学校に言論の自由を求めて!

東京都教育委員会の「職員会議で挙手・採決禁止」通知に、たった一人異議申し立てした元三鷹高校校長の土肥信雄先生を支援します

6月4日提訴と記者会見をしました。

2009-06-08 15:57:03 | Weblog

 

6月4日(木)土肥先生はついに都教委に対し提訴しました。

2時45分 東京地裁1階に参集したのは
土肥先生、3人の弁護士、尾木直樹(教育評論家)、西原博史氏
(早稲田大学教授)、高嶋伸欣氏(琉球大学名誉教授)、保護者、
教え子
など約20人。

 
全員で14階の民事届出窓口へ。20分ほど待たされたあと弁護士さんと土肥先生が書類を出すのを後ろから見守りました。  その後2階の司法記者クラブ会見室へ。都庁記者クラブ会見室よりはるかにせまい会見室にはすでに報道関係者約20人でいっぱいでした。
テレビカメラ5台(TBS,NHK,テレビ朝日、フジテレビ他)、膳場キャスターの顔も見えました。
 
土肥先生よりまず「提訴にあたって」の意志表明をされました。
(全文はホームページかブログに掲載予定)
提訴できてホッとしました。これで都教委と公開で討論することが
できる。」
という言葉が印象的でした。

吉峯弁護士「提訴がこの時期になったのは、3月末ぎりぎりまで校長
職を全力でつとめていたから。一連の都教委の行為のひとつひとつを
問題化することによって、都教委がこんなことをやっているのかと
保護者や都民にあきらかにされることに意味がある。
 
尾木直樹さん「生徒たちが土肥先生に書いた色紙を見てジェラシーを
感じた。校長が全員からの色紙をもらうなんて全国でもまれな快挙で、
生徒とのコミュニケーションがいかによかったかの証し。
土肥先生は挙手・採決禁止の通知に違反したのではなく意見表明を
しただけ。こういうのを教育の世界ではイジメという。イジメには毅然と
対応せよというのが文部科学省の指導なので毅然と提訴する。
全国の教師が応援している。
 
西原博史さん「簡単に言えば、土肥問題はいじめの構造である。
ある時点から校長に運営責任、権限を預けた以上、尊重すべきである
にもかかわらず校長が権限を発揮しようとすると、足をひっぱたり、
妨害をする無責任体制をつくってきた。校長の権限をどう考えている
のか、校長はロボットなのか、現場の先生の意向をどう取り入れていく
のか、都教委の考えを知りたい。瀬戸際の事件と考え、最初から
応援してきた。都民の誰もが関わりのある問題です
。」
 
三鷹高校元保護者「土肥校長は生徒のために全力で教育をしてきた
と言ったが、本当にあんな校長先生ははじめてで、保護者にとっても
衝撃でした。はじめは体育の先生かと思った。数学を教えてもらったり、
いろんな面を持った先生だ。うちの娘は目立たない平凡な子だが、
そんな生徒でもきちんと覚えて一人ひとり見守ってくださる。親として
一番うれしい。その先生が、人間はいざとなったら立ち上がらなくては
ならないこともあると身をもって示してくれた。これも先生の教育の
一環と思う。」
 
小川高校OB「土肥先生の授業は毎週楽しみだった。政治経済の
重たいテーマで、難しいことも多かったが、楽しく教えてもらった。
授業をことこまかに思い出せるのは土肥先生くらい。最近になって
テレビで土肥先生が出ているのを知り、同級生と連絡をとりあって
「土肥先生の話を聞く会」を作った。この問題は根が深いので、
この問題の中身を理解したい。

OBもう一人「土肥先生から習ったことで思い出すのは基本的人権。
授業で「♪ボクの大好きな基本的人権・・・♪」と歌ったほど。
この提訴でも人権の大切さを身をもって示してくれた。

会見後、司法記者クラブ前の廊下でミーティング。
土肥先生のお礼の挨拶のあと、吉峯弁護士の話。
裁判官は傍聴席の人数や雰囲気も気にしているので支援をよろしく
お願いしたい。この裁判は私にとっても思いが深く吉峯法律事務所を
あげて取り組む。今の日本にとって瀬戸際の裁判だ
。」

                              以上
 
追記)昨年より土肥先生を追って撮影を続けてきた
オルタスジャパン製作のドキュメンタリーの放映は
フジテレビの6月22日(月)深夜に決まったそうです。
後日詳細をお知らせします。

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