Journeys in Black: LUTHER VANDROSS
cast >> Luther Vandross, Whitney Houston, Alicia Keys, Roberta Flack, Nat Adderly, Jr., Ashford & Simpson, Dionne Warwick, Clive Davis, Mary Vandross, Eddie Murphy, Tyrese, Garcelle Beauvais, Fonzi Thornton, David Bowie, Marcus Miller, Cedric The Entertainer, Kevin Owens, Gregory Hines ...
producer / director >>Stephanie Frederic, Lyle Mason（45min）《TVM》
region 1 >> no subtitle
ＢＥＴ（Black Entertainment Television）が、シリーズで製作したＴＶ番組 "Journeys in Black" の "ルーサー・ヴァンドロス" 版 ーーー。
シンガー、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーである、本名ルーサー・ロンゾーニ・ヴァンドロス Jr.（ discography ） は、1951年 4月20日生まれ。ゴスペルを唄ったことはなかったが音楽一家の中で育ち、彼が８歳のときに他界した父親はビッグ・バンドとゴスペルのヴォーカリストで、ルーサーの "声" は父譲りらしい。マンハッタンのローワー・イーストサイドで育った彼の幼い頃のアイドルは、当時の女性人気ヴォーカリストたち。
14歳のとき「ブルックリン・フォックス・ショー」にお気に入りの "シレルズ" を観に行った時に出演していた "ディオンヌ・ワーウィック" の唄を聴いて「本物のダイヤの輝きを知らずに、ずっとフェイク・ダイヤに満足していたことに気づいた」と振り返っている。それ以降、彼のお気に入りにはＤ・ワーウィック（← 彼女とルーサーの "絆" は深く、初めて会った日のエピソードが素敵）、アレサ・フランクリン（← "クイーン・オブ・ソウル" の異名を持つ彼女、先日オバマ大統領就任式でその "唄声" を披露していましたね。 "The Blues Brothers" ）、ダイアナ・ロス（ "Lady Sings The Blues" ）らが加わり、後に彼女たちのレコードを作曲・プロデュースし、数々のアーティストのアルバムにも参加。
家族は彼のことを "ロニー" と呼ぶこと、母が語る生まれたときのエピソード、幼なじみで仕事仲間のフォンジー・ソーントン（ "Risque" ）と『子供番組』に出演していた頃の映像、10代で "アポロ・シアター" の "アマチュア・ナイト" に４度出場するも「優勝」できなかったこと、その経験が彼の人生に大きな教訓を与えてくれたこと、"ミラー・ビール" をはじめ数々の "ジングル" を手掛けたこと、ブロードウェイ・ミュージカル "THE WIZ"（← 映画ではダイアナ・ロスが主演、共演はマイケル・ジャクソン）で彼の曲が挿入歌となったこと、"デヴィッド・ボウイ"（ "Young Americans" ）や "シック"（ discography ）の background vocal に参加、"チェンジ" のリード・ヴォーカル（ "Searching" "The Glow Of Love"）に起用されたこと ーーー そして、ロバータ・フラックのサポートがあってセルフ・プロデュースによるソロ・アルバム "Never Too Much" を発表するに至ったこと。また、彼のプライベートにまつわる様々な「噂」についても言及。一聴してわかる彼の "声" や "人柄の良さ" が、豪華ゲストによって口々に語られます。
その他、ライヴや『グラミー賞』受賞時の映像や、自宅を公開したり、ほんの「45分」の中に、数々のエピソードが散りばめられたファンにはたまらない一本。2003年 脳卒中で倒れ、その後復帰を果たしたものの、2005年に亡くなってしまった今は、より貴重な一本になってしまいました・・・（哀）。
>> TVM - filmography
