一口馬主のつれづれ日記

一口馬主の悲喜こもごもを語ります。
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気の向くままに・・・

第40回スプリンターズステークス予想

2006年09月30日 | 競馬
ディープインパクトの凱旋門賞出走で盛り上がっているなか、明日は秋のGⅠレースの幕開けとなるがスプリンターズステークスがひっそりと(?)行なわれます。
言わずと知れた「電撃の6ハロン戦」
現役最速馬は、はたしてどの馬か?

今年は外国馬も過去最多の4頭が出走していますが、惜しむらくは迎え撃つ日本勢の中にラインクラフトの名前がないこと
ここに出走していれば、間違いなく日本のエース格になっていただけに、早すぎる死が返す返すも悔まれます。

そんなこともあり、今年の日本馬はやや劣勢が伝えられています。
今夏から始まった「サマースプリントシリーズ」も5レースとも勝ち馬が違う上、勝ち馬はすべて牝馬ということで、今の日本には絶対的なチャンピオンスプリンターが不在であることが証明され、その分、予想も難解になりました

ということで、非常に難しいレースだと思うのですが、あえて難しく考えずに「素直に」考えてみました。

◎チアフルスマイル
○テイクオーバーターゲット
▲オレハマッテルゼ
△レザーク
△ベンバウン
△ステキシンスケクン

全体的には日本馬劣勢と思えるなか、◎は日本のチアフルスマイル
先ほども言ったように現在のスプリント路線は牝馬上位な上、前哨戦の一つ、キーンランドカップを勝っているわけで「素直に」本命に。
今まで1200mは6戦4勝(2着1回)という好成績で、しかもマイル戦や1800mでのじりっぽさを見るに、この馬は明らかにスプリンターだと思われます。
所属している池江泰郎厩舎は、あのディープインパクトと同厩舎。
海外での偉業の前に、まずは国内でビッグタイトルという可能性も十分あると思います

そして○はテイクオーバーターゲット
この馬に関しては、前日オッズでも1番人気に支持されているわけで、これまた「素直に」対抗に。
前走のレースは59キロを背負っていたにも関わらず「負けて強し」の内容で、日本の芝への適正も見せましたし、なんといっても今年から豪、英、日、香港(中国)の4カ国で行なわれている世界最強スプリンターを決める「グローバル・スプリント・チャレンジ」でトップを独走しているわけで、その力は素直に認めるしかありません。
この馬は、セリで11万円という安価でジャニアック調教師に購買されました。
そして彼は、この馬に出会うまでの30年間、生計を立てるためにタクシードライバーを続け、パン屋で働いていたこともあるといいます。
こういう話を聞いてしまうと、なんだか無条件に応援したくなってしまうんですよね(こんなことだから馬券が当たらないんですよね)。

▲のオレハマッテルゼは、春の最強スプリンター決定戦である高松宮記念の覇者
ということで、この馬も評価を下げるわけにはいきません。
今思えば、高松宮記念の2着がラインクラフト、3着がシーイズトウショウということで、この時からスプリント路線の牝馬上位の傾向が出ていたわけですが、その中で優勝したオレハマッテルゼは、この路線で唯一健闘している牡馬ということになります。
今回は4ヶ月ぶりとなりますが、この馬の場合、逆に休み明けの方が走る傾向にありますし、おまけに鞍上の柴田騎手との相性も抜群です。
唯一の不安点といえば、中山競馬場で勝ち星がないことですが、こういう減点材料にはあえて目をつぶることにします

△のレザークとベンバウンは、今までテイクオーバーターゲットと好勝負を演じてきているため「テイクオーバーターゲットを評価するんだったら、これらの馬たちも」という理屈で無視するわけにはいかなかったのですが、両馬ともに不安な点は持ち時計のないこと
レザークはGⅠ連勝中で勢いを、ベンバウンは各国に遠征しながら連対を続けている点で堅実さを感じるのですが、果たして日本の馬場に適応するかどうか、こればかりは走ってみなければわかりません。

もう一頭、△に入れたステキシンスケクンは、血統の良さと、前走、中山競馬場で重賞を勝っている点と(コース形態が似ている阪神競馬場でも重賞勝ちあり)、それからNHKマイルで本命に推したほろ苦い思い出もあるため、この馬も無視するわけにはいきませんでした。
でも、この枠からムリに逃げようとしたら、さすがに厳しいだろうな~

冒頭で「素直に」考えると言っておきながら、最後のほうはかなり苦し紛れな予想になってしまいましたが(素直に考えるのなら、昨年の優勝馬であるサイレントウィットネスを評価すべきですよね)、とにかく凱旋門賞一色の報道を見返すような素晴らしいレースを期待したいと思います

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