFS.CreateTextFile(".\hdi adjuster\config.sys")

objText01.WriteLine "files=20"
objText01.WriteLine "buffers=10"
objText01.WriteLine "device=np2hma.sys"
objText01.WriteLine "device=np2ems.sys"
objText01.WriteLine "device=fd144.exe /gioctl"
objText01.WriteLine "devicehigh=extdisk.sys"
objText01.WriteLine "dos=high"

objText01.Close

Set objText02 = objFS.CreateTextFile(".\hdi adjuster\gomenasi.bat")

objText02.WriteLine "echo off"
objText02.WriteLine "ren fd144.exe fd144.com"
objText02.WriteLine "del disk1"
objText02.WriteLine "del fdxms.sys"
objText02.WriteLine "del install.bat"
objText02.WriteLine "del macache.com"
objText02.WriteLine "del pcml.com"
objText02.WriteLine "del pcp.com"
objText02.WriteLine "del rfmouse.com"
objText02.WriteLine "del zai.*"
objText02.WriteLine "del *.exe"
objText02.WriteLine "echo on"
objText02.WriteLine "del battle"
objText02.WriteLine "rd battle"
objText02.WriteLine "del data"
objText02.WriteLine "rd data"
objText02.WriteLine "del graphic"
objText02.WriteLine "rd graphic"
objText02.WriteLine "del opening"
objText02.WriteLine "rd opening"
objText02.WriteLine "del save"
objText02.WriteLine "rd save"
objText02.WriteLine "del sound"
objText02.WriteLine "rd sound"
objText02.WriteLine "ren fd144.com fd144.exe"
objText02.WriteLine "del gomenasi.bat"

objText02.Close

Set objText03 = objFS.CreateTextFile(".\copyfiles.bat")

objText03.WriteLine "copy .\com83pl3r2\98\command.com "".\hdi adjuster"""
objText03.WriteLine "copy .\fd144v01\fd144.exe "".\hdi adjuster"""
objText03.WriteLine "copy .\exdsk311\standset\extdisk.sys "".\hdi adjuster"""
objText03.WriteLine "copy .\exdsk311\extset\extdiskl.bpb "".\hdi adjuster\extdisk.bpb"""
objText03.WriteLine "del copyfiles.bat"

objText03.Close

WScript.Echo "新フォルダhdi adjuster内にconfig.sysとgomenasi.batを作成しました。"
WScript.Echo "このフォルダ内にcopyfiles.batを作成しました。"

Set objText03 = Nothing
Set objText02 = Nothing
Set objText01 = Nothing
Set objFS = Nothing
(END;This line is not included "freeDOS98 adjust2.vbs"'s source. Please do not copy this line. この行はコピーしないこと)

貼り付けたファイルを,先の6つのファイルを集めたフォルダ内に'freeDOS98 adjust2.vbs'の名前で保存してください。



6 無事に保存ができれば,freeDOS98 adjust2.vbsファイルをダブルクリックしてください。







7 freeDOS98 adjust2.vbsファイルと同じフォルダ内に作成されたcopyfiles.batというファイルをダブルクリックして下さい。



一瞬コマンドプロンプト画面が出ますが,画面が消えるとともにcopyfiles.batは消失し,「 hdi adjuster 」フォルダ内に,freeDOS98 adjust2.vbsの作成したCONFIG.SYSとgomenasi.batに加えて,COMMAND.COM,extdisk.bpb,EXTDISK.SYS,FD144.EXEが追加され,合計6ファイルが揃っているはずです。



8 これら6つのファイルをまとめて,zai.hdiの中身を表示しているDiskExplorerにドラッグアンドドロップしてください。



上書きするか確認されますが,かまわず上書きしてください。



作業に成功すると,zai.hdiの中身に,新しい日付のconfig.sysと,5つのファイルが加わっていることを確認できるはずです。



確認できたら,DiskExplorerを終了してください。これを忘れると,NekoProject21からは変更されたhdiファイルが参照できません。

9 第1段階の最終作業として,NekoProject21を用いてHDイメージの空き容量調整を行います。



HardDisk---SASI#1---Openで,先ほどconfig.sysと5つのファイルを追加したzai.hdiを使用するHDイメージとして指定してください。



指定できれば,Emulate---Resetで再起動してください。





この画面が見られれば,第1段階の作業終了は目前です。

10 Enterキーを2回押してください。

C:\>

となっているところに,次のコマンドを打ち込みます。
GOMENASI.BAT(Enter)



すると,全部で6回問い合わせが出ますが,すべてに'Y'キーを押してください。
エミュレータとはいえ,実機同様に作業に時間がかかりますので,気長に対応してください。



この画面が見られれば,第1段階の作業は終了です。
Neko project 2を一旦終了して下さい。

12 zai.hdiの中身からツァイメタ女のデータが消えてしまいましたので,zai.hdi上で右クリックして,ファイル名をfreedos98+.hdiと変更します。
保存場所を変更してしまってもかまいません。
この時点で,hdi adjusterのフォルダは削除していただいて結構です。





13 Neko Project 2を再度立ち上げます。
HardDisk---SASI#1---Openで,freedos98+.hdiを使用するHDイメージとして指定してください。



今度は,freedos98+.hdi 闘神都市2のゲームファイルをfreedos98+.hdiに導入します。
freeDOS98 adjust2.vbsファイルと同じフォルダ内の「 TT2_98 」には,DISK01.HDM~DISK11.HDMというファイルが並んでいるはずです。



12 NP21のメニューのFDD1---Openで,DISK01.HDMを指定します。



指定できれば,NP21のタイトルバーに,FDD1:DISK01.HDMが表示されているはずです。



13 F:(enter)と打ち込んで,カレントドライブをF:(FDD1)に移します。なお,FDD2はG:です。



16 ALSMENU f: c:(enter)と打ち込みます。



17 インストールが始まりますので,画面の指示に従って,FDD1のディスクをDISK02.HDMからDISK11.HDMまで順に入れて下さい。



18 インストールが終了したら,
C:(enter)
と打ち込んで下さい。カレントディレクトリがC:\ALICE_T2になっています。





この状態で,
T2(enter)
と打ち込むと,闘神都市2が開始されます。



19 作成したfreedos98+から闘神都市2を新たに立ち上げるには,enterキーを2回押してから,cd alice_t2(enter),t2(enter)と打ち込みます。



フリー配付宣言を実行してくれたアリスソフトに感謝しつつ,皆様のシード・カシマのご活躍をお祈り申し上げます。

20 エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)より再掲

ちなみに,マニュアル見ろよって話ですが,このゲームのセーブ,ロード,ゲーム終了は,ゲーム内で宿屋に移動してから出るメニューによって行いますので,ある程度プレイしたら宿屋に戻ることをお勧めします。念のため。
あとこれもマニュアル見ろよですけど,レベルアップは自動でなく,キャンプ画面の「召還」コマンドで,自分で必要に応じてできるようになってます。



レベルアップをすると,HPが完全回復しますので,回復薬代わりに使えますが,シードのレベルが上がるほど,ダンジョンでの獲得経験値が減ることから,あえてレベルアップをしないプレイ方法も行われています。

ついでですが,NekoProject21のEmulate---Configureメニューから,Resume機能が選択できますので,これを使えば,ゲーム内でいちいちセーブしなくても,安心してゲームを中断できますよ。


参考記事
freeDOS(98)研究

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その1・エミュレータ導入編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その2・MS-DOS導入準備編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その3・MS-DOSインストール編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その4・最終回)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版rev2.0)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編
ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改

闘神都市2のマニュアルはこちら

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作権取扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、コメント欄にてその旨お知らせください。

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)

2013-10-25 21:38:15 | 使ってみようエミュレータ
文字稿だけで9000字近くあったもんですから,記事が2つに分かれてしまいました。ごめんなさい。

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)からの続きです。

2016/05/09追記 freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前後編の改訂稿その2として,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編を作成しました。freeDOSを利用したエミュレータの設定方法として,これ以上はお手軽にならないところまで絞り込めたと思います。ご活用ください。
2016/05/09追記終了


10 闘神都市2のゲームファイルをfreedos98.hdiに導入します。

まず,闘神都市2のゲームファイルであるTT2_98.ZIP をアリスソフト アーカイブズから
ダウンロードしてください。

11 ダウンロードしたTT2_98.ZIPを右クリックして「すべて展開」で解凍してください。
「 TT2_98 」というフォルダ内に,DISK01.HDM~DISK11.HDMというファイルが並んでいるはずです。



12 「 TT2_98 」内に,新しいフォルダを作成します。フォルダ名を「 TT2_98files 」と変更します。



13 次に,DiskExplorerでこれらのゲームディスクイメージを開きます。
「 TT2_98 」フォルダ内にある,DISK11.HDMを開いてください。



確認メッセージが出ますが,OKしてください。


14 DiskExplorerで,DISK11.HDMの中身である
DISK11.LZH
VERSION.ALS
が表示されていますので,



DISK11.LZH

だけを,「 TT2_98 」内に作った「 TT2_98files 」フォルダにドラッグアンドドロップします。



「 TT2_98files 」フォルダ内に

DISK11.LZH

がコピーされました。



15 この要領で,以下,DISK10.HDM,DISK09.HDM,DISK08.HDM...とDISK02.HDMまで,'VERSION.ALS
'以外のファイルを「 TT2_98files 」フォルダ内にコピーしていってください。

作業完了時には,「 TT2_98files 」フォルダの内容はこのようになっているはずです。



16 DISK01.HDMについては,DiskExplorerの「編集」メニューから「すべて選択」をクリックします。


反転表示させた全部のファイルを「 TT2_98files 」フォルダ内にドラッグアンドドロップしてください。
作業完了時の「 TT2_98files 」フォルダの内容はこのようになります。



17 DiskExplorerで,'freedos98.hdi'を開きます。


問い合わせウインドウにOKします。




18 DiskExplorerの「ファイル」メニューから,「新規ディレクトリ作成」をクリックします。



右側のウインドウに「 NEWDIR_0 」というフォルダが新たに作成されたことを確認します。



「 NEWDIR0 」上で右クリックして,「 ALICE_T2 」という名前に変更します。





19 「 ALICE_T2 」フォルダをダブルクリックします。
中身の入っていない「 ALICE_T2 」フォルダが表示されます。



20 さきほど苦労して作った「 TT2_98files 」フォルダの「編集」メニューから,「すべて選択」を選んで,全部のファイルを反転表示させます。



DiskExplorer上の空の「 ALICE_T2 」フォルダに,「 TT2_98files 」フォルダ内の全部のファイルをドラッグアンドドロップします。



21 これで,freeDOS98.hdiへの闘神都市2のゲームデータが導入できました。
あと1つ作業をすれば,あの闘神都市2がプレイできます。頑張りましょう。
DiskExplorerを終了します。

22 NekoProject21の使用するHDイメージとして,freeDOS98.hdiを選択します。
HardDisk---SASI #1---Openで
freeDOS98.hdi
を指定し,




Emulate---Resetで再起動してください。



freeDOS(98)が無事に立ち上がったら,Enterキーを2回押します。

C:\>

となっているところに,次のコマンドを打ち込みます。
CD ALICE_T2(Enter)





コマンド待ちの表示が

C:\ALICE_T2>

となりますので,最後のコマンドを打ち込みます。

LHA E *.LZH(Enter)



この後は,順次,「 ALICE_T2 」フォルダ内のLZHファイルが解凍されていきますので,作業が終了するまで,10分ほどお待ち下さい。

23 なすべきことはすべてやりました。



コマンド待ちの

C:\ALICE_T2>

に,次のコマンドを打ち込みましょう。

T2.BAT(Enter)



アリスソフトさん,配布フリー宣言ありがとう。
みなさんのシード・カシマに栄光あれ。

ちなみに,マニュアル見ろよって話ですが,このゲームのセーブ,ロード,ゲーム終了は,ゲーム内で宿屋に移動してから出るメニューによって行いますので,ある程度プレイしたら宿屋に戻ることをお勧めします。念のため。
あとこれもマニュアル見ろよですけど,レベルアップは自動でなく,キャンプ画面の「召還」コマンドで,自分で必要に応じてできるようになってます。



レベルアップをすると,HPが完全回復しますので,回復薬代わりに使えますが,シードのレベルが上がるほど,ダンジョンでの獲得経験値が減ることから,あえてレベルアップをしないプレイ方法も行われています。

ついでですが,NekoProject21のEmulate---Configureメニューから,Resume機能が選択できますので,これを使えば,ゲーム内でいちいちセーブしなくても,安心してゲームを中断できますよ。


参考記事
freeDOS(98)研究

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その1・エミュレータ導入編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その2・MS-DOS導入準備編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その3・MS-DOSインストール編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その4・最終回)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版rev2.0)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編
ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改

闘神都市2のマニュアルはこちら

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作権物扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)

2013-10-25 13:04:36 | 使ってみようエミュレータ
まいど,管理人です。

うちのブログでは,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)を初めとするエミュで闘神都市2をプレイしてみようシリーズの記事が,掲載以来,実質的にメインコンテンツなわけですよ。

しかし,もうあれから5年以上,試行錯誤するつもりの人にとってはそれなりに役に立つ記事だったかもしれませんが,純然たる興味から,闘神都市2をエミュレータでプレイするつもりの人にとって,本当に役に立つ記事だったのか,少し反省をしておりました。
うちの記事だけ読んで,闘神都市2をプレイするためには,まだまだ敷居が高かったのではないかと。
だって,ただゲームをしたいだけなのに,何だか勉強臭いというか,説教臭いというか,お高くとまっているというか。

そこで,今回は,18歳以上のWindowsパソコンユーザーなら,誰でも30分後には,間違いなく闘神都市2がプレイできる記事の作成を目指してみました。
なお,ご使用のパソコンの設定によっては,'.exe','.bat','.lzh','.zip','.exe'といった,ピリオドに続く3文字の「拡張子」が表示されない場合がありますが,表示する設定にしなくても大丈夫なのではないかと・・・。ちょっと自信はないです。あ,'congig.sys'が表示されないとか実害があれば,そのときは,ネットで検索して,拡張子を表示する設定にしてください。

2016/05/09追記 freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前後編の改訂稿その2として,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編を作成しました。freeDOSを利用したエミュレータの設定方法として,これ以上はお手軽にならないところまで絞り込めたと思います。ご活用ください。
2016/05/09追記終了


では,本題に入ります。
今回は2段階の作業を行います。
第1段階は,闘神都市2のインストールが可能なHDイメージの確保。
第2段階は,HDイメージへの闘神都市2のゲームデータの導入。

まず,第1段階として,3つのアイテムを用意してもらいます。
1 DiskExplorer editd169.lzh
2 「ツァイ メタ女」のHDイメージ zai_hdi.zip(天文部南西支部からダウンロードしてください。)
3 FreeCOM 0.83PL3J R2 com83pl3r2.lzh(FreeDOS/Vページからダウンロードしてください。解凍すると,「98」フォルダ内に現れるCOMMAND.COMを後で使用します。)
2016/05/08追記 FreeCOMのバージョンが古いため,以下の記述においても0.84pre2へのバージョンアップを前提として作業されることが望ましいです。 2016/05/08追記終了
freecom_dbcswip-20160328-japanese.zip FreeCOM 0.84pre2 for PC-98 & DOS/V(Garbage for FreeDOSからダウンロード)

ダウンロードしたこれら3つのファイルを右クリックして,「すべて展開」を選んで,3つとも解凍してください。
解凍が終わったら,editd169フォルダ内にある,editdisk.exeをクリックします。
すると,「開く」というウインドウが出てきますので,zai_hdiフォルダ内に解凍されたzai.hdiを指定してください。



小さなウインドウが出てきますが,そのままOKしてください。



zai.hdiの中身が表示されます。



4 下の「Option Explicit ~ Set objFS = Nothing」までの55行に及ぶ文章をコピーして,Windows標準アクセサリのメモ帳等のエディタに貼り付けてください。

(START;This line is not included "freeDOS98 adjuster.vbs"'s source. Please do not copy this line. この行はコピーしないこと)
Option Explicit

Dim objFS
Dim objText01
Dim objText02

Set objFS = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

objFS.CreateFolder(".\hdi adjuster")

Set objText01 = objFS.CreateTextFile(".\hdi adjuster\config.sys")

objText01.WriteLine "files=20"
objText01.WriteLine "buffers=10"
objText01.WriteLine "device=np2hma.sys"
objText01.WriteLine "device=np2ems.sys"
objText01.WriteLine "dos=high"

objText01.Close

Set objText02 = objFS.CreateTextFile(".\hdi adjuster\gomenasi.bat")

objText02.WriteLine "echo off"
objText02.WriteLine "del disk1"
objText02.WriteLine "del fdxms.sys"
objText02.WriteLine "del install.bat"
objText02.WriteLine "del macache.com"
objText02.WriteLine "del pcml.com"
objText02.WriteLine "del pcp.com"
objText02.WriteLine "del rfmouse.com"
objText02.WriteLine "del zai.*"
objText02.WriteLine "del *.exe"
objText02.WriteLine "echo on"
objText02.WriteLine "del battle"
objText02.WriteLine "rd battle"
objText02.WriteLine "del data"
objText02.WriteLine "rd data"
objText02.WriteLine "del graphic"
objText02.WriteLine "rd graphic"
objText02.WriteLine "del opening"
objText02.WriteLine "rd opening"
objText02.WriteLine "del save"
objText02.WriteLine "rd save"
objText02.WriteLine "del sound"
objText02.WriteLine "rd sound"
objText02.WriteLine "del gomenasi.bat"

objText02.Close

WScript.Echo "freeDOS(98)用のconfig.sysとハードディスクイメージ空き容量調整用バッチファイル gomenasi.batを新フォルダhdi adjuster内に作成しました。"
WScript.Echo "このファイルと同じフォルダ内にhdi adjusterフォルダが見付からない場合,C:\Users\username内のhdi adjusterフォルダを確認するか,マイコンピュータ内のgomenasi.batを検索してください。このメッセージのOKボタンはhdi adjusterフォルダを確認した後に押してください。"

Set objText01 = Nothing
Set objText02 = Nothing
Set objFS = Nothing
(END;This line is not included "freeDOS98 adjuster.vbs"'s source. Please do not copy this line. この行はコピーしないこと)



そして,'freeDOS98 adjuster.vbs'の名前で保存してください。保存先はどこでも構いません。
USBメモリやSDカードといったリムーバブルメディア上で作業していただいても構いません。





無事に保存ができれば,freeDOS98 adjuster.vbsファイルをダブルクリックしてください。









この2つのメッセージが表示されたにもかかわらず,freeDOS98 adjuster.vbsと同じフォルダ内に,「 hdi adjuster 」フォルダが見付からない場合は,「 gomenasi.bat 」ファイルを検索して,その親フォルダである「 hdi adjuster 」フォルダを見つけてください。

freeDOS98 adjuster.vbsを実行して,下のエラーメッセージが出る場合は,あなたの把握しない場所で「 hdi adjuster 」フォルダが作成されていることが示されていますので,「 gomenasi.bat 」ファイルを検索して,「 hdi adjuster 」フォルダを見つけてください。



freeDOS98 adjuster.vbsがエラーなく実行されると,freeDOS98 adjuster.vbsファイルと同じフォルダ内に「 hdi adjuster 」という名前のフォルダと,その中に「 CONFIG.SYS 」及び「 gomenasi.bat 」という2つのファイルが作成されているはずです。



この2つのファイルがある「 hdi adjuster 」フォルダ内に,com83pl3r2フォルダに解凍された98フォルダ内にあるCOMMAND.COMファイルをコピーしてください。



5 無事に,「 hdi adjuster 」フォルダ内に,config.sys,gomenasi.bat,COMMAND.COMの3つのファイルを揃えることができたら,これら3つをまとめて,zai.hdiの中身を表示しているDiskExplorerにドラッグアンドドロップしてください。



上書きするか確認されますが,かまわず上書きしてください。



作業に成功すると,zai.hdiの中身に,config.sys,gomenasi.bat,COMMAND.COMの3ファイルが加わっていることを確認できるはずです。



確認できたら,DiskExplorerを終了してください。これを忘れると,NekoProject21からは変更されたhdiファイルが参照できません。

6 第1段階の最終作業として,NekoProject21によるHDイメージの起動確認と,HDイメージの空き容量調整を行います。
np21_082.zipをねこからダウンロードして,解凍の上,実行してください。



HardDisk---SASI#1---Openで,先ほどconfig.sys,gomenasi.bat,COMMAND.COM を追加したzai.hdiを使用するHDイメージとして指定してください。



指定できれば,Emulate---Resetで再起動してください。





この画面が見られれば,第1段階の作業終了は目前です。

7 Enterキーを2回押してください。



C:\>

となっているところに,次のコマンドを打ち込みます。
GOMENASI.BAT(Enter)





すると,全部で6回問い合わせが出ますが,すべてに'Y'キーを押してください。
エミュレータとはいえ,実機同様に作業に時間がかかりますので,気長に対応してください。



この画面が見られれば,第1段階の作業は終了です。

8 確認のため,

C:\>

となっているところに,
DIR(Enter)

と打ち込んでください。



空き容量が40,222,720 byteとなっていれば,第1段階の作業は成功です。

9 第2段階の作業に移行しますので,いったんNP21.exeを終了してください。
この時点では,DiskExplore,NP21ともに終了しています。
第1段階の作業が終了した時点で,zai.hdiには,「ツァイ メタ女」のファイルは残っていませんので,freedos98.hdiに名前を変更してください。

そして,第2段階の作業を残したここで,gooブログの字数制限に引っかかってしまいました。
続きはエミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)で。

参考記事
freeDOS(98)研究

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その1・エミュレータ導入編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その2・MS-DOS導入準備編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その3・MS-DOSインストール編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その4・最終回)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版rev2.0)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編
ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改

闘神都市2のマニュアルはこちら

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作権物扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。

闘神都市II PC-98版 CD-ROMイメージ配布(18歳未満ご利用お断り)・追記あり

2011-11-03 20:49:56 | 使ってみようエミュレータ
闘神都市IIを初めとしてお世話になっているアリスソフトさんの配布フリー宣言に基づいて,闘神都市II PC-98版のCD-ROMイメージを配布します。

2012/02/10追記
配布に用いていたMegauploadサービスが,米司法省の捜査により停止していますので,現在,ファイルのダウンロードができません。ごめんなさい。
追記終了

アダルトコンテンツを含みますので,18才未満の方はダウンロードをご遠慮ください。
18才以上の方のみこちらへ。

なお,PC98エミュレータでCD-ROM媒体のゲームを利用する方法については,手前味噌で恐縮ですが,98エミュレータから実機のCD-ROMドライブにアクセスしようWindowsXP実機,またはXPモード上のPC98エミュレータからCD-DA音声を再生する方法について(追記あり)などをご参照ください。

残念ながら,MS-DOS5.0A以降をお持ちでない方は,上記記事によってもCD-ROMイメージを利用したプレイはできませんので,予めご了承ください。
それでも闘神都市IIをやりたいという18才以上の方は,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)をご参照ください。

WindowsXP実機,またはXPモード上のPC98エミュレータからCD-DA音声を再生する方法について(追記あり)

2011-10-30 15:18:10 | 使ってみようエミュレータ
以前,PC98エミュレータから実機の光学ドライブにアクセスする方法を書いた記事(98エミュレータから実機のCD-ROMドライブにアクセスしよう)の中で,エミュレータからDAEMON Tools V3.47を用いてもCD-DA音声が再生できることを書いたのですが,再インストールしたXP機でやってみたら,どうやってもCD-DA音声が再生されません。
実機ドライブからは流れるのですが,果たしてあれは勘違いだったのでしょうか?
仕方なく,CD-ROMのイメージ化工程からやり直したところ,問題点らしきものが焙り出され,無事,DAEMON Tools V3.47にマウントした仮想ディスクからもCD-DA音声が再生されるに至りましたので,忘れないうちに,全工程を記しておきます。

なお,今回の作業は上級編になりますので,「CドライブのルートディレクトリにBOOT.INIファイルを見付けられますか?」と聞かれて意味の分かる方,見つからない場合に表示する方法の分かる方で,必要となればSAFEモード立ち上げもできるし,その後,非SAFEモード立ち上げに戻すことのできる人しか挑戦してはいけません。失敗しても成功するまでの指導はできないし,元に戻す方法も教えてあげられません。
まさしく自己責任の支配する世界ですので,そのつもりで挑戦してください。失敗すれば再インストールで,それまでにコンピュータ内に蓄積したデータを失う危険性すらあります。作業内容自体は難しいものではありませんが,リスクは覚悟の上で作業してください。
と,初心者の方には諦めていただいて先へ進みます。

<<作業に必要不可欠なファイル>>
作業の前提となるファイルについてですが,FREEDOS(98)からCD-ROMを利用する方法について,以前,試行錯誤を繰り返しましたが,私には解決策を見付けることができませんでしたので,MS-DOS5.0A以降のシステム入りハードディスクイメージは予め用意しておいてください。また,イメージ内でMSCDEX.EXEの入ったディレクトリにパスを通しておいてください。
さらに,後で使うT98-NEXTでCD-ROMを利用できるようにするCD-ROMモジュールでCD-DA音声データを利用するためには,CDSDのSTDをバイナリ化したファイルをハードディスクイメージ内に置いて,やはりこれにパスを通しておく必要があります。CDSDのバイナリ化作業については,98エミュレータから実機のCD-ROMドライブにアクセスしよう内に書いておきましたので,そちらを参照してください。
あとは,DAEMON Tools V3.47を使用します。以前は公式ページからダウンロードできましたが,今はできないようです。お持ちでない方はごめんなさい。

以下,MS-DOSシステム,MSCDEX.EXE,CDSDのSTDバイナリファイルが含まれたハードディスクイメージがT98-Nextの起動ドライブとしてセットされていることを前提として,以下の作業をします。

<<作業手順>>
<1>
まず,DAEMON Tools V3.47をインストールします。

<2> CD Manipulator
次に,対象となるゲームCD-ROMを,CD Manipulator(CD Manipulator跡地)で,イメージ化します。
イメージ化するCD-ROMを入れた光学ドライブを指定します。
ここで指定する光学ドライブにはDAEMON Toolsによる仮想ドライブも入っていますので,間違いのないよう実ドライブを指定してください。
CD-DAトラックのあるCD-ROMの場合,下図のようにDataトラックの後,トラック2以降にAudioトラックが並びます。


イメージの作成ボタンを押します。


検索ボタンを押します。


保存する場所,保存するファイル名を指定して,保存します。


シングルセクションモードであることを確認して,OKボタンを押します。


イメージファイルの作成作業が終わると,下の画面になりますので,OKボタンを押して,CD Manipulatorを終了します。


イメージを保存した場所に,指定した名称の.imgファイルと.cueファイルが作成されていることを確認してください。


<3> DAEMON Tools V3.47
今度はDAEMON Toolsを使います。
インストールすると,タスクバー上に赤い稲妻のアイコンが表示されていますから,その上で左クリックします。
すると,下のメニューが現れますから,D:の部分をクリックして,イメージをマウント(=仮想ドライブにディスクイメージを入れる)します。




選べるファイルは,.cueファイルだけですから迷いませんね。
選んでクリックします。


マイコンピュータを確認すると,仮想ドライブにMAGEN3というディスクが入っていることが表示されています。マウント完了です。


マウント確認後は,忘れずにDAEMON Tools のアイコン上で右クリックして出てくるメニューから,オプションのAnalog audioにチェックを入れてください。


<4> Boot.iniファイル書き換え
CドライブのルートディレクトリにあるBOOT.INIファイルの「/noexecute=optin」の部分を「/noexecute=AlwaysOff」と書き換えます。書き換えを拒否された場合には、SAFEモードで立ち上げてから書き換え処理をしてください。
この作業をしないと,後でT98-Nextを立ち上げて仮想ドライブにアクセスさせた瞬間にブルーバック画面が出て,XPが再起動してしまいます。
ご注意ください。

<5> T98-Nextの設定
次は,PC98エミュレータT98-Nextを,CD-ROMを使用できる設定にします。
まず、T98-Nextを格納したフォルダを開けます。


このフォルダ内のDEVICEフォルダにCD-ROM利用のためのプラグインを追加します。Thor-Hammerのホームページから,T98-NEXT(7th Beta以降)用CD-ROMモジュールをダウンロードしてください。
そして,ダウンロードしたファイルを解凍して,中に含まれるSCSI4CDN.NHW(scsi4cd.zip内にSCSI4CDN.zipとして同梱)をDEVICEフォルダ内に貼り付けてください。


次に,T98-Nextを立ち上げます。
デバイスマネージャをクリックして,未使用状態にあるSCSI4CDN.NHWを使用するデバイスにします。






使用するデバイスになると,名前の前に○が付きます。


次は,詳細設定です。


仮想ドライブに与えられているドライブレターを,T98-Nextに伝えます。
ドライブレターは,DAEMON Toolsのアイコンを左クリックしたときに表示されていましたので,環境に応じて正しいドライブレターを伝えましょう。




なお,T98-Nextは,もう1つの窓であるエミュレーション画面の起動時に,マウスコントロールをWindowsから奪ってしまいますので,マウスが使えなくなっても慌てずにF12を押したままF8を押してマウスのコントロールをWindowsに戻してください。


<6> ゲーム起動
ゲームの指定する起動方法でゲームを立ち上げます。
麻雀幻想曲IIIでは,ここで既にCD-DA音声のBGMが流れています。


念のため、設定を確認してみます。




はい,無事に仮想ドライブからも,CD-DA音声が再生されることが確認できました。よかったよかった。

<7>
私の犯した誤ち
CD ManipulatorでCD-ROMをイメージ化すると,IMGファイルとCUEファイルが作成されます。前者は巨大ファイルで,後者はごく小さなファイルです。
いつから間違ってたのか忘れましたが,これらイメージ化の作業をした後に,うっかりCUEファイルを消してしまったらしく,IMGファイルをISOファイルとリネームして使用していたために,CD-DAデータの管理情報が失われてしまっていたようです。
こちらがCUEファイル冒頭部分の中身です。この内容のファイルがなくなると,CD-DAデータが管理不能となるのも当たり前ですね。


なお,Windows7のXPモード上の仮想マシンでも,XP実機と同じ結果が得られました(boot.iniファイルを編集しない場合のリセットも含めて)。

ちなみに,Windows7では,こんなWindowが出て,DAEMON Tools 3.47はインストールすらさせてもらえません。


そして,最新のDAEMON Toolsは,Analog audioについてのオプションがありません。
つまり,CD-DAを聞ける設定にはなりません。

と,こんなもんで。
twitter上で間違った発言をしていたことは許してください。

追記
<8> T98-Next最新版について
T98-Nextについては,13.1th Beta版を使っていましたが,CPU使用率が100%になってしまうので,2ちゃんねるの
PC-98エミュを語ろう8で開発報告のあったT98NEXT20100525版を使われてもいいかもしれません。私の仮想マシン上のXP機では70%程度のCPU使用率になりますが,100%よりはましでしょう。

nhwプラグインのみから構成されていますので,本体等は,T98-Nextから,新プラグインは,http://akiyuki.boy.jp/t98next/からダウンロードできます。
サポートは,こちらとのことでしたが,現在はPC-98エミュを語ろう10に移行していると思われます。

実機によるPC-98ゲームフロッピーディスクのイメージ化

2011-10-18 15:19:21 | 使ってみようエミュレータ
「沙織」(PC-98)をエミュレータ上でプレイしたところ,イメージのデータに損傷があったようなので,改めて吸い出しました。
画面キャプチャもできるんですが,面倒なので写真ですませました。

使用したイメージ化ツールは,T98-Nextからダウンロードできる,「T98-NEXT TOOL(2002/01/25 UpDate)実機用ツール(ROMMAKE/NFDMAKE)のセット(PC98 DOS用)」です。

DOS画面からコマンドを打ち込みます。

今回は,HDDから立ち上げて,3番目のドライブとなるFDDのフロッピーのイメージを作成します。
ドライブ番号は0から3で指定するようになっているので,起動ドライブから順にHDD,HDD,FDD,FDDの構成をとる私の機体では,FDD1は2に該当することになります。
したがって,基本コマンドは

>NFDMAKE 2 SAORI1.NFD

でよいことになります。

わざわざ実機でイメージ化するのですから,万全を期して,詳細なイメージを作成することにして,オプションとして,-r1dを付けることにします。

以上より,コマンドラインは

>NFDMAKE -R1D 2 SAORI1.NFD

となります。実行します。





はい,無事に1枚目のフロッピーをイメージ化することができました。
-r1dオプション付きで,フロッピー1枚あたり,6分40秒を要しました。

今回の記事は,作業工程と作業時間を記録するのが目的ですので,特に変わったことはしていません。

なお,-r1dオプション付きのファイルは3.62MBとなりましたので,実機からの持ち出すにあたってはそのままではフロッピーを使えません。
持ち出し方には各自の環境に応じたやり方があると思いますので,言及しません。

(2013/06/09追記)NFDMAKE以外のツールによるPC98実機上でのフロッピーのイメージファイル化については,
PC-98実機でのフロッピーディスクのイメージ化などで書いてます。(2013/06/09追記部分終了)

フロッピーイメージの実ディスクへの書き戻し方法

2010-11-05 08:40:17 | 使ってみようエミュレータ
ご無沙汰しております。

「晴れのちおおさわぎ」のIPL解析を地道にやっています。
基礎知識を付けるために「はじめて読む8086」から「はじめて読むMASM」と読み進め,実践編として起動情報入り空きディスク,「晴れのちおおさわぎ」,「闘神都市2」の各IPLを逆アセンブルして分析しています。
PC-98のプログラム解析に必要な書籍は大概揃えたつもりでしたが,なお足りず,ちょこちょこ買い集めつつ作業しています。

さて,今回は,「闘神都市2」Aディスク(?)のIPL分析のために,実ディスクへの書き戻しが必要となり,実行可能な書き戻し方法を1つ把握しましたので備忘録として記録します。

1 REDさんの開発されたVirtual Floppy Image Converter(通称VFIC)により,フロッピーイメージをD88にコンバートします。

2 D88のフロッピーイメージをPC-98実機に持ち込みます。

3 PC-98実機上で,PC-8x01 galley内のanonBさんの作成されたツールMOGREFにより,D88イメージを実ディスクに書き戻すための付加情報ファイルを作成します。
下の実機画面ではやってませんが,イメージファイルとMOGREFは4で使うMAHALITOと同じディレクトリに置いて作業した方がいいでしょうね。
.2HDファイルと.DATファイルをMAHALITOと同じディレクトリに移す作業を忘れると4で書き戻しに失敗するはずですから。



4 PC-98実機上で,及川清明さんの開発されたMAHALITOにより,D88イメージを実ディスクに書き戻します。



書き戻し先がf:となってますが,書き戻し先ドライブレターのことですので,実機のドライブ構成に合わせて変更して下さい。

Vector上で公開されている他のフリーソフトも2つばかり試してみましたがうまくいきませんでした。

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作権物扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。

ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改(追記あり)

2010-07-10 00:47:00 | 使ってみようエミュレータ
当ブログ中,最大の集客力を誇る記事は,「使ってみようエミュレータ」カテゴリの
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その1・エミュレータ導入編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その2・MS-DOS導入準備編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その3・MS-DOSインストール編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その4・最終回)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)
です。多分。

で,特別編では,MS-DOSなしで闘神都市2をプレイするために,freeDOS(98)導入済みのHDイメージ(起動可能状態)として,天文部南西支部のページで提供されている,「ツァイ メタ女」のHDイメージを利用させていただいています。

ただ,このイメージ,起動時に明らかにエラーメッセージを吐いている気がするので,確認してみます。

NP21に「ツァイ メタ女」のハードディスクイメージをセットして,起動します。
なお,起動プロセス確認のため,CONFIG.SYSの「DEVICE=・・・」の行をすべて「DEVICE?=・・・」と変更して,ロードするかどうかを起動時に確認する処理を施してあります。

すべてのDEVICEをロードさせながら起動すると,以下の画面のようになります(一覧性を優先して,連続する複数の画面を合成しています)。

ツァイ メタ女 起動プロセス

CONFIG.SYSのプロセス毎に黄色い線で区切りを入れるとともに,黄色文字でメッセージの大まかな意味を書き加えました。

第1プロセス CONFIG.SYSより手前部分
第2プロセス NP2HMA.SYSをロード(成功)
第3プロセス NP2EMS.SYSをロード(成功)
第4プロセス FDXMS.SYSをロード(失敗)
第5プロセス EMM386.EXEをロード(失敗)

ご覧のとおり,FDXMS.SYSとEMM386.EXEはロードできていません。

ゲームをプレイする上では支障はないのですが,起動の度に,エラーが出るのは美しくありません。
エラーが出ないように修正できるでしょうか。

FDXMS.SYSのロードに失敗した理由は,「XMS is already insalled.」とのことです。
既にロードされていたNP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSがFDXMS.SYSとバッティングしているようです。

今度は,NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSをロードせずに,FDXMS.SYSとEMM386.EXEをロードしてみます。



意外にも,FDXMS.SYSとEMM386.EXEの組み合わせもロードできるようです。

では,NP2HMA.SYS+NP2EMS.SYSと,FDXMS.SYS+EMM386.EXEの拡張メモリマネージャセットのどちらが多く空きメモリを確保してくれるのでしょうか。

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)で作ったfdnp21.hdiを改良して空きメモリを確認してみます。



空きメモリを確認するために,CONFIG.SYSを修正します。
DiskExplore 上のHDイメージからCONFIG.SYSをドラッグアンドドロップでよそに引っ張り出すか,ファイル-取出して保存 で,Windows上で編集しましょう。
メモ帳か,日ごろからお使いのエディタソフトで良いでしょう。

内容は以下のとおり。
files=20
buffers=10
device?=np2hma.sys
device?=np2ems.sys
device?=fdxms.sys
device?=emm386.exe
shell=command.com
dos=high

NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSとをロードして,COMMAND.COM内のMEMORYコマンドで空きメモリを確認します。



次に,FDXMS.SYSとEMM386.EXEとをロードして,COMMAND.COM内のMEMORYコマンドで空きメモリを確認するつもりが・・・。



エラーウィンドウが出て,NP21が異常終了してしまいました。

念のため,「ツァイ メタ女」と同様に,NP2HMA.SYS,NP2EMS.SYS,FDXMS.SYS,EMM386.EXEを全部ロードして,空きメモリを確認しましたが,NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSだけをロードした場合と変わりありませんでした。そりゃそうですよね,FDXMS.SYSとEMM386.EXEはどうせロードされないんですから。

結局,freeDOS(98)用の拡張メモリマネージャとしては,NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSだけで十分というわけです。

などと,分かったようなことを書きましたが,私の能力では,MEMORYコマンドで表示されてる内容がさっぱり分かりません。
追記・MEMORYコマンドは,COMMAND.COMの内部メモリの状況を示すもので空きメモリとは関係ない(-_-;)

今回の記事を書くのに,「とことんこだわるCONFIG.SYS NEC MS-DOS6.2対応」(寺口俊伸著・エーアイ出版'95/08/14)を読んでいたところ,兵藤嘉彦さんの開発された VMAPが紹介されており,平易なメモリマップ分析ができることが分かりましたので,こちらを使ってみます。

まず,DiskExplorerを用いてハードディスクイメージにこのVMAP.COMをコピーします。

次に,CONFIG.SYSの内容を,
files=20
buffers=10
device?=np2hma.sys
device?=np2ems.sys
shell=command.com
dos=high
と改めます。
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSのdevice=に?を付けているのは,これらを使用しない場合と使用時の違いを見比べるためです。
正確を期するため,VMAPはオプションnを付けて実行しました。

まず,NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSを使用しない場合のメモリマップです。


これに対して,NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSを使用した場合のメモリマップです。


メモリマネージャを使用した方の下の画面では,コンベンショナル・メモリに加えて,EMSメモリ,XMSメモリの中身も示されています。

いわゆる空きメモリというのは,(多分)コンベンショナル・メモリ中の連続した空きエリアのことなので,それぞれ
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSを使用しない場合 476768 Byte(約466KB)
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSを使用した場合   544320 Byte(約532KB)
の空きメモリがあることになります。
この差は,後者においては,メモリマネージャに加えて,CONFIG.SYSに記述した
DOS=HIGH
によって,DOSシステムのうち63KB分が,HMAメモリに組み込まれた結果です。
これは,後者にのみ表示されている
「----- XMS ver2.00 -----
 HMA used: 63 KB by DOS」
から読み取れることです。

コンベンショナル・メモリは,いわゆるメインメモリで640KBしかなく,増設できない種類のメモリですから,今となっては顕微鏡単位にしか見えない63KBの解放といえども,大きな意味を持つわけです。

以上をまとめると,拡張メモリマネージャNP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSは使用すべきだし,かつ,それで足りるので,fdnp21.hdiのCONFIG.SYSとしておすすめする内容は,
files=20
buffers=10
device=np2hma.sys
device=np2ems.sys
shell=command.com
dos=high

また,ハードディスクイメージからはFDXMS.SYSとEMM386.EXEを削除してよい。

「ツァイ メタ女」のCONFIG.SYSも,
files=20
buffers=10
device=np2hma.sys
device=np2ems.sys
device=fdxms.sys
device=emm386.exe

shell=zai.exe
dos=high
とするのが正解くさい。

もっとも,今回,「ツァイ メタ女」をプレイしようとしてみたら,元々のハードディスクイメージでも,改訂したものでも,メーカーロゴ後早々にフリーズしてしまったので,正解も何も確認できませんでした・・・。

今回の分析は,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)の記事内にも反映させておきます。

2012/06/29追記
2012/06/29にもやしさんからいただいたコメントで,「Xnp2」の製作者の方がXnp2で公開されている「動作確認用バイナリ お察し下さい for Win32」上で,fdxms.sysとemm386.exeが動作するとの情報をいただき,確認できましたので,メモリマップを掲載しておきます。

fdxms.sysとemm386.exeを使用した場合のメモリマップがこちら。


これにより,空きメモリについて,
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYS等を使用しない場合 476768 Byte(約466KB)
NP2HMA.SYSとNP2EMS.SYSを使用した場合   544320 Byte(約532KB)
FDXMS.SYSとEMM386.EXEを使用した場合   610832 Byte(約597KB)
という結果が得られましたので,Xnp2の「動作確認用バイナリ お察し下さい for Win32」を使う場合のCONFIG.SYSとしては,
files=20
buffers=10
device=np2hma.sys
device=np2ems.sys

device=fdxms.sys
device=emm386.exe
shell=command.com
(または)zai.exe
dos=high
とするのがおすすめということになります。

fdxms.sysとemm386.exeが使用可能となったことで,初めて「ツァイ メタ女」の起動に成功しました。
もやしさん,情報ありがとうございました。

けど,朗読する女の人の声が,途中からかなりノイズまみれになるんだよなあ。何でだろ?
(追記終了)

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作権物扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。

98エミュレータから実機のCD-ROMドライブにアクセスしよう

2010-01-11 10:44:31 | 使ってみようエミュレータ
PC-9801シリーズ用エミュレータといえば,Anex86T98-NextNeko Project IIの3種が鉄板として知られているところです。
厳密にいえば,Anex86はEPSON PC-x86のエミュレータ,T98-NextはPC9821エミュレータですが。

私は,主にNeko Project IIを用いていますが,ただ残念ながらNeko Project IIでは,CD-ROMを使うことができず,CD-ROMで発売されたソフトのインストールに難儀します。

追記・PC98エミュ総合 パート2
の371とか375なんてのもあります。まだロダ上にあるみたいです。・追記終了

そこで,今回は,CD-ROMにアクセスするためのプラグインが用意されている,Anex86とT98-Nextから実機のCD-ROM媒体にアクセスできるようにします。
これにより,CD-ROMで発売されたゲームソフトを,Anex86またはT98-Nextを介して98HDイメージ内にインストールすることが容易になります。

Anex86については,Welcome to A.N.'s page-Online版のページから,Download-オプション-その他-anecdxnt.zipをダウンロードして,FAQ-追加モジュールを使うの項目や,anecdxnt.zip自体に含まれるドキュメントを参考にして下さい。
CDXのモジュールを組み込んで,
CONFIG.SYS内の
DEVICE=A:¥CDX.SYS /D:CD_101
(D:CD_101の部分はAUTOEXEC.BAT内のMSCDEX.EXEの後で指定したデバイス名と同じにすること,また,A:¥CDX.SYSの部分は,HDイメージ内のCDX.SYSを置いた場所を指定すること)
の行をエラーなく起動できるようになれば問題ありません。うちのページでは半角で¥を打つと消えるので,全角で書いていますので,CONFIG.SYSの編集にあたっては半角で直打ちする等気を付けてください。

エラーなく起動できるようになったら,Anex86起動時の設定メニューから,CDXタブを選び,「CD-ROM drive on your PC」で実機CD-ROMドライブを指定します。マイコンピュータ上で表示される,D:,Q:等のドライブレターです。
そのうえで再起動すれば実機CD-ROMにアクセスできるので,実機CD-ROMドライブにゲームCDを入れて,マニュアル所定のインストールをします。
Anex86はプロテクトとして多用された特殊フォーマットのゲームができない場合が多いことから私は使わないのですが,あんまり手間をかけずにエミュレータから実機CD-ROMにアクセスできるという利点があるので,特に紹介しました。

次にT98-NextへのCD-ROMの導入方法です。
こちらは,98Like!さんのページ内にT98-NEXT 用CD-ROMモジュール使用法として詳しく記載されていますので,そちらを参考にして下さい。
先に書いておきますが,T98-Nextについては,エミュレーション画面起動時に,マウスコントロールをWindowsから奪ってしまいますので,マウスが使えなくなっても慌てずにF12を押したままF8を押してマウスのコントロールをWindowsに戻してください。
また,上記ページでは,Win9x用のCD-ROMモジュールであるSCSI4CD.NHWを用いた説明がされていますが,みなさんのパソコンのOSがWin2000やXP以降のものであれば,CD-ROMモジュールとしてSCSI4CDN.NHW(scsi4cd.zip内にSCSI4CDN.zipとして同梱)を使用すべきこととなりますので,間違えて作業しないよう注意して下さい。
そして,SCSI4CDN.NHWを用いる場合,上のページの説明にある「SCSIハードウェア番号」の指定というのは出てこず,実機CD-ROMドライブを指定する形式をとることになります。マイコンピュータ上で表示される,D:,Q:等のドライブレターです。

さらに,上のページを先に進むとCDDRV.SYSを作ろう♪のページに行きますが,こちらのページは,CD-DAの再生に必要なドライバを作成するためのページですので,ゲームのインストールのためにCD-ROMドライブを用いるだけであればこの作業は必要ありません(CDSD-miniの利用で足り,CDSD-STDのバイナリ化作業は必要ない)。
なお,このCDDRV.SYSを作ろう♪に書かれているツールには,現在入手ができないものがあり,これをふまえてCDDRV.SYSを作ろう♪その2のページが書かれています。その2のページの作業については,フォルダ名を変更して実行されても大丈夫ですが(ただし全角文字の使用は避ける),ASM.BATを実行するフォルダはCドライブの直下に設けること,完成したCDDRV.SYSは,ASM.BATを実行するフォルダ内でなく,Cドライブのルートディレクトリに出現することに気を付けて作業してください。
(追記・98Like!さんのページが見えなくなりましたが,一部復活したようですのでリンクを貼り直しました。)
また,《危険 まねしちゃダメかも 自己責任モード》DaemonでCD-DAを再生するには,バージョンを3.47に落として,またOSがXP+SP2の場合は,セーフモードで起動して,Cドライブルートのboot.iniファイル内の「/NoExecute=OptIn」を「/NoExecute=AlwaysOff」に書き替える。もちろん,「/NoExecute=OptOut」として除外リストによる指定をしてもよい《セーフモード立ち上げができるスキル持ちなら大丈夫かもね》。
追記・仮想ドライブからのCD-DA音声読み出しについては,この記述だけでは使い物にならないので,新たにWindowsXP実機,またはXPモード上のPC98エミュレータからCD-DA音声を再生する方法についてを書き起こしたので,参照してください。・追記終了

なお,CD-ROM導入後のエミュ上のAUTOEXEC.BAT及びCONFIG.SYSの内容については,例として自分用メモに貼り付けておきました。
CD-ROMドライバについての記載はCONFIG.SYSの下から4行目から1行目です。
(解説)
下から4行目 DEVICE?=a:¥cddrv.sys /d:cd_101 /i0
「CDDRV.SYSを作ろう♪その2」で作ったCDDRY.SYSをAドライブのルートディレクトリに置いて,T98-Nextで使う場合の記述。
CD-ROM実機の電源が入っていなかったり,繋いでいない場合にはエラーが出る。
Neko Project II上では使えないため,DEVICE?=として必要なときだけロードさせる処理とした。

下から3行目 rem device?=a:¥cdsdmini.sys /d:cd_101 /i0 /u
「T98-NEXT 用CD-ROMモジュール使用法」の作業方法で設定したCDSDMINI.98をAドライブのルートディレクトリに置いてT98-Next上で使う場合の記述。
ただし,通常はCDDRV.SYSを用いるため,remを付けて実行しないようにしてある。実行するときは,CONFIG.SYSファイルを編集してremを外す。
なお,CDSD-mini自体のドキュメントに従って,CDSDMINI.98をCDSDMINI.SYSにリネームしてある。
CD-ROM実機の電源が入っていなかったり,繋いでいない場合でも,/Uオプションによりエラーが出ない。

下から2行目 rem DEVICE?=a:¥cdx.sys /d:cd_101
Anex86を用いる場合の記述。remを付けて実行しないようにしてある。

同趣旨のページとして,現在は存在しないサイトですが,ようこそミネアの町へ!さんのページ内にT98‐NEXT(with CD‐ROM)環境構築講座がありますので,そちらも参考にして下さい。環境構築講座がうまく表示されない場合は,「ようこそミネアの町へ!」内の「■ 攻略&データ ライブラリ ■」の囲み内にある「【応用編】「デモ用ディスクの作成」をアップしました」の下の「>> 詳しくはこちらへ」をクリックして下さい。

とまあ固い話で終わるのもなんですので,実際にCD-ROM媒体のゲームをインストールしてみましょう。
用意したCD-ROMは,「Bacta1&2+Voice」です。

早速T98-Nextを起動して,実機CD-ROMドライブ内のファイルを見てみます。
Qドライブをクリックします。




ファイル名がHDDBACTA.EXEといういかにもなそれっぽいファイルがありますが,実はこれを実行してしまうと,ハードディスク起動用のAUTOEXEC.BATがバックアップなしに書き替えられてしまいます。ええ,やりましたよ。ははは。
ま,ハードディスクがBacta専用になるだけですから,別にどうってことないんですけどね・・・。orz

で,正しいファイルはどれかというと,こちら。BCCDH.EXE。


クリックすると,下の画面が出るので


,Zキーを押して「その他のCD-ROMドライブ」を指定します。


すると,この画面が出ます。読んだらEnterキーを押します。


ハードディスクドライブを確認してEnterキーを押します。


フロッピーディスクドライブを指定して,


仮想フロッピードライブにフロッピーを挿入します。予めフォーマットしておく必要はありません。




起動用FDイメージを適当な場所に適当な名前で指定して保存してください。




Emulation WindowをアクティブにしてEnterキーを押します。


さらにEnterキーを押します。


フォーマット処理は実機と変わらないくらい時間がかかります。


実機だとこういう画面をちゃんとメモしておかないと後々困りました・・・。


DOSシェル画面に戻ったので,作成したフロッピーの中身を確認しておきます。


2つ前の画面の指示に従って,MSCDEX.EXEとCDDRV.SYSをフロッピー内にコピーします。コピーしたうえでフロッピー内のデータを確認しておきます。


さらに,CONFIG.SYSの中身をSEDIT.EXEで書き替えます。こちらが書替前。


こちらが書替後。DOS=HIGHの上の1行が加筆箇所。


必要な処理を終えたので,FDイメージを入れたまま再起動します。


ようやくハードディスクへのデータのインストールが行われます。
画面の指示に従って,順次,Enterキーを押します。


後ろの画面のメッセージが出たら,FDイメージを入れたまま再起動するとゲームがはじまります。


そうでした。昔のゲームはCD-ROMから直接インストールしてくれるわけじゃなく,起動用FDを作成して,そこからHDD内のデータにアクセスするタイプが多かったのでした・・・。

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作物の取扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。

PC-98実機でのフロッピーディスクのイメージ化など

2010-01-10 02:34:42 | 使ってみようエミュレータ
98エミュレータ上でアセンブラを使おうとしたところ,MS-DOS6.2拡張機能分をHDイメージに入れておらず,インストールしようと思ったら,今度は拡張機能セットのFDイメージが見付からず・・・。
やむなく98実機上で再度イメージ化することになったので,メモメモ。

方法1 MAHALITOを使って吸い出した上で,PC-8x01 galleyさんで提供されているDILTOを使ってD88形式に変換する。
二度手間なので今回はパス。

なお,PC-8x01 gallery [toolz]に書かれている88 Breakのページはリンク切れとなっており,現在はこちら
また,同ページに書かれているUME-3's Homepageは,もう存在しないようだが,現在もこちらで読める。

方法2 T98-Nextさんで提供されているT98-NEXT TOOLに含まれるNFDMAKEを使って,NFD形式のFDイメージを作る。
こちらのイメージ変換はVFICを介するだけなので,そんなに手間ではないが,次のほうが楽なので,こちらもパス。

コマンドライン
nfdmake -r1d 0(~3,最もドライブレターの若いFDDを0として,FDDを番号により指定) example.nfd

-r1dは,特殊フォーマットディスクの場合に付けるオプション。ドライブ番号より前に指定する点に注意。

3.5インチFDD*2+5インチFDD*2の構成の場合などは,5インチ第1FDDは 2 として指定する。
また,HDDはドライブ数としてカウントしない。(←多分,これは間違い。2013/06/09追記)

(2013/06/09追記)
NFDMAKEコマンドによるディスクイメージの作成作業は,
実機によるPC-98ゲームフロッピーディスクのイメージ化で書いてます。(2013/06/09追記部分終了)
 
方法3 ぶるー牧場さんで提供されているPC8801SR以降エミュレータに含まれるMAKE_HD.EXEを使って,D88形式のFDイメージを作る。

コマンドライン
make_hd.exe c: -f example.d88 -h
    (1stFDD)(File name) (2HDtype)


さらについでメモ。
MS-DOS6.2拡張機能セットをインストールするときは,DOSディレクトリ内の,SETUP.EXEから拡張機能ディスク内のSETUP.INIを呼び出して使うこと。

いや驚いた

2009-09-08 00:20:21 | 使ってみようエミュレータ
PI.さんのサイト消失の関係で,ネットサーフィンしていたところ,思わぬところで,PI.さんのサイトアドレスを発見。

国立国会図書館サイト内の,
平成18年度の調査研究の内容 | 国立国会図書館-National Diet Libraryに,
「電子情報の長期利用保証に関する 平成 18 年度調査報告書 平成 19 年 3 月 国立国会図書館」
ってPDFファイルがあって,そこに「4. FD マイグレーションの調査」って項目があるんだけど,その中には,
「• 70年代後半から普及した NEC系 PC-88における N88-DiskBASIC環境
• 80年代前半から普及した NEC系 PC-98における MS-DOS環境
• 90年代前半から普及したIBM系 PCにおけるMS-DOS環境
• それら MS-DOS系の技術・規格に続いて普及した Macintosh環境 」って記述があったり,
FDの物理フォーマット解説があったり,
「表 4.3-1 主要FDマイグレーションツール 」の中には,DiskExplorerが掲載されているばかりか,「代表的な PC98エミュレータとして、Neko Project II(フリーウェア)があげられる。」なんて記述もある。

それに,国会図書館の作成文書で,「ベタ形式」なんて表記が出てくるとは・・・。

データ異常FDのデータ復旧作業もわりと具体的に書かれてて,かなり面白かった。

なお,PI.さんのサイトアドレスは,PDFファイルの127ページに出てくるのだが,X68kソフトの動作確認には,EX68が使用されているため,XM6はその名前を記されることもなく,出番はその1か所に終わった。

まあ,あくまで図書館で保管されているFDの保全の話であって,エロゲー分野にはあんまり関係ない話なんでしょうが,国立国会図書館公認エミュレータというのもなかなか愉快だったので。

PI.さんのサイト消失?

2009-09-05 10:37:26 | 使ってみようエミュレータ
X68000エミュレータ,XM6の開発者,PI.さんのサイトであるPI. Home pageが消失している様子です。

Internet Archiveで上記アドレスを調べても,こんな様子で,2008年以降はサイトが存在していないように見えます。

もっとも,Googleキャッシュでは,
2009年8月5日 17:27:00 GMT に取得されたものとなっていまして,掲示板(XM6),掲示板(XM7)とも,2009/08/03に更新されているようなので,一時的な不具合かもしれません。
掲示板の中身が読めないので分かりませんが。

問題なくサイトが復活されれば,この記事は消します。

freeDOS(98)研究

2008-06-30 02:57:10 | 使ってみようエミュレータ
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)で初めてさわったfreeDOS(98)だが,現在では,開発を続けている人がいない様子。

とりあえず目に付いた開発者のページは2つ。
FreeDOS(98)
こちらは,freeDOS(98)の開発作業から離れられた様子。

もう1つは,FreeDOS(98)(旧サイト名Another FreeDOS(98))
開発中止とこそ書かれていないものの,やはりファイル置き場状態となっている。
ただ,かつては,もう少し多くのファイルを置いていた旨の記述がネット上に散見される。
そこで,Internet Archive内に保存された旧Another FreeDOS(98)のアーカイブを確認してみる。

あった。
Internet Archive Wayback Machine
この「Dec 30, 2002」をクリックする。
Another FreeDOS(98)

このページから有益な情報の残っているページに飛べる。
install
文字コードをISO-2022-JPにするとちゃんと読める。
「現在format.exeがない為、 MS-DOSが必要です。

HDイメージ作成。 anex形式だと物理512/論理1024になるよーなので、それで(汗

フォーマット。 システム転送なし、ブート可にしておく。

kernel.sysと、ビルド時に同時に生成されるsys.comと freecomなどのシェル(command.com)をMS-DOS領域に入れて、 sys実行。HDパーティションIPLとkernelとshellが転送されます。

続いてhdiplw.exeを実行。 HD IPLが転送されます。

以上でMS-DOSコードが一切ない環境ができあがります。」

とのこと。
要するに,HDイメージは所定の方式でMS-DOSによりフォーマット。
システムを転送する。その後,HD IPL転送という手順。

ただ,ずいぶん前から,hdiplw.exeも,HDイメージの公開も止められているらしく,この情報を今後役立てられるかどうかは不明。

現状では,「メタ女」,「ツァイ」は,ゲームとしてはもちろん,現在,ネットで手に入るブート可能なfreeDOS(98)ハードディスクイメージとして,非常に貴重だ。

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)

2008-06-28 15:20:11 | 使ってみようエミュレータ
2013/10/26追記 この記事は,PC98用ゲーム「闘神都市2」を,現在入手困難なOSであるMS-DOSなしでプレイすることを目的とした実験作業を記したものです。
この記事の実験結果に基づいて,MS-DOSなしで「闘神都市2」をプレイするための作業マニュアルを
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)
に用意しましたので,「闘神都市2」のMS-DOSなしプレイという実益を得るためには,そちらを参照される方が有益かと思いますので,追記してお知らせします。
2013/10/26追記終了

2016/05/09追記 freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前後編の改訂稿その2として,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編を作成しました。freeDOSを利用したエミュレータの設定方法として,これ以上はお手軽にならないところまで絞り込めたと思います。ご活用ください。
2016/05/09追記終了


全経験値を注ぎ込んだ,「エミュで闘神都市2をプレイしてみよう」でしたが,掲載当初よりの難点として,「MS-DOSは自分で用意しやがれ」というのがあり,今どきMS-DOSをどうやって用意するのかは大きな問題でした。
いいからWindows版をよこせ!という方はREVERY_L_ELEKTRAまで。Windows95版なのでXPや7上で使えるかどうかは知りません。

まあ,中古市場でMS-DOSを探す方法もありますが,2008年6月28日現在,ブックマークの駿河屋では,日本語MS-DOS(Ver5.0A)基本機能セットを1つ取り扱っているだけですし(しかも,5インチFD),ぱそこん倶楽部には多数在庫がありますが,ちょっと目をむく値段で,これを入手してまでエミュレータでプレイするのは普通にはおすすめできません。

しかし,闘神都市2は,労力を費やしてでもやる値打ちのあるゲームです。
とりあえず,MS-DOSなしでのプレイ環境を確保するためには2つの方向性があります。

1つは,freeDOS(98)導入済みのHDイメージ(起動可能状態)に,闘神都市2のデータをコピーする。
もう1つは,既に構築したMS-DOS+闘神都市2のHDイメージのシステムをMS-DOS→freeDOS(98)に入れ替えるという方法です。

後者はやればできるのかもしれないけれど,作業を完了しても圧縮時で8MBを超えるHDイメージを提供する手段を用意しないといけません。
とりあえず,私にはその手段はありません。

そこで,前者での解決を図りました。
こちとら昨日までfreeDOS(98)とfreeDOS/Vの区別もせずに導入を試みていたくらいの素人なので,今回は,勉強がてら完璧を求めないでfreeDOS(98)を使うというコンセプトで作業してみました。

最初は,freeDOS(98)導入済みのHDイメージ(起動可能状態)の入手です。
天文部南西支部のページから,「ツァイ メタ女」のHDイメージをダウンロードします。
同ページで提供されている「メタ女」のHDイメージは,Np2で起動しなかったので,こちらは諦めました。
さらに言えば,エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その4)でも,空きメモリ不足による起動不能の問題が起きたことから,エミュレータNP21に特化したチューニングを施した「ツァイ メタ女」のイメージをベースにする方が間違いないからです。

動作確認の都合もありますので,ねこからお察し下さいのファイル(=Neko Project 21)をダウンロードして実行可能にしておいて下さい。
また,ディスクイメージの中身を見るためには,DiskExplorerを使います。

こちらが「ツァイ メタ女」のイメージ
ツァイHDイメージ

このイメージには,freeDOS(98)データ部分と,「ツァイ メタ女」のゲーム固有のデータ部分が含まれますが,下の画面の赤で囲んだ部分がfreeDOS(98)データ部分です。まあ,CONFIG.SYSは微妙ですが。
freeDOS(98)データ部分

この次の操作は「ツァイ メタ女」著作者の方々に忍びないので説明は割愛します。ファイルメニューから順次操作してくださいとだけ書いておきます。
意味が分からなくても2つ下の画面を見るまでは付いてきて下さい。

いったんDiskExplorerを閉じて下さい。NP21とは同時に同一のHDイメージを使うことができないので,常にどちらかは落としておかないといけません。ちょっと面倒ですね。

しかるべき加工を施したHDイメージからNeko Project 21を立ち上げると次の画面になります。Emm386の起動に失敗しているほか,COMMAND.COMがないと文句を言っています。
不完全起動画面

CONFIG.SYSを修正するとともに,COMMAND.COMを追加しましょう。

まず,CONFIG.SYSの修正です。
DiskExplore上のHDイメージからCONFIG.SYSをドラッグアンドドロップでよそに引っ張り出すか,ファイル-取出して保存 で,Windows上で編集しましょう。
メモ帳か,日ごろからお使いのエディタソフトで良いでしょう。

内容を以下のように変更して下さい。

files=20
buffers=10
device=np2hma.sys
device=np2ems.sys
device=fdxms.sys
dos=high

上書き保存をしたうえで,CONFIG.SYSをドラッグアンドドロップでDiskExplore上のHDイメージに落とすか,ファイル-外部ファイルの書込 で,HDイメージに反映させて下さい。
どちらの方法を採っても上書きの確認をされますが,上書きして下さい。

さらに,COMMAND.COMの追加です。
FreeDOS/Vページ
からFreeCOM 0.83PL3J R2をダウンロードして下さい。
解凍すると,「98」フォルダ内にCOMMAND.COMがあります。

2016/05/08追記 FreeCOMのバージョンが古いため,以下の記述においても0.84pre2へのバージョンアップを前提として作業されることが望ましいです。 2016/05/08追記終了
freecom_dbcswip-20160328-japanese.zip FreeCOM 0.84pre2 for PC-98 & DOS/V(Garbage for FreeDOSからダウンロード)
これを先のCONFIG.SYSと同様に,HDイメージに反映させて下さい。

ここまでの操作が終わると,HDイメージは下の画面のようになっているはずです。HDイメージファイルの名称をfreeDOSforNP21の意味でfdnp21.hdiと改めました。(10/07/09追記・FDXMS.SYSとEMM386.EXEは不要です。)
fdnp21イメージ


DiskExplorerを閉じてから,このHDイメージをNP21上で立ち上げます。入力待ち画面で2回Enterキーを押すと,コマンドプロンプト画面になりました。
なお,上でCONFIG.SYSを作成したときにdevice=fdxms.sysを外してある場合は,「FreeDOS(98) XMS-Driver」から始まる5行は表示されません。
fdnp21起動画面

ここからFDイメージを使ってインストールできればいいのですが,このHDイメージ,FDイメージの使用が予定されていないので,FDイメージにアクセスできません(T_T)。
このブログ書き始めてから初めて顔文字を使った気がします。泣けます。

今度はDiskExplorerの出番です。

さて,完成すべきHDイメージは,MS-DOS入りで持っています。
まず,これを見ましょう。t2.hdiの中身です。
t2イメージ中身

闘神都市2固有のファイルは,ALICE_T2内にあるわけですから,この中身をfdnp21.hdiに食わせないといけません。起動時の処理はその上で考えましょう。
ALICE_T2ディレクトリ内のファイルは下の画面のとおりです。
ALICE_T2ディレクトリ内のファイル

上の画面を見ながら,アリスソフト アーカイブズから入手したFDイメージをDiskExplorerで開いて,全FDイメージから上の画面にあるファイルを漏れなくfdnp21.hdiに食わせます。
システムディスクとそれ以外をごっちゃにしないようにするため,fdnp21.hdiをDiskExplorerで開いて,ファイル-新規ディレクトリ作成で,新ディレクトリを作って下さい。
右側のウインドウにNEWDIR_0というディレクトリが新設されたら,NEWDIR_0を右クリックして,ディレクトリ名をALICE_T2と変更して下さい。

画面を操作して,下の画面のようになったら,FDイメージ内のファイルを食わせる作業に入って下さい。

FDデータコピー用画面

FDイメージをDiskExplorerで開いてみました。
ALICE_T2内には存在しないファイルも含まれています。
闘神都市2の実行上は2つ上の画面内のファイルで足ります。
それと,注意しないといけないのは,下の画面でも,
DISK1.LZHのように圧縮形式のファイルが含まれており(LZHタイプのみですが),本来であればインストールプログラム内で解凍してALICE_T2内に格納されるデータが少なからずあることです。
こういうものは,一旦,Windows上で解凍したうえで,DiskExplorerのイメージ内に戻すという作業をすることになります。
はっきり言ってめちゃくちゃめんどくさいです。

FD1枚目イメージ

何とか,イメージ内に必要なファイルのコピーを完了しました。
ゲームデータコピー完了時イメージ

では,早速,DiskExplorerを閉じて,NP21を起動してみましょう。
2回Enterキーを押すと,コマンドプロンプト画面になりますので,
CD alice_t2(改行)
t2(改行)と入力してみます。
前述のとおり,上でCONFIG.SYSを作成したときにdevice=fdxms.sysを外してある場合は,「FreeDOS(98) XMS-Driver」から始まる5行は表示されません。

起動直前

起動画面

はい,このとおり,見事にfreeDOS(98)で闘神都市2が立ち上がりました。
とりあえず,賢者イソロクからはんこをもらうところまで(資格迷宮終了)までやってみましたが,MS-DOSとの使用感の差はありませんでした(正確には,CAPSロックをかけるとメッセージの表示が早くなるはずが,ロックを外した方が早かったんですが,うちのパソコン固有の問題かもしれません。)。
他に,Anex86,T98-NextでこのHDイメージを使用して,いずれもタイトル画面まで行けることは確認しています(ダンジョンバトルとかは未確認という意味)。

ほんとは,コマンド入力をせずに,AUTOEXEC.BATで無入力起動もできるんですけど,その程度は自分で勉強してもらってもいいかな・と。
たくさんの人が闘神都市2を楽しまれますように。

あ,もちろん,ツァイ メタ女もやってみて下さいよ!!!お願いだから。

参考記事
freeDOS(98)研究

エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その1・エミュレータ導入編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その2・MS-DOS導入準備編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その3・MS-DOSインストール編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(その4・最終回)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(特別編・freeDOS(98)ってどうよ)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版前編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版後編)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・HDリマスター版rev2.0)
エミュで闘神都市2をプレイしてみよう(freeDOS(98)ってどうよ・完結編
ツァイ メタ女ハードディスクイメージ起動プロセス検証-fdnp21改

闘神都市2のマニュアルはこちら

<<著作権に関して>>
本記事に引用している全てのソフトの名称・画像の著作権・その他権利は、制作、販売されたソフトハウス、メーカー、または作者様に帰属します。本サイトでの上記著作権物扱いは、著作権など各権利関係を侵害することが目的ではありません。問題などある場合は、メール(gekigangarあっとmail.goo.ne.jp)にてその旨お知らせください。