膀胱炎になってから、普段から慎重派のボニちゃんの行動はいつもの30倍くらい増しで慎重な行動。
ひとりになりたくない気持ちも強いみたいで、毎晩というか毎深夜、玄関への細くて短い廊下にわたしを呼んでは1時間くらい一緒にゆっくりと行ったり来たりと歩いてた。わたしが見張りを決め込んで(だって眠いしね。3時とか4時だよ)立ち止まると、一緒にわたしの足元で止まる。そして「もうちょっと一緒に歩こうよ」って、か細い声で言ってくる。で、またボニちゃんとわたしは狭くて短い廊下をあっちへこっちへ。そして、ドアの所で眠そう~な顔したガブちゃんが、ふたりの徘徊をジィーッと見守っていた。
昨晩は、それも短かったんだけど、夜明け前にザッザという砂をかく音の直後、コケコケとどんなに眠りこけていても一発で起こすあの吐く前の音がしたから、飛び起きたら、ボニちゃんがまたおしっこをしながらゲボをした。
うんちをする時の踏ん張りゲボは、がらぴんの時も何度も経験したけど、おしっこをしながらのゲボはボニちゃんが初めて。
ちょっと前、ボニちゃんに大きなストレスをかけてしまった時も、おしっこしながらゲボをして昨晩は2度目。ゲボはかなり消化した後の食べたもの。ゲボを片づけてちょっとしたら今度は粘液混じりの軟便。。。
そして、その後、フード色の液状ゲボを連続2回。
うーーん。なんだろう。
フードだろうか。薬が合わなかったんだろうか。
今日の午前中は様子を見守ることにしたんだけど、午前中は1度もご飯も食べなきゃ、おしっこもしないでずーっと寝てた。ずーっとね。
午後に1回起きてきて、数粒カリカリをポリポリとつまんで、また廊下を何往復も。(もちろん一緒じゃないとダメ)
その間、洗面所の蛇口水で6ペロ×2回くらいして、また寝てしまった。
とりあえず午後の診療の16時に病院に電話した。
相談内容を伝えてコールバックを待った。
すぐ折り返しの電話をもらい、予約診療の合間に見てくれるということなので、レンジでチンを5分で温めボニちゃんを連れて病院へ。
病院の待合室のベンチの所には細長いホカペみたいなのが敷かれてる。
そのベンチの上にキャリーを乗せた丁度猫の目線のあたりにテレビがあってガーフィールドの映画が流れてた。
いつもは予約診療なのでそう待たないけど、今日は予約の合間なので他の診察が終わるのを待っていた。ボニちゃんはガーフィールドの映画に釘付けになってた。わたしもボニちゃんを撫でながら一緒に見ちゃったけど、結構面白そう。ガーフィールドだけCGで他の出演猫ちゃんやワンちゃん人間は実写なの。ぜんぜんこの映画、知らなかった。
ガーフィールドのおかげで、ボニちゃんも大人しく興奮することもなく診察まで待つことができ、いざボニちゃんの番になった。
体重3.66kg、少し減った。
診察室に先生がやってきて、クンクンと先生の匂いを嗅いでから軽くシャー。
その後看護師さんが輸液(吐き気止め入り)を2本持ってきた所をしっかと見てしまったボニちゃん。
「げっ、また注射っ!」と気付いて看護師さんを睨み付けてた。
先生も看護師さんも優しい人なのよ~。ボニちゃん。
食べ過ぎゲボでも毛玉ゲボでもなかったし、食欲も少し落ちてるから輸液を2本してもらって、ずっと寝てて食欲も落ち気味でゲボ3回の原因について先生と相談。
昨夜あげた食べ物は、サンプルで貰ったヒルズのs/dと、いつものウォルサムベッツプラン・フィーメルケアと一般のマグロ缶の半分(殆ど食べてない)
尿路結石のご飯は油も強いし、ご飯はいつものフィーメールケアに戻してみましょう。
ストレスを軽減する薬は胃を荒らしたりうんちに影響は少ないから、あるとしたらハーブの方の薬だけど、その両方の薬をちょっと止めて新しく胃薬を処方してもらうことに。
これでよくなってくれますように。
輸液をする時、やっぱりいつものように動かないけど大きな声で抗議のお小言をしゃべり続けたボニちゃん。
「文句は溜めないで言っちゃった方がいいよねー。ごめんねごめんねー」って、言ってくれて輸液が終わった。
看護師さんが一旦診察室から出て、その後戻って来た時ボニちゃんが「(あ、さっき注射を持ってきた人!)」って気がつき、また抗議しはじめたので、看護師さんも「ごめんね。許してね」と言ってくれたらボニちゃんたら「ふぅむぅ」って、会話になるようにまた返事した。
本当に会話のできる面白いコ。
がらぴんもかなり会話の出来る女の子だったけど、ボニちゃんもかなり会話の出来る女の子。
お話し好きは誰に似たのかしら。
そういえば、幼稚園の卒園の時「ニャダコちゃんは大人になったらお話しのお姉さんになるのかな」って、先生に言われましたねぇ。わたし。やっぱりわたしに似ちゃったのかしら。
病院から帰ったら、即座に「心配してたんだよー」と出迎えてくれたガブちゃん
威勢良く窓の外を観察
ボニちゃんがこうなってから、わたしはボニちゃんのことばかり追いかけてるし、ひとりでお留守番もしなくちゃだし、少し淋しく思ってるって訴えてくる。
それでもガブちゃんは、ボニちゃんをいたわってくれてるのが手に取るようにわかる。
いつもみたいに、追いかけあうこともせず、ハタキあったりすることもせず、ボニちゃんが寝てるとせっせとボニちゃんを舐めてくれてたりする優しいジャイアンなのだ。
待っててね。もう少ししたらいつもみたいにハタキあいっことか追いかけっことか出来るくらいボニちゃん元気になるよ。
わたしに「そこまでー!」って止めに入られるようないつもの日常は、きっともうすぐだからね。
夜8時頃に、ボニちゃんがまとまったおしっこをジャンジャカジャーンとした。
その後、いつもの時間に、いつもの場所でガブちゃんと、いつものようにチョロっとだけご飯をつまんだ。
それからまた何回も廊下うろうろをした。ゲボも止まったしうんちはまだだけど、軟便も出てないわけだし、もうすぐ大丈夫になる。
それまで、ボニちゃん、ガブちゃん、もうちょっとだよ。きっと。
年末年始で進めておかなければならなかったデザインの進みが....全然進まなかった。まとめきれなかった...。
まだおしりに火はついてないけど、火がつくのはもうすぐそこに...。
新年早々冷や汗かきそうだ。ひぃぃ~。