<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

リハビリの記憶 維持期1

2020-03-28 10:20:33 | 蜘蛛膜下出血
2016年の6月に病院を退院します。倒れてから一年ちょっとの入院でした。まだ誰か一緒に歩いてくれないと倒れてしまうような状態でしたが少し歩けるようになっていたので退院させてもらいました。維持期には外来のリハビリに二年間ほど通いました。維持期は自宅で歩行訓練をしました。幸い自宅の近くには自動車の通るような道を渡ることなく歩いていける公園があるのでそこで毎日のように歩いていました。今でも思い出すのはその公園に行った最初の日のことです。子供が一緒に公園まで行ってくれたのですが3分くらいでも続けて歩くことができなかったのです。足が痛くなってすぐベンチに座ってしまいました。退院はしたものの自由自在に歩くことはできませんでした。初めの頃は公園に着くまでに2回から3回は休んでいました。長い時間を歩いていられなかったのです。
もう少しちゃんと歩けるようになりたいと思いました。金さんという方が「体幹ウォーキング」という本を書いてらっしゃいます。体幹という言葉は脳膜下出血で倒れてから療法士さんたちがよく使うので覚えていた単語です。なんとなく想像するに体の幹の部分ということだと思います。その体幹という言葉を使った歩行方法を書いてある本なのでいいかなと思って読んでみました。この本には2拍子のマーチのリズムで歩くといいと書いてあります。それで1、2-1、2と頭で数えながら歩いてみました。1で左足、2で右足を出して歩いたのです。リズムに乗って歩くことでそれほど疲れず調子よく歩くことができました。
しかしこの方法では歩き方が上手にならなかったのです。私は左足に麻痺が残っていて1で左足がスムーズに出るのですが2で左足で体を支えながら右足を出すときにスムーズに出ないのです。右足で体重を支えて左足は出せても左足で体重を支えて右足を出すときの改善ができないのです。特に右足を出す時に左手を振るわけですがこの左手の降り出すを改善できないのです。つまり1から2へは意識できるけれど、2から1の時に意識することができないのです。そこで1、2から1、2、3、4と歩くリズムを変えてみました。1と3で右足、2と4で左足を出すように変えてみました。すると2から3の時に体重の乗った左足を意識することができます。それと左手の振り出しを意識して改良することもできるようになりました。二拍子よりも4拍子のほうがよくて歩くことで疲れることも少し軽減されました。こんな風に少しずつ歩くことを思い出しながら維持期を過ごしていました。
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