ボーン・コレクター
cast >> Denzel Washington, Angelina Jolie, Queen Latifah, Ed O'Neil, Luis Guzman, Mike McGlone, Leland Orser, Michael Rooker, John Benjamin Hickey, Gary Swanson, Bobby Cannavale, Olivia Birkelund ...
director >>Phillip Noyce(118min)
soundtrack >>
現場での不慮の事故により "寝たきり" になってしまった敏腕科学捜査官が、ベッドの上から連続猟奇殺人鬼に挑む姿を描いたサスペンス ーーー。原作はジェフリー・ディーヴァーの同名ベストセラー小説、監督はフィリップ・ノイス( "Catch A Fire" "Clear And Present Danger" )。
リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン filmography )は、多くの著書を手がける全米でも屈指の科学捜査官だが、4年前の事故により "全身麻痺" となり "寝たきり" になっていた。機能しているのは "脳" と "両肩" と "指一本" だけ ーーー。
ある日、パトロール警官のアメリア・ドナヒー(アンジェリーナ・ジョリー "CHANGELING" "Girl, Interrupted" )は、男の惨殺死体を発見。列車を止めてまで、線路上の "証拠を保護" し、雨の中 "証拠写真" を撮った手際の良さと "才能" がライムの目に留まり、彼の助手に任命される。犯罪現場に残されていた奇妙な "骨" と "紙片" を分析するため、ライムの部屋が科学捜査班の対策本部となり、現場の証拠を元に次の犯罪を予測したが、一歩及ばず「第二の犯罪」が行われてしまう。市民をタクシーに乗せて連れ去り、無惨な殺害を続ける犯人。無線で現場のドナヒーに指示を送り、彼女の "行動力" とライムの "頭脳" の二人三脚で捜査線上に浮かんだのは、1900年代初頭の出版社の "ロゴマーク"。二人は古書『ボーン・コレクター』をなぞって犯罪を繰り返す真犯人を追い詰めるが・・・・・。
ライムの心強いパートナー、セルマをクイーン・ラティファ( filmography )、ポーリー・セリット警部をエド・オニール( "Lucky Numbers" )、優秀な分析官エディをルイス・ガスマン( "The Taking Of Pelham 123" ← D・ワシントンと共演 filmography )、ケニー・ソロモン警部をマイク・マッグローン( "HARDBALL" )、医療機器技師のリチャードをリーランド・オーサー( "Runaway Jury" ← L・ガスマンと共演 "ER" シリーズ ← ドゥベンコ役)、ライムの後任 チェイニーをマイケル・ルーカー( "Mississippi Burning" "LIAR" )ら。
D・ワシントンが自分の足で歩くシーンは、冒頭のほんの数分のみで(笑)、大半は "目の動き" や "表情" で魅せるという、"動き" のない難しい役どころ(秀逸)。ヒーローが "寝たきり" という珍しい状況の中、彼の目となり足となり "信頼関係" を築いていく部下役を演じたA・ジョリーも、初々しさと逞しさを巧く表現(← ブレイクのきっかけとなった作品でもあり、秀逸)。個人的に "女性の武器" を全面に押し出した作品よりも、"繊細な心の動き" を表現する彼女が好き。いつもナチュラルな演技をみせるQ・ラティファをはじめ、役者陣が秀逸な一本。
>> Suspense - filmography(サスペンス 映画作品一覧)