家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

夫唱婦随か、婦唱夫随か

2005年11月15日 | 家について思ったことなど
(広辞苑より)
ふしょうふずい【夫唱婦随】
夫が言い出し、妻がこれに従うこと。夫婦の道をいう。

この言葉を見たとき、夫唱婦随もそうだが、婦唱夫随(妻が言い出し、夫が従う)ということもあるなと思った。
「婦唱夫随」なる言葉は造語になってしまうが、きっと他の人も使っているだろうと想像でき、ググってみると案の定、多くの人が使用していた。夫唱婦随という表現は単に仲睦まじい状態を指すが、婦唱夫随で仲睦まじい夫婦も多いという印象を得た。

それはさておき、
こと家づくりに関して、どちらかの型にだいたい分けることができるのではないか。

私が家づくりというものを面白がりすぎたせいで、我が家の場合、(家づくりにおいては)夫唱婦随型だった。しかし、業界人の話を聞いていると最近はどうやら婦唱夫随型の方が多いようだ。
どちらでもいいが、どちらかが先導しないとうまくいかない感じがする。特にオーダーメイドでの家づくりには会社の経営と同じく、最高経営責任者(CEO)相当の人間がいた方がいい(関連エントリ)。そして情熱が大きい人間が先導者になるのが一番いいと思う。
さらに夫唱婦随型にしろ、婦唱夫随型にしろ、要するに夫婦が仲良く、信頼感を持っていることが重要だと思う。

家づくりの過程で、にわかに夫婦の価値観の違いが顕在化し、夫唱「不」随や婦唱「不」随となって、離婚にまでいたる例があるようである。
それから考えれば、「唱」は重要だが「随」も重要なのである。
少なくとも「唱」をしない相方は「随」の姿勢をとらないと家づくりはうまくいかないように思う。

時に「唱」、時に「随」という関係がバランスよく機能すれば、なおいいかもしれない。

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5 コメント

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我が家の場合 (chiezokun)
2005-11-16 12:37:20
家作りに関してだけ(だけ←ここ強調)は婦唱夫随でした。



後半部分は耳が痛い(目が痛い?)です。。。

夫婦で価値観が違いすぎるので、何度も衝突しました。

途中で、逃げ出したくなったりもしましたね。

我が家の場合は、建築中というよりは、特に建築前の方がそうでした。

ホントに離婚してやる~~~~!!と思ったことも(笑)

まあ、家作りに限ったことではないのですがね、うちの場合は(苦笑)
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CFOとCCO (martiniflats)
2005-11-16 13:50:25
garaikaさん:

またまた、あっと思いました。

我が家でもこの話題が最近があって、なんかスレッド書きたいな…と思ってました。

うちはCFO/旦那(最高経理責任者)とCCO/私(最高クリエィティブ責任者)ということでやってきました。ふたりのテイストがほぼ一緒なので、あとはどれだけの価値観で物事を決めていくかが問題でした。お互いを尊重して、話し合って、顔色見ながら(笑)『唱』『随』を繰り返してました。

費用はかかりますが、夫婦の関係を確認するとってもいい試験だと思います。…今のところは…うまくいってるのでそういえる。

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たぶん (garaika)
2005-11-16 22:28:02
chiezokunさんのとこは、婦唱夫随であろうと推測はしておりました。

家づくりのHPやblogって、たいてい「唱」側によって運営されているんですよね。私のところもそうであるように。

しかし、あんなにすばらしいニットを供給してくれる奥さんに対し、ケンカをふっかける旦那さんの姿が想像できませんです(笑)。

反対ばかりで、対案を出さなかったということでしょうか。それともまったく違う案を出して折り合いがつきにくかったのでしょうか。後者であるなら「婦唱」でもあって「夫唱」でもあるということになりますね。それでchiezokunさんの方が情熱が上だったということになりましょうか。





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ちなみに (garaika)
2005-11-16 22:29:59
我が家も「家づくりに関しては」を強調して夫唱婦随型です。旅行などでは婦唱夫随型の方が多いです。私が「行き先だけ決めてあとは行き当たりばったり」というような旅行が好きなのに対し、妻は「厳密にとまでは言わないけど、寄る所、やることがはっきりしている」旅行が好きで、計画を立てるのがめんどくさくなった私は素直に「随」しております。





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尊重、顔色 (garaika)
2005-11-16 22:33:28
martiniflatsさん、それです。お互いを尊重して、「顔色見ながら」です。

私も「唱」える時は相方の顔色見ながら、いかにも検討余地がありそうに装いながら「唱」えました。

「ここは絶対にこうする」と宣言するのではなく、まずは「ここをこうすると楽しいぞ~」とか言って。

いろいろな選択がある場合は、こちらが譲歩できるものまでを提示して「どれにしようか」とか。

そしてこちらがまったくこだわってない部分については、それとなく相手に主導権を渡してました。

設計事務所に渡すプランニングシートというか要望集を作ったのですが、3段階くらいのウエートをつけて(ここがミソ)要望事項をまとめました。それをちゃんとお互いがチェックして「出してよし」と確認してから渡しました。この段階で基本思想のようなものを作れたので、あとはその思想に乗っかって判断するというやり方ができ、大きく反目することはありませんでした。

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