タイムリミット
cast >> Denzel Washington, Eva Mendes, Sanaa Lathan, Dean Cain, John Billingsley, Terry Loughlin, Alex Carter, Robert Baker ...
director >>Carl Franklin(105min)
soundtrack >>
《アリバイ・目撃者・物言わぬ死体・FAX・着信記録・保険金の受取・押収金・限られた時間・・・
すべての証拠が彼を犯人にしていく》
何者かの「罠」にハマり、殺人事件の容疑者に仕立て上げられようとしている男が、身の潔白を証明するために奔走するサスペンス。圧倒的に「不利」な状況に置かれてしまった警察署長が、捜査の先回りをして不利な証拠が発覚する前に揉み消しながら(← いつまで隠し通せるのかとハラハラ!)、単独で真犯人を追い求めていく様をスリリングに描く ーーー。監督はカール・フランクリン( "Devil In A Blue Dress" ← D・ワシントンと組む filmography )。
フロリダ州の小島バニアン・キーの警察署長で、周囲からの人望も厚いマット(デンゼル・ワシントン filmography )。しかし一方で妻と別居中の彼は、夫の暴力に苦しむ人妻アン(サナ・レイサン filmography )と不倫関係に。ある日、そのアンがガンに冒され余命わずかだと知ったマットは、彼女の命を救うため、署の金庫に保管されていた「押収金」を持ち出し、高額な治療費に充てるようにと渡す。その夜遅く、ふたりは落ち合うはずだったが、アンは約束の時間に現れず、電話にも出なかった。ーーー 翌朝、アンと夫のクリス(ディーン・ケイン "New Alcatraz" )は自宅の焼け跡から「焼死体」で発見され、原因が放火だったことから「殺人事件」と断定。彼女との通話記録や目撃者、受取人がマットに変更されたばかりの保険・・・そのすべてが自分が犯人であることを示唆していることに気付き、愕然とするマット。そんな彼の前に現れたのは、捜査担当として本署殺人課からやって来た、別居中の妻アレックス(エヴァ・メンデス "Training Day" ← D・ワシントンと共演した時と比べると見事な出世ぶり! filmography )だった・・・・・。
チェイをジョン・ビリングスレイ( "High Crimes" ← 監督と組む)、マットの部下トニーをロバート・ベイカー、キャボットをアレックス・カーター、スターク捜査官をテリー・ローリン。フロリダの美しい景色とエキゾチックな雰囲気が魅力的で、音楽がさらにその雰囲気を盛り上げます。ちなみにスタイリストの趣味でしょうが、S・レイサンに「薄いブラウンの眉」&「茶髪」は似合わない。意志の強い知的な印象が台無し(残念)。余談ですが、私は髪を染めない主義です(笑)。この黒髪が好きだから。
ところで以前、ウィル・スミスと共演した "HITCH" のときに触れましたが、この music video↑の「1’10”」あたりで、女性2人が乗ったオープンカーが登場。その手前側で "Welcome to Miami" と口をあわせているのがE・メンデス(← マイアミ出身)です。往年のヴォーカル・グループ、ウィスパーズの "And The Beat Goes On" をサンプリング。