越南 河内市には文廟という観光名所があります。このまえ、アペックの時も日本の首相の奥さんが他の国の奥さんと一緒にいってました。その中に、亀の背に乗った碑があります。そこには、過去に科挙に受かった人達の名前がずっと並んでいます。というのも、ここ河内は長い間、中国との関係が深かったからなのです。
ところで、この科挙試験というのは、今でいうところの公務員への登竜門となっていたのです。それで、これに受かるために何人もの若者が挑戦し、夢破れていったのです。試験というある程度客観的な判定基準で公務員を選ぶということは、なかなか、平等にみえます。
ところが、科挙に受かれば、三代は暮らしに困らないといわれているように、いったん、公務員という立場になって、人民からお金をふんだくることを覚えると、その孫くらいまではそのお金で暮らしていけるわけです。こんなわけで、科挙によって選ばれて人達による汚職というのは大変多かったと言われています。共産主義になった現在の中国でも、汚職は大きな問題になっています。
ここ越南 河内市も中国との関係が長かったせいでしょうか、科挙制度があったりして、かなり、汚職が横行していたものと思います。とくに、中国正月といいますか、こちらではテトといいますが、とにかく、警察官が道端にたって何でもないことにいちゃもんをつけて市民から金をふんだくっています。つまり、公務員というのは市民から金をふんだくることが当たり前になっているのであります。そして、市民もそれに対して影では文句を言っても公に文句を言うことができないのです。中国文化が残した悪しき因習かもしれません。
ところで、このごろ、越南の新聞を読んでいると、警察の幹部や税関の幹部が不正にお金を受け取ったことで逮捕される記事がたくさんあります。まあ、汚職の反乱といったらいいのでしょうか。そういえば、中国でも汚職が大問題になっていますね。ということは、汚職は中国の科挙文化のせいなのか、それとも、共産主義のせいなのかと考えてしまうのです。ロシアも汚職が問題になっていますから、必ずしも中国文化のせいでもないんでしょうか。ちょっと考えなければいけないところかもしれません。
ところで、この科挙試験というのは、今でいうところの公務員への登竜門となっていたのです。それで、これに受かるために何人もの若者が挑戦し、夢破れていったのです。試験というある程度客観的な判定基準で公務員を選ぶということは、なかなか、平等にみえます。
ところが、科挙に受かれば、三代は暮らしに困らないといわれているように、いったん、公務員という立場になって、人民からお金をふんだくることを覚えると、その孫くらいまではそのお金で暮らしていけるわけです。こんなわけで、科挙によって選ばれて人達による汚職というのは大変多かったと言われています。共産主義になった現在の中国でも、汚職は大きな問題になっています。
ここ越南 河内市も中国との関係が長かったせいでしょうか、科挙制度があったりして、かなり、汚職が横行していたものと思います。とくに、中国正月といいますか、こちらではテトといいますが、とにかく、警察官が道端にたって何でもないことにいちゃもんをつけて市民から金をふんだくっています。つまり、公務員というのは市民から金をふんだくることが当たり前になっているのであります。そして、市民もそれに対して影では文句を言っても公に文句を言うことができないのです。中国文化が残した悪しき因習かもしれません。
ところで、このごろ、越南の新聞を読んでいると、警察の幹部や税関の幹部が不正にお金を受け取ったことで逮捕される記事がたくさんあります。まあ、汚職の反乱といったらいいのでしょうか。そういえば、中国でも汚職が大問題になっていますね。ということは、汚職は中国の科挙文化のせいなのか、それとも、共産主義のせいなのかと考えてしまうのです。ロシアも汚職が問題になっていますから、必ずしも中国文化のせいでもないんでしょうか。ちょっと考えなければいけないところかもしれません。