ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

学ぶ力 その2

2015-01-25 19:54:39 | 授業・教育
教職4回生の必修科目、教職実践演習はレポートの採点も含めて終了しました。
アンケートでは分からなかった彼らの学びが書かれていました。

嬉しかったことがふたつ。

ひとつめ。企業に就職したり大学院進学だったり、教師になる気のない学生が結構何人も「教職を学んで良かった」と評価していました。
「授業計画の立て方は、プレゼンするときも役立つ」
「他人とコミュニケーションをとることに自信が持てるようになった」
「教職をとっていなければ経験できないことがたくさんあった」
「介護等体験は貴重だった」
「教師にならなくても、後輩の指導や、自分の子育てに役立つと思った」等々、

「決して無駄にならない」と。

立命館大学では少人数の学校教育演習という授業もあるし、教職支援センターはきめ細かく対策を指導してくれます。事務方のサポートも手厚いのです。


もうひとつは、「教職実践演習が良かった」と書いてくれていること。名前の分かるレポートに書いているので、賢い学生たちのことだから担当教員へのリップサービスもあるだろうし、ちょっと割り引いて考えなくてはと思うものの、

「最初は『もう教師にはならないのに』と憂鬱だったが、だんだん授業の日が楽しみになった」
「学部・学科や進路の違いを超えて、様々なテーマで話し合うことは楽しかった」
「自分と価値観の違う意見を聞いて、視野が広がった」
「教育実習を経てひとまわり成長したもの同士、話し合いが深くて成長を実感した」
「大学4年間をふりかえることができた」等々。


でも、「良かった」という授業をつくりだしたのは彼ら。
彼らの成長ぶりが本当に嬉しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学ぶ力

2015-01-10 14:18:43 | 授業・教育
昨日で今年度の教職実践演習の授業が終了しました。
教職の最後の授業、自己研鑽を目的とする4回生の授業です。

いろいろなテーマを取り上げて、話し合いをしました。
・思い込みと価値観について
・多様な教育のあり方について
・教師は聖職なのか
・ハラスメントについて
などなど。

私から見れば、3回生と比べると、話される内容がずいぶん深くなっていました。
就活や採用試験を経て、一段と成長した彼ら。

最後に無記名でアンケートをとりました。
これらのテーマについて、学ぶことがどのくらいあったのか、3段階で表示。

概ね、どの学生も、学ぶことがあったと書いていました。
他の人の考え方を聞いて、視野が広がったと。

ひとりだけ、すべての項目を「学ぶことがなかった」とした学生がありました。
自分が知っている以上に深まらなかった。

無記名なので、どの学生かは分かりません。
たぶん、よほど自分に自信があり、自分が思っている以上のことを語る学生が他に居らず、他の学生から学ぶことがなかったと感じたのでしょう。
あるいは、こういった話し合いより、もっとたくさん資料をもらって知識を増やしたかったのでしょうか。

考えさせられたアンケート結果でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年おめでとうございます2015

2015-01-01 14:36:59 | 日記・エッセイ・コラム
昨年を振り返ってみますと

三月に、『ドラマと学びの場』を出版できました。
よき仲間に恵まれ、足掛け三年の楽しい道程でした。

四月から継続雇用となり、仕事が軽減された分、介護の比重が大きくなりました。

後期は、理科教育関連の科目が重なり忙しい毎日でしたが、理科教育の面白さを再認識しました。

また、沖縄県民の「基地ノー」の総意が鮮明なった年でもありました。

もと沖縄県民のひとりとして、誰もが平和に暮らせるように、
身近なところから未来への一歩を築いていきたいものです。
 
今年もよろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする