運命の銃爪 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
cast >> Bill Paxton, Cynda Williams, Billy Bob Thornton, Jim Metzler, Michael Beach, Earl Billings, Natalie Canerday ...
writer >>Billy Bob Thornton, Tom Epperson
writer / director >>Carl Franklin(105min)《劇場未公開》
《一発の銃弾、一人の女、一度の過ち。それが『破滅』への序曲(プレリュード)》
カール・フランクリン監督( filmography )、ビリー・ボブ・ソーントン脚本・出演のサスペンス。
L.A. で殺人を犯し、大量のコカインを強奪して逃走する3人組 ーーー キレやすいレイ(ビリー・ボブ・ソーントン filmography )と、その情婦であるファンタジア(シンダ・ウィリアムス filmography ← 元ビリー・ボブの妻)と、冷静でアタマのキレるプルート(マイケル・ビーチ filmography )。ファンタジアは指名手配犯として新聞に顔写真が載ったレイとプルートを裏切り、現金だけを奪って、故郷の田舎町アーカンソー州スターシティへ向かった。一方、スターシティの保安官デール(ビル・パクストン "Streets Of Fire" "APOLLO 13" )は、レイが町外れに住む叔父のところに姿を見せると踏んで、ロサンゼルス市警へ通報。捜査のため二人の刑事、ダット(ジム・メッツラー "Witness Protection" )とジョン(アール・ビリングス filmography )が町へ送り込まれて来た。やがてある「秘密」を持つファンタジアとデールが再会を果たしたとき、スターシティの平和は銃弾の轟音にかき消される・・・・・。
6年前に片田舎の署長に就任して以来一度も銃を抜いたことのないデールは、今回の事件を "出世" する絶好のチャンスだと考えていたが、夢破れたときの哀愁漂う姿が、なんとも物悲しい・・・。M・ビーチ扮するプルートが無表情で冷静に邪魔者を "刺す" シーンは『秋葉原殺傷事件』のせいで、余計に背筋が凍りつきます・・・。
本作で、監督は『MTVムーヴィー・アウォーズ 最優秀新人監督賞』『インディペンデント・スピリット・アウォーズ 最優秀監督賞』『ロサンゼルス・タイムズ 映画批評家協会賞』を受賞(← 受賞歴は単なる "データ" で、作品の善し悪しを決めるものではナイけれど、参考までに)。
監督本人が "High Noon" を参考にしたと言う通り、ハーモニカの響きは西部劇の「決闘シーン」を連想させます。殺人シーンは残酷だけれど、反面、田舎の風景は美しく心和ませてくれます ーーー。
>> Unscreened - filmography