がんばる。がらぴん+。

甲状腺機能亢進症と診断された猫(ネコ)ガラちょぴんの闘病日記とチビニャンズの成長記録

甲状腺機能亢進症とストレス不耐性について

2007年09月08日 22時04分01秒 | 甲状腺機能亢進症のこと
わたしのかわいいキラキラのガラちゃんは甲状腺機能亢進症っていう病気と正面から向き合って、わたしの背筋をそっと伸ばして駆け抜けていきました。

この写真は2006年の1月に診断を受ける前、2005年の8月、がらぴん14歳の夏の写真です。

ガラステーブルの上に横たわってる姿があまりに可愛かったので、携帯のカメラで撮りました。
ものすごくすっごく可愛いがらぴん。



1枚撮って、う〜んもう1枚ってカメラの向きを変えたり、携帯カメラでフラッシュもないし部屋は暗いからピントもなかなか合わなくて、「う〜〜ん、こうでこう」なんて目の前でカメラの向きを変えたりピントが合うのを待ったり。
その状況がなんかヘンって思ったのは、5分くらいたってから。



目の前でコチョコチョ動くわたしの事がまったく見えていないようなこの表情。
1枚目の写真と3枚目の写真の間、時間は5分流れてます。
写真だと、ただただ可愛いお顔なんだけどこの間眼球すら動いてません。
ものすごいボーッとしてます。

目の前のわたしを見ていない。見えてない....

思わず
「ガラちゃん?ガラちゃん???」
ってその体を揺さぶってました。
そして我に返ったガラコさん



目に力も戻って、瞳も瞳孔の動きもいつも通り。いつものようにわたしを見てくれた。

この時のこと、すっごくよく憶えてる。
得体の知れない恐怖がよぎったけど、我に返った姿を見てその恐怖を受け流そうとしてた自分。

この時ねやっぱりちょっとおかしかったと思う。
元気はあったし、いつものようにご飯だって食べてた。食事と体重、そして甲状腺機能亢進症についての記事でも書いたけど、いつもの量っていうのが多かったのかもだけど、日常の積み重ねの中で「よく食べるな」ってくらいにしか思ってなかった。爆食!ってまでは感じなかった。うんちはカチカチうんこちゃんだった。

この7ヶ月後にお別れした今だから言えることなのだけど、たぶん甲状腺機能は亢進してたんじゃないかな。
四六時中一緒にいながら「なにかおかしい」って気付いてたけど、ちゃんと診断してくれる病院に連れて行ってあげられなかったけど。。。

だから、いろんな人にこの病気の事をもっと知ってもらいたい。
その時の猫ちゃんの体の中で何が起こっているのか、わたしは知りたい。

甲状腺機能亢進症っていうのはホルモンの病気で体の全ての細胞に影響を及ぼすっていうのは何度も書いてるけど、その状態っていったいどういう感じなんだろうか。


わたし達人間の体の中でも、いろんなホルモンが活躍してる。
インスリンは膵臓の中にある膵島という内分泌器官から分泌されるペプチドホルモンの一種。このインスリンが低下しておこるのが糖尿病。
エストロゲンっていうホルモンの減少で分泌バランスが崩れることでおこるのが更年期障害
その他にも副腎皮質ホルモン、消化管ホルモンとか、体の中で沢山のホルモンが活躍してる。

そのどれもが大切な働きをしてくれるてるわけだけど、甲状腺も更年期も精神的に不安定になったりイライラしたりする。
そういった疾患を患うと精神面にも影響を及ぼすんだよね。
わたしが思うに生理前のわけもわからずイライラするのと似てるのかなって思うんだ。

もんのすごい、あ〜〜〜まえんぼちゃんのがらぴんが静かでひとりになれる所を好むようになったのもこの頃から。
生理前ってさ、いつもはどってことない物音でさえ気になっちゃったり、いつもはどってことないニオイが妙に鼻についたり、イライラしたり怠かったり、爆食したり、おなか下ったり。
そんな症状のもっとずっと重い感じなんじゃないかなと思う。

この写真の3ヶ月前、下あごをすごい痛がって病院につれていったことは病気のプロローグ ■2005年5月6日にも書いてあるけど、年齢的なことももちろん関係してたと思うけど、甲状腺機能亢進症からくる神経過敏みたいなのも関係してたんじゃないかな。

甲状腺機能亢進症に限らずだけど、具合が悪い時はガチャガチャうるさかったりするのは嫌なものだもの。
まだ若いG&Bのようなコ達だって、突然の大きな音なんかにはビクッとしちゃう。
だからいつもより落ち着いた寝床を確保してあげたり、余計な物音を立てないようにしてあげたり。
体温調整もうまくいかなかったりするから大切なコが体調を崩さないような快適温度を保ってあげるとか。
病気のコをサポートしてる飼い主さんなら誰もがされてる事だと思うけど。
そういう気遣いって絶対に猫さんに伝わってると信じてる。
猫さんって実はものすごく頭いい、空気を読む天才だしね。
わたしは今までずっと笑わせてくれたり心の平穏を沢山プレゼントしてくれた『がらぴんへの恩返し』っていつも思ってた。

この甲状腺機能亢進症っていう病気は、心臓にも負担をかけてしまう。
季節の変わり目は、台風なんかも何度となくやってくる。
気圧の変化や温度の変化に体が順応しようとして心臓がいつも以上にがんばってしまったりすることもあるそうだ。
病気じゃなくても心臓の働き自体、朝晩同じなわけじゃなく朝起きた時の方が「はやく体中に新鮮な血液を運ばなくっちゃ」とがんばったりするのだそう。
だから、朝晩やリラックスして眠っている時の呼吸数や心拍数なんかを計ってあげると、普段の生活の中で行動が活発にならなくても、下痢や嘔吐をしてなくても、「あれ?なんかヘンだぞ?」って事に気付くことができるかも。
病院でリラックス時の呼吸数や心拍数なんかを先生に伝えて、長く続く治療の参考にしてもらうこともできるしね。
心拍数なんかは1分間計るのは難しいけど、15秒や20秒計って15秒の回数×4とかかけ算して計ってました。
リラックス時、ゴロゴロいっちゃってなかなか心臓の音が聞けなかったりしたけどね。

いつもの様に、とってもカワイイ猫ちゃんがひとりだけで病気と闘わずにすみますように。
カワイイ猫ちゃんがこの病気と診断された飼い主さんの不安も少し和らぎますように。


甲状腺機能亢進症をがんばり抜いたがらぴんと一緒にいたわたしが感じたことや、
病気についてあれこれ調べて思ったことなどから感じたことを医療の素人の飼い主が、
飼い主の視点で思ったことをつらつらと書いているので、
間違っていることもあるかもしれません。
この病気でがんばる猫ちゃんと飼い主さんが快適な毎日を過ごしてもらうために、
少しの参考になってくれたら幸いです。


無断転載もしないでね。
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なるとちゃん・クロベエちゃんに会いに♪

2007年06月05日 23時59分59秒 | 甲状腺機能亢進症のこと
06年1月に亢進症が発覚したがらぴんより半年前に亢進症とわかり治療を始めていたなるとちゃんとなるままさん
なるままさんには、いろんなことを教えてもらい、助けてもらい、共にこの病気と闘った同志。
がらぴんは、駆け抜けるように旅立ってしまったけど、なるとちゃんとなるままさんにはいつか必ずお会いしたいなって思ってた。会ってちゃんとお礼とエールを伝えたいって思ってた。

そしてそして今日やっと会いに行ってきた。


なるとちゃん、只今12歳。亢進症の治療も2年。体重も5.2kgから6.8kgに増えたのだそう!
がらぴんとわたしの恩人ならぬ恩猫さん。


持参したオモチャを確認。


次男・クロベエちゃんが猫の手じゃらしをとっても気に入ったよう。


がらぴんとなるとちゃんの病気、甲状腺機能亢進症は今の所、完治する病気ではない。
だからなにを優先して大事な猫のQOLを守るかってことをなるとちゃんとなるままさんは教えてくれた。

わたし達が人間で彼らが猫であるのだから、必ずわたし達人間は愛しい家族で相棒の猫を必ず見送る日はやってくる。
病気になったとか病気でないとかそういうのも抜きにして、わたし達が猫を迎え入れたその時から、そのコのQuality of Life(生活の質)を守ってあげなくちゃならない。

甲状腺機能亢進症の治療は、極端にいうと外科手術か抗甲状腺薬での甲状腺ホルモンのコントロールのふたつにひとつ。
けど、治療前は肝臓の数値が高くでちゃうから、肝臓疾患と間違えられることもある。
(他にも腎疾患とか糖尿とかいろいろな病気と間違えられることも多い。)
がらぴんも最初肝臓の数値は悪かった。
経験の薄い獣医だと、メルカゾールは途中でやめることが出来ない薬だし、メルカでの治療に踏み切る前に肝臓とか数値的に悪い所の治療に踏み切りがちだと思うけど、治療の道はひとつじゃない。それをわたしに教えてくれた。

レストランでなるまま邸で、亢進症のことQOLのこと、いろんなことをお話しした。
一番大切なのは、病気をやっつけるって事ともちょっと違う。
そのコが心地よく過ごしてくれること。やっぱりそれが大事。

なるとちゃんは福福としてるけど、もちろん今も亢進症の治療を続けてる。
なんでも一番で真ん中が好きななるとちゃん。
いろんな症状に折り合いをつけながら、その時々で優先順位をつけながら「自慢の息子だもんね」ってママに毎日ささやかれ、病気ともお付き合いしながら健やかにすごしてる。

なるとちゃんは大きな男の子。
頭のサイズはしおんくんと同じくらいな感じかな。

ママとパパとクロベエちゃんと、いつまでもいつまでもゆったり過ごしてね。


次男・クロベエちゃんは、このじゃらしをほーんと気に入ってくれた♪
IBDの疑いがあるそうで、よくお腹も壊しちゃうし、ほっそりさん。


そして、とってもおっとーーーーーり。
とってもお上品なクルルルル〜も聞かせてくれたし、膝に乗りわたしの手も沢山優しく舐めてくれた。



そしてよく ウチュウ ノ ドコカ ト コウシン してるんだって



ガブちゃんの毛はなんていうかすっごいフェルトの繊維みたいな猫毛で細いんだけど、クロベエちゃんと同じ感じだった。
やっぱり色と毛質って関係あるのかな。

なるとちゃんもクロベエちゃんもそれぞれ病気と付き合い通院だって欠かせないけど、なるままさんの愛情をいっぱいもらって、とても幸せに満ち満ちてる。
大好きな子の体も心も、なるままさんが包み込んでる。
そんななるまま一家を見てるのはとても心地いい。


四方に窓があって、心地いい風が吹く。
今日も明日も明後日も家族みんなみんな健やかに、穏やか〜な日々を過ごしてね♪

なるままさん、そしてがらぴんとわたしのキラキラの希望の光・なるとちゃん、クロベエちゃん、今日もどうもありがとう!
また遊びに行くからね〜。
今度は一緒に腹筋プログラムやるでありますか(笑)

そして、今日はもうひとつの希望の大きな光・フェイちゃんの21回目のお誕生日だったのだ。
フェイちゃん。お誕生日おめでとう!!
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食事と体重、そして甲状腺機能亢進症について

2007年04月13日 04時04分02秒 | 甲状腺機能亢進症のこと
健康な時は、食べて運動しなければそれがお肉や脂肪なんかになってみるみる体重も増えていく。
自分の事だけど、食事の内容とか回数とか変わらなくても、年齢と共に基礎代謝も落ちてどんどんお肉があちこちについて地獄のキャンプ(でもビリー隊長はやさしいの)で肉体と心を鍛えなおさなくっちゃならなかったり(笑)
極端な話、食べなければ痩せるのかっていうと、近年そんな事もない。
わたしは30後半で継続した運動なんてしてなかったし基礎代謝も落ちてるから、食べなくてもそんなに痩せない。2年前の冬、インフルエンザで1週間寝込んだのに、まったく体重が減らなかった時は正直驚いた。

そんな事をあれこれ考えていたら、がらぴんとG&Bと食事と体重、そして甲状腺機能亢進症についての事が頭の中でぐるぐる。
愛しのがらぴんは、この甲状腺ホルモンが過剰に分泌される“甲状腺機能亢進症”だった。本当に残念だけど治療は短い間しかしてあげることができなかった。
その後、ベイベちゃんのG&Bと暮らしはじめて1年近く経った今、病院通いをしていた時には気付かなかった事が冷静に考えられるようになったので、記しておこうと思う。
とても長くなってしまったけど、どうかお付き合いください。


甲状腺ホルモン
ウィキペディアによると『甲状腺から分泌され、一般に全身の細胞に作用して細胞の代謝率を上昇させる働きをもつ、アミノ酸誘導体のホルモンのこと。』とある。

がらぴんの体重は7、8歳頃の7kg強というのがMAXで、それ以降は徐々に減っていった。というのは、7kg強は少々太り気味なので、食事の量を減らしてダイエットを心がけていたから。
13歳頃までに4kgくらいまでダイエットした。
けど食欲は衰えることなく上向いていて、「食べたいよ〜」と言われるままにご飯をあげていた。

がらぴんが14歳半くらいのころ食欲は旺盛だった。なのに徐々に痩せていった。
今思えば、それは甲状腺の機能が亢進していたからなのかもしれないけれど。。。
時々吐いていたけど、『毛玉かな?』と思ってあまり気にしてなかった。沢山食べていたのに痩せていった。
当時ちゃんと計ったりしてなかったから明確な事はわからないけど、思い返すとおかしいなって思えた2005年の夏頃、アイムス・シニア チキン味を40〜50g(399kcal/100g)を2回くらいと純缶まぐろ(48kcal/缶)を2缶くらいの量を1日に食べていた。うんちはちゃんと形になっているものを1日2回くらいしてた。食べてる量も多いからそれに比例しているのかな?って思ってた。
その後、85gの缶を1日4回、40g入るお皿にカリカリを2.5皿くらいあげることがあった。

もうすぐ1歳のG&Bを暮らす今、G&Bの食べる量を考えると、本当に異常な量のごはんを食べてたんだ。けどその頃比較するニャンコさんはいなかったし、日々の暮らしに慣れてしまっていたし、その事に全然気づけなかった。

初めて病院に行った時は、ひどい水下痢で、食べたがるのに食べれなかった。そして眠らなかったし、いつもくっついていたがらぴんが、ひとりで居たがったりしてた。
そして、がらぴんを苦しめていた原因には甲状腺機能亢進症という名前があったことを知った。

治療を初めてからも、それ以前の食習慣はがらぴんだけでなくわたしにも染みついてていて、本来の必要量というよりか、それまであげていたご飯の量を基準に考えていたように思う。
具合が悪くなってしまったこともあるし、慣れない病院へ毎日のように通い始めた頃だし、これまでより食べているとか食べていないとか、そういう視点で見ていたのかも。
その事に気付かせてくれたのは、もうすぐ1歳になろうとしてるG&Bだったりするんだよね。
手のひらサイズのベイベちゃん達だったG&Bもキトンフードから一般フードに切り替えの時期になった。
今、G&Bはウォルサムベッツプランフィメールケア(避妊後〜7歳までの雌猫ちゃん用)をふたりで120gくらい(ひとり60gくらい)と、一般の缶(チャオ、純缶、ミオ)のマグロ系を1日1〜2缶を半分ずっこ。それ以上どうぞと薦めてもその量だったりする。それは見事にフードの袋に書かれた標準量。

このコ達が今食べてる一日の量より、あの頃のがらぴんの方が食べてる量って遙かに多かったんだよね。
運動量は圧倒的にG&Bのが多いのに。年齢だってがらぴんのがずっと年上で、きっと基礎代謝的なものは全然違ったはず。
なのに、がらぴんは痩せていった。

それが、甲状腺機能亢進症って病気なんだよね。

よく食べるしそこそこ活発に見えるから「今日も元気!」って思えちゃう。
けどそんな時、体の中ではいったいなにが起こっているんだろうと考えてみた。
以下、ウィキペティアで「甲状腺ホルモン」で記事を検索した頁で読んでのわたしなりの解釈です。

本来の甲状腺ホルモンの働きというのは、身体の成長や発育、新陳代謝の維持に必須のホルモン。
甲状腺から放出されたホルモンは毛細血管から血中に入り、全身を駆けめぐる。
全身を駆けめぐる甲状腺ホルモンは全身全ての器官に「さぁもっと働いて、ガンバッテ!」とハッパをかけてしまう。
その指令が全身を駆けめぐり、
心臓は「もっと血液を循環させなくっちゃ」と、自分をさらに大きくしてでもがんばる。
肺は「もっと酸素を取り込まなくちゃ」とがんばる。
胃や肝臓、膵臓、小腸、大腸などの消化器系はは「がんばって、すぐ消化させるからね!」と食べても食べてなくてもフル稼働する。
腎臓などの泌尿器系は「不要なものは任せて!じゃんじゃか外に出すよ!」と張り切ってしまう。

その時、体の中では各々の器官が、その能力を最大限発揮しようとがんばってしまう。
まるで機関士がいない機関車のような状態が起こってしまっていて、誰もブレーキをふまない。
例えば、ご飯を食べたから、消化して排出するという一連の作動ではなくて、各々が暴走してしまうんだ。

その結果、目に見えてわかる症状として、暴飲暴食になったり一見元気に見えたりする。
けど、体の中ではこれでもかってくらい必要以上の働きをしてしまうから、痩せてしまったり下痢になりやすかったり胃液を吐いてしまったりする。
なにかがおかしいと病院にかかって血液検査をしても甲状腺機能の亢進かどうかを判断するためのFT4やT4の検査は外部ラボで行われることも多いし、院内で測定できる血液検査の結果から、心不全や腎不全、肝機能障害や、胃腸疾患などの他の病気と間違えて診断されてしまうことが多いというのが今の現状なんだと思う。

病気の診断や治療って、難しいことだと思う。
がらぴんのように、血液の生化学検査では特に飛び抜けた異常値を示す器官がない場合だってあるし、甲状腺機能の亢進によく見られる食欲旺盛がみられない場合もあるし、元々の既往症がある所にプラスして甲状腺の機能が亢進してしまうことだってあるだろう。
それじゃ経験の少ない獣医や、まして素人の飼い主に体の中で一体何が起こっているのかなんてわからない。わかるはずがない。

それでも甲状腺ホルモンの過剰放出は、目に見えない所で体の中の全ての器官を暴走させてしまうことがある。
甲状腺機能亢進症は、他の疾患を血液検査ではわからないようにマスクしてしまうことだってある。
暴走してしまった機関車にはブレーキをかけて速度を落とさないと快適な旅にならない。
快適な速度。それがT4検査の基準値。
そしてブレーキの名前は、今の日本では服用するメルカゾールとかメチマゾールって言われている抗甲状腺薬。

話がだいぶあっちこっちに行っちゃったし、長くなっちゃったけど、
毎日の積み重ねで慣れてしまって見えなくなっていたり、慣れてしまった感覚をリセットするのって本当に難しい。
その事に気付かせてくれた、甲状腺機能亢進症に立ち向かいがんばってる猫ちゃん達とその飼い主さん、がらぴん、G&B、ビリー隊長に感謝とエールと愛を込めて。



みんながんばれ。
そして大切で大事で大好きなあなたの猫ちゃんが、年を重ねてごはんをより食べるようになっていたり、いや食べなくても、高齢と言われる年齢にさしかかっているのなら、甲状腺機能亢進症という病気のことを知ってほしい。そしてどうか全身の器官が暴走する前に甲状腺機能の検査をしてあげてくださいね。




あ、わたしはビリーズブートキャンプ、5日目腹筋プログラムに入りました〜。
心と体を鍛えるべく、今日も明日もせっせとビリー隊長のもとへ。
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猫の甲状腺機能亢進症に対する代替療法

2006年04月19日 23時45分25秒 | 甲状腺機能亢進症のこと
臨床獣医師の為の情報フォーラムに英語文献を日本語に翻訳された猫の甲状腺機能亢進症に対する代替療法が掲載されていた。
このページには、経口抗甲状腺薬(メチマゾール・カルビマゾール)での治療法の他、化学的破壊法(アルコール法)、熱破壊療法(異常な甲状腺組織に超音波で確定し、針を刺し熱で組織を破壊する)という治療法です。
この文献によると、まだまだ研究段階のようですが(update日時が書かれていない。。。。)、日本のどこの動物病院でも猫ちゃんの状態によって治療を選べるようになることを願っています。
この臨床獣医師の為の情報フォーラムには、他にも猫の甲状腺機能亢進の診断とモニタリングと治療方針についても書かれていた。昨今では、甲状腺機能亢進症と診断される時期(年齢)は10年前よりも早まっているそうです。10歳以上の老齢猫にはすべて定期検査でT4レベルの測定を含める事を推奨されています。
6歳以上の猫でも、異常に活動的、多飲多尿、体重減少傾向、心雑音、頻脈あるいは奔馬調律、肝臓酵素レベル上昇,触診法の上で腫大した甲状腺が確認される場合は念の為、T4の検査も行った方がよいようです。本猫に体力や体重など、蓄えがある時に、甲状腺機能亢進症であると診断がつけば、治療方法の選択肢も広がることでしょう。。。

また、猫での穏やかな、あるいは潜在的な甲状腺機能亢進症では、 T4 レベルは正常範囲の内外に変動することがある。さらに、軽度から重度のNTI (非甲状腺疾患)を併発している場合は,上昇していたT4レベルが正常範囲内に下がっている事がある。従って、典型的な臨床症状を示す猫場合では,T4値の結果が正常レベルであっても甲状腺機能亢進症を除外することは出来ない。とあります。

◇NTI(非甲状腺疾患)がある場合は、病気の改善または治癒を確認した後再度T4を測定
◇NTI(非甲状腺疾患)がない場合は、連続した数週間の間に何度かT4レベルの測定を繰り返す
◇もしこれでもうまく診断できないが、甲状腺機能亢進症が疑われる場合は、さらに追加の検査が必要となる。
早期または潜在的な甲状腺機能亢進症の診断法としては,透析法によるFT4の定量、 TRH 反応検査とT3抑制試験などがある。

◆遊離T4レベルは潜在的甲状腺機能亢進症の猫では通常高値を示す。
◆NTI I(非甲状腺疾患)では時折FT4が上昇するため、あらかじめ除外していかなければならない。
◆TRH 反応試験はTRHの静脈内投与直前と6時間後のT4レベルを測定する事によって判定する。
◆T4レベルが上昇しない場合は甲状腺機能亢進症を示唆する。
◆T3 抑制試験は25μgのT3製剤を1日3回7日間経口投与し,その前後のT4(T3も同様に)レベルを測定することにより判定する。
◆T4 レベルの抑圧が欠如している場合は甲状腺機能亢進症を示唆する。

猫の甲状腺機能亢進症の治療のオプション
抗甲状腺薬(メルカゾール、メチマゾール)の長期投与、外科的甲状腺摘出手術、放射性ヨウ素治療など。(化学的破壊法や熱破壊療法は今日まだ日本ではポピュラーな治療法ではないようです。)
治療にはそれぞれ長所と短所を持ち合わせているので、十分な考慮と、定期的なモニタリングが必要です。

経口投薬治療では、副作用(血小板減少、貧血、顆粒球減少症、肝障害)が主なようです。
がらぴんは、静脈点滴と併用していたので、血小板減少と、貧血が最期の引き金になってしまったと思われます。ただ、経口投薬治療は、途中でやめるとその影響も大きいような気がします。(これはわたしの主観です。)

ひとつの療法が猫の90〜95%に効率的。残念な事に、がらぴんは、5〜10%の方に当たってしまったようです。本当に残念でなりません。
一番近くで、がらぴんを誰よりも大好きだったのに、病気に無知でごめんなさい。
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がらぴんの老齢性甲状腺機能亢進症

2006年04月10日 17時32分39秒 | 甲状腺機能亢進症のこと
わたしのキラキラのカワイコちゃん、がらぴんが3/23に旅だって、ずっとミョーチキリンな仕事に振り回されながらも頭の中でずっとブログに書きたい書きたいと思っていた事、やっとミョーチキリンな仕事が終わりかけまで気合いで持ってきた。それで次の事に手をかける前に、やっぱり『がらぴんの老齢性甲状腺機能亢進症』について、悔やんでることもそうじゃない事も書いておこうと思う。

がらぴんの主たる病名は、老齢性の甲状腺機能亢進症だった。
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンの異常で、体や臓器に働けー働けーと指令を出す機能が亢進してしまうわけだけど、働かせすぎたらどうなるか。「心臓も働き過ぎて燃え尽きてしまう。」と初めてこの病気を知ってインターネットの海に出たわたしが最初に出会った言葉だった。
歳を取ったらゆっくりのんびり天寿を全うして欲しいと思ってた。思い切り沢山眠って大きく伸びをしてちょこちょこご飯を食べてこれまで以上にいっぱい甘えて欲しかった。

甲状腺機能亢進症の治療法は手術かメルカゾール(メチマゾール)を飲ませるだけ。薬の副作用もあるのでごはんが食べられなくなったり下痢や嘔吐をしてしまったりもする。薬を飲ませ始めたら一生飲ませなくてはならない。それにその子にあった薬の量を見つけるまでが大変らしい。らしいというのは、がらぴんは結局、がらぴんに合う薬の量を見つけてあげられなかったから。

今、がらぴんを失って思うのは、
「歳をとるという事は、怠さも大きくなってくる。動きたくない気持ちも強くなる。少々の甲状腺機能の亢進ははあっても良かったのではないか」とも思えてしまうこともある。
がらぴんに、メルカゾールを飲ませ始める前に計ったFT4は2.33(正常値:0.7〜1.7)だった。
今思うとね、この0.63オーバーというのが、どのくらい体に負担をかけてしまっていたのかは、わからない。わからないんだよ。この時、メルカゾールの治療に踏み切らなかったら、、、とは、多分これからもずーっとわたしの脳裏にはついて離れないんだと思う。
けれど、治療をなにもしなくてもごはんを食べられなかったり、日に何度もゲーをしたり、ピーピーが続いていたり、そしてどんどん痩せていくがらぴんから痛いのとか辛いのとか取り払ってあげたかった。そしてわたしは治療の道を選択した。

がらぴんの時は、FT4、0.63オーバーで、1日1回1錠(5ml)で治療をスタートさせた。これは結果9日間で投薬を中止するに至ったので、適応量ではなく多すぎたのだ。獣医も臨床経験が浅かったのかもしれない。この時がらぴんの体で何が起こっていたのか。投薬を中止させた後は、一進一退を繰り返した。本当は中止させてはいけなかったんじゃないか。一度薬でコントロールしようとしたホルモンバランスはその後過剰に反応してしまったように思う。1/4錠でも1/8錠でも、極々少量でも続けた方がよかったんじゃないか。という疑問は残ってる。
食べたり食べなかったり、横たわっている時も目を開けたままだった。

そして2月23日から、12時間おきに1/4錠(1.25ml)。1日2.5mlの投薬と食べられない時は、日帰り静脈点滴を始め、ぴったり1ヶ月で旅立ってしまった。
その間の体調の波は、天気に左右されてた。なにかをしたからなにかが良くなるとか悪くなるとかそういうの見つけてあげられなかった。

こうやって書くと、投薬治療を悔やんでいるようにみえちゃうかもしれないけど、投薬治療を選んだ事は悔やんではいない。最後の1ヶ月、体調がツライ日もあったけど、喉をゴロゴロならしてお給仕を断ってくれたのはちゃんとメルカゾールが効いてくれていたからだと思う。
病院通いは今年に入ってからだったけど、病気のプロローグにも書いたけど、何かがおかしいと思ったのはもっとずっと前。2005年の1月もよく吐いたりしてた。甲状腺機能亢進症は、攻撃的になったりすることもあるらしいけど、がらぴんは攻撃的にはならなかった。けどあんまり甘えたりしなくなってはいたように思う。いつも寝る時は一緒に寝てたけど、ひとりで眠りたがったり、あまり暖かい所を好まなかったり、夏は夏でガラステーブルの上とかで涼みたがったりしてた。
がらぴんの一生の中で、メルカゾールの治療をしたのは、1ヶ月と9日。その間は少し穏やかだったり甘えたがったりっていう時間もあったように思う。だからメルカゾールは飲ませて良かったと思ってる。ただ量がね。。。。量が、がらぴんに良かったのかというと、これは良くなかったと思う。

ブログには正直に悔やんでる事も書いておこうと思う。
なんでもっと定期的に健康診断してあげなかったのかなとか、元気なうちに時間がもっとある時に信頼できる獣医を見つけておいてあげられなかった事とか、おかしいぞって思ったシーンはいくつかあったのにちゃんと見つけてあげられなかった事とかね。悔やんでも悔やんでもがらぴんはもう帰ってこない。
猫の一生は、人間よりずーっと短い。わたし達にはそれしかできなかったけど、選択肢が沢山ある時に道を切り開いておいてあげるのはわたしの役目だった。それできなかった。ごめんねがらぴん。
わたしは頑張り屋さんのがらぴんに沢山助けられてた。一緒にいられてわたしは幸せでしたよー。宇宙一の幸せものでした。今も幸せ。

つい最近、仕事のファイル、古いモノで新しいモノを上書きしちゃって、あわてふためき、落ち着けアタシ!!と思ってたら、お友達からがらぴんの写真が送られてきた。携帯で撮った去年の写真。携帯の中からは消えちゃってて、PCを探してくれてたものだった。
「おぉ。きっとガラピンが、ガラピニャーダを励ますために、写真を見つけさせてくれたんだわ。」と友人。
やっぱりスペシャルで可愛いガラチョビン!はサイコーの相棒。

ペットロスで苦しんだ人がお寺に1年通いつめて、住職さんに教えてもらったことをがらぴんが亡くなったその日に教えてもらった。
「犬や猫、動物の生涯は短いけれど、動物の輪廻は短いから一緒に過ごした大好きな人の元には何度でも何度でも生まれ変わって会いにくる。姿は変わっているけれど、必ずすぐにわかる」

だからね、悔やんでばかりもいられないんだよ。けど反省もしなくちゃいけない。同じ事は繰り返さないようにね。
動物はどうしたって、自分より早く旅だってしまう。けれど全身全霊で教えてくれたこと。それって本当に宝物だものね。

わたしはまた絶対、猫と暮らす。
がらぴんの生まれ変わりとかは、考えないと思う。
そう考えてしまっては、今度暮らす猫ちゃんにもがらぴんにもなんか申し訳ない。
出会って別れてまた出会う。
がらぴんは永遠にわたしの中で生き続けてる。永遠にキラキラのカワイコちゃん。
それは変わらないこと。
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食事と対策と効果的な食品と成分および注意点

2006年03月07日 10時45分35秒 | 甲状腺機能亢進症のこと
ヒトのサイトだけど、食事と対策が出てた。ちょっと参考にしてみよう。
あくまでもこれはヒト向けの情報だし、他に症状も出ていたりしたりすると、対策はそれだけではないと思うし、もしこれを読んで大切な猫ちゃんにと考えるのなら、まずDr.に相談してくださいね。
わたしも後で相談してこよう。

【食事と対策】
●代謝機能が亢進するから、体重減少を起こしやすい。消耗性疾患だから不足するエネルギー、タンパク質、ビタミン(特に水溶性ビタミンとビタミンA)、ミネラルを充分に補給(ビタミンB1, B2, B6, B12, C)

●水分は充分に補い、脱水症状がでないようにする。

●ヨードの摂取は制限する。(甲状腺ホルモンの主成分で、不足しても甲状腺腫が起こるけど、日本では不足より過剰の方が問題になってるらしい。でもこれヒトの事だけどヨードは昆布や海草類だから海苔好きのがらぴんに海苔は控えよう)

●甲状腺を正常化させる亜鉛は、細胞の新生や体内の200以上の酵素の成分としても重要なのでしっかり摂る。

●代謝を亢進させる唐辛子、アルコールなどの刺激物は避ける。(昔の猫は具合が悪くなると南蛮水、唐辛子入りの水を飲ませてたとおばば御歳91歳が言ってたっけ。実践しなくてヨガッタ。)



【効果的な食品と成分および注意点】
●ヨードを多く含む食品(甲状腺ホルモンの原料がヨード、亢進症の場合は摂取は制限する)
[昆布や海草類(昆布だしはヨードが多い)。寒天。ようかん。]

●ゴイトロゲン(アブラナ科の野菜に含まれる抗甲状腺物質)を多く含む食品
[キャベツ。カリフラワー。ブロッコリー。カブ。芽キャベツなど]

●ビタミンB群をバランスよく含む食品(亢進症は消耗性疾患なので、ミネラルを十分に補給)
[玄米。大豆。大豆食品]

●ビタミンA(不足しがちなエネルギー)
[やつめうなぎ。あんこう。銀だら。モロヘイヤ。アシタバ。なずな。カボチャ。春菊。小松菜。にんじん。干し海苔]

●亜鉛を多く含む食品(甲状腺を正常に保つ)
[牡蠣。和牛もも肉。豚レバー。うなぎ。豚もも肉。納豆。ホタテ。鶏レバー。アーモンド。そば粉。イワシ水煮。高野豆腐。鶏ささみ]

●過労を避け、精神、身体を安静にする。




病院帰りに出会った5丁目ニャンズ。左の子はまだ子供。右の子はかなりの大物。親子かなぁ〜。
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