明日、春がきたら

青い空、眩しい日差し、飛び散る汗、ボールが描く放物線
放課後、夕暮れ、部活終わり、待つキミ、亀井絵里
駅までの帰り道、繋いだ手のぬくもり、ふともも、亀井絵里
向かいのホーム、遮る電車、手を振るキミ、亀井絵里
制服、カバン、ハイソックス、亀井絵里

ああ、どうやら俺はこんな青春をどっかに落っことしてきたみたいだ。
俺の思い出のどこを辿っても、絵里ちゃんはいない。
黒いハイソックスにチラリと覗く逞しいふともも。そんな絵里ちゃんがいない。
「俺にとって青春とは、亀井絵里そのものでした」
そんな言葉は俺の辞書には載ってない。
絵里ちゃんはこんなに優しく微笑んでいるのに。
絵里ちゃんは確かにそこにいるはずなのに。

放課後の教室に呼び出して告白して、毎日一緒に登下校して、
近所の公園で初チューして、時にはけんかとかしたりして、
修学旅行は二人で抜け出して、体育倉庫で(ryして、、、
そんな青春を絵里ちゃんと送りたかった。

なんか赤裸々に語っちゃった☆
あー、はじゅかち