"Patti Austin"（1984）

"PATTI AUSTIN"  Patti Austin
produced by Quincy Jones, Narada Michael Walden, David Pack, Glen Ballard & Clif Magness and Ollie E. Brown

  1. IT'S GONNA BE SPECIAL（君はスペシャル・レイディ）（4:16）
  2. RHYTHM OF THE STREET（夜にときめいて）（4:53）
  3. ALL BEHIND US NOW（別れの時）（4:58）
  4. HOT! IN THE FLAMES OF LOVE（今夜はホット・ラヴ）（3:56）
  5. CHANGE YOUR ATTITUDE（チェンジ・ユア・アティテュード）（3:43）
  6. SHOOT THE MOON（シュート・ザ・ムーン）（3:38）
  7. I'VE GOT MY HEART SET ON YOU（あなただけ）（4:13）
  8. FINE FINE FELLA（GOT TO HAVE YOU）（ファイン・ファイン・フェラ）（4:39）
  9. STARSTRUCK（スターストラック）（4:27）
10. ANY WAY YOU CAN（哀しみのエチュード）（4:35）


 "QWEST Records" からの "Every Home Should Have One" につづく、パティ・オースティン（ discography ）の第２弾 "君はスペシャル・レイディ" ーーー。
プロデューサーはクインシー・ジョーンズ（ discography ）をはじめ、ドラマーでもあるナラダ・マイケル・ウォルデン、デイヴィッド・パック、グレン・バラード＆クリフ・マグネス、オリー・ブラウン（ discography ）と錚々たる顔ぶれ。その他ポール・ジャクソン, Jr.（ discography ）、マイケル・マクドナルド（ "If That's What It Takes" ）、フィリップ・イングラム（← ジェームス・イングラムの弟で、クエストから "DECO" として "FRESH IDEA" をリリース）、ジェリー・ヘイ、ジョン・ロビンソン（ discography ）、パウリーニョ・ダ・コスタ（ discography ）なども参加した軽快でポップな一枚。

1. IT'S GONNA BE SPECIAL

（Magness, Ballard）
produced by Quincy Jones
Patti Austin: lead and background vocals / Clif Magness: guitar / Paulinho Da Costa: percussion / John Van Tongeren: keyboards and synthesizers / Jerry Hey, Gary Grant: trumpet / Larry Williams: alto saxophone / Kim Hutchcroft: tenor saxophone
邦題にもなっている、いわゆるＡ面の１曲目 ーーー。
本作で唯一の "Q" プロデュース曲。

2. RHYTHM OF THE STREET（music video）

（Walden, Glass, Cohen）
produced by Narada Michael Walden
Patti Austin; lead vocals / Preston Glass; piano / David Sancious; keyboards and synthesizers / Corrado Rustici; guitar / Randy Jackson; bass, simmons drum, pro one bass synthesizer / Narada Michael Walden; drums / Jim Gilstrap, Myrna Matthews, Preston Glass, Angela Bofill; background vocals / The Santana Band Percussion Section: Raul Rekow; congas, Armando Peraza; quica, Orestes Vilato; timbales and cowbell
Ｎ・Ｍ・ウォルデンらしいナンバーで、彼のプロデュース曲にはランディ・ジャクソン（← マイケル［ discography ］の弟）や、アンジェラ・ボフィル（ "Something About You" ← プロデューサーはＮ・Ｍ・ウォルデン）が参加。

3. ALL BEHIND US NOW

（Pack）
produced by David Pack
Patti Austin: lead and background vocals / Ernie Watts: tenor saxophone / Greg Phillinganes: keyboards / David Pack: synthesizer, guitar / Nathan East: bass / John Robinson: drums / Paulinho Da Costa: percussion
メロディアスで、パティのヴォーカルが優しく響く、お気に入りの一曲。
キーボードはグレッグ・フィリンゲインズ（ discography ）、ベースはネイサン・イースト（ discography ）。

パティのアルバムをもし一枚だけ選ぶとしたら、迷わず "EVERY HOME SHOULD HAVE ONE" を選ぶ私にしてみれば、"Q" が全面的にプロデュースした作品ではないので、前作のような "テイスト" を求めるとかなり物足りない・・・ですが、内容が悪いということではありません。
わりと軽視されがちな一枚のように思いますが、当時エア・チェックしたテープを皮切りによく聴いていた懐かしい一枚でもあり、それぞれのプロデューサーの持ち味が生かされたＰＯＰな一枚です ーーー。

>>  'funky_soulful'（CD/LP）- discography（M-Z）