夕べ(2/5)本当に久しぶりに早く帰ることができて、22:30頃帰宅した。
女房が腕によりをかけてラフテーを料理したらしく、嬉しそうに話していた。
「泡盛を加えて煮込むと美味しいらしいからやってみたの。」という。
そうか、それはさぞかし旨く煮込んでいるのだろう・・・と思って、ふと考えた。
泡盛って、我が家には確か2、3本買い込んでいたけど、どれ使ったんだろう?
「泡盛の置き場所知ってたの?」
「あのシーサーの泡盛、蓋が硬くって・・・」
「えっ!?シーサーのって、
まさか壷焼の泡盛のこと?」
「うん?」
「うんじゃないよ!それ15年前のだろーっ!」
「15年前って、何それ?」
「何それじゃないよ!!!15年前に買って寝かして置いたやつだよ!」
「寝かしてるって?」
「泡盛は何年も寝かしたらまろやかになって味わいが増幅するって話したろ!」
「えっ?これ寝かしてたの?」
「何べんも話していただろーが!」
「知らないわよ!」
「知らないんじゃない。ちゃんと聞いとらんかったんだろーが!」
「えっ?そうだっけ?」
「アホか!そうだっけじゃないわい!わけもわからんと勝手に空けるな!」
「・・・泡盛が入用だったから、ちょっとだけ使っただけでしょ!」
・・・ほとんど残っていない・・・
「どこがちょっとじゃ!ほとんど空やないか!」
「ケチケチしなくたっていいでしょ!美味しいラフテーができたんだから。」
「問題をすりかえるな!ラフテーが美味ければいいってもんじゃない!」
「泡盛なんていくらでもあるでしょ。」
「15年も寝かしたんは、いくらもない!大体、買うにしても桁が違うぞ桁が!」
「・・・・」
「人の努力をなんやと思っとんじゃ!」
「だって、知らなかったもん。」
「知らなかったら、人が大事に寝かしとる泡盛を勝手に使ってもええんか!」
・・・・ということで、昨晩は女房と一言も話さずに寝た。
寝床で最近読んだ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の一節を思い出した。
伏見寺田屋のお登勢が大事に育てていた菊を、おりょうが一本残らず剪って、
その菊の花しべで竜馬のために「菊の枕」を作った話だ。
竜馬はしかし、その行為に怒りを爆発させて涙を流すことになる。
昨晩の泡盛の話とは、その背景とニュアンスで異なる部分もあるのだが、
良かれと思っての一途な行為に、別の次元で怒ったという点での共通項に
ふっと思い出したのだが・・・まあ、しょうがないとあきらめるあたりも同じだ。
15年物の泡盛がラフテーの料理に使われようとは・・・・残念この上ない。
しかし、女房は酒は飲まないし、今回の事は仕方ないとあきらめるしかない。
まあ、那覇の瑞穂酒造には、12年物の私の甕が保管してあるので、
いずれ、それを味わうということで自分を慰めるしかないな。
しかし、なんというか、今晩(2/6)そのラフテーを食したが、まあ、美味かったな。
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女房が腕によりをかけてラフテーを料理したらしく、嬉しそうに話していた。
「泡盛を加えて煮込むと美味しいらしいからやってみたの。」という。
そうか、それはさぞかし旨く煮込んでいるのだろう・・・と思って、ふと考えた。
泡盛って、我が家には確か2、3本買い込んでいたけど、どれ使ったんだろう?
「泡盛の置き場所知ってたの?」
「あのシーサーの泡盛、蓋が硬くって・・・」
「えっ!?シーサーのって、
まさか壷焼の泡盛のこと?」
「うん?」
「うんじゃないよ!それ15年前のだろーっ!」
「15年前って、何それ?」
「何それじゃないよ!!!15年前に買って寝かして置いたやつだよ!」
「寝かしてるって?」
「泡盛は何年も寝かしたらまろやかになって味わいが増幅するって話したろ!」
「えっ?これ寝かしてたの?」
「何べんも話していただろーが!」
「知らないわよ!」
「知らないんじゃない。ちゃんと聞いとらんかったんだろーが!」
「えっ?そうだっけ?」
「アホか!そうだっけじゃないわい!わけもわからんと勝手に空けるな!」
「・・・泡盛が入用だったから、ちょっとだけ使っただけでしょ!」
・・・ほとんど残っていない・・・
「どこがちょっとじゃ!ほとんど空やないか!」
「ケチケチしなくたっていいでしょ!美味しいラフテーができたんだから。」
「問題をすりかえるな!ラフテーが美味ければいいってもんじゃない!」
「泡盛なんていくらでもあるでしょ。」
「15年も寝かしたんは、いくらもない!大体、買うにしても桁が違うぞ桁が!」
「・・・・」
「人の努力をなんやと思っとんじゃ!」
「だって、知らなかったもん。」
「知らなかったら、人が大事に寝かしとる泡盛を勝手に使ってもええんか!」
・・・・ということで、昨晩は女房と一言も話さずに寝た。
寝床で最近読んだ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の一節を思い出した。
伏見寺田屋のお登勢が大事に育てていた菊を、おりょうが一本残らず剪って、
その菊の花しべで竜馬のために「菊の枕」を作った話だ。
竜馬はしかし、その行為に怒りを爆発させて涙を流すことになる。
昨晩の泡盛の話とは、その背景とニュアンスで異なる部分もあるのだが、
良かれと思っての一途な行為に、別の次元で怒ったという点での共通項に
ふっと思い出したのだが・・・まあ、しょうがないとあきらめるあたりも同じだ。
15年物の泡盛がラフテーの料理に使われようとは・・・・残念この上ない。
しかし、女房は酒は飲まないし、今回の事は仕方ないとあきらめるしかない。
まあ、那覇の瑞穂酒造には、12年物の私の甕が保管してあるので、
いずれ、それを味わうということで自分を慰めるしかないな。
しかし、なんというか、今晩(2/6)そのラフテーを食したが、まあ、美味かったな。
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ごめんね
私の性格知ってるから・・昨日は、いろんな話して、笑って許してくれてありがとう
でも最高に美味しかったのは、やはり15年という歳月がそうしたのかも・・・
今度私がするから又一緒に待とう
サイバーな夫婦やな~。
読みながらGAO君の怒る様が浮かんでました。
怒るに連れて東京弁⇒関西弁へ変容。
「まさにぃ、怒りは西へ、やぁ~」
冗談はさておき、夫婦も泡盛のように長年かけて
やっとこさ醸成されるのでしょう。
我が家も同じです。
仲良くね
あとでほとんど残っていないクースをちょびっと飲ませてください
「アホかっ!」とか言ってしまって、大人気なかったと反省しとります。
ま、それだけショックだったってことで大目に見てもらいましょう。
そのうちしてくれるようだし、楽しみににしていましょ。
>孤高の喇叭吹きさんへ
いや~、オケのみならず人生や夫婦生活での先輩でもある方からのお言葉。
「やっとこさ醸成されるのでしょう。」の一言はなかなか奥行きがありますね。
ありがとうございます。
まあ、この泡盛事件をきっかけに、またひとつ相互理解に進展があったような気がします。
>しなゆきさん
ほとんど残っていなかったクースーは、勿論、私が味わってしまいました。残念でした。
が、以前お話した、宮古島は多良川酒造の「ももこ」は手をつけていません。
すなわち、多良川酒造の酒蔵で、モーツアルトを聞かせて3年寝かせたもので、
1994年の瓶詰め以降、未だ開封しておりませんので、これは楽しみにしていてください。
20年したら飲みますかな?