フィリピン風結婚式

こんにちは、

週末に結婚式に参加するためマニラに行き、

月曜は会長夫妻の工場案内でヘトヘトの猫です。

しかも、家に帰ったらバスルームの電球が切れてるし…

しかも、今週はこちらの上司(猫以外の唯一の日本人)が日本へ帰国している為、

Only Japanese Catです。

ん？もともとOnly Catだな。

Only Japaneseです。

しかも来週の月曜までに終わらせなければならないイレギュラーな案件が２つも！

現地従業員に指示はしてあるので、

基本的には大丈夫だと思いますが、

現地日本人としての責任は果さなくてはなりません。

それだけの意思の疎通ができるだろうか？

色々問題です。


さて、後ろ向きな内容は以上。

フィリピン風結婚式の報告です。


まず、マニラの教会



フィリピンはカトリックが主流の国です。

大きな教会で結婚式

新郎はフィリピンでの超有力者の家系です。

お爺さんは11人の奥さんがいて、

お父さんの兄弟家族だけで60人を超えます。

フィリピンにはゴットファーザー＆マザーという、

日本で言う仲人がいます。

通常一組なのだそうですが、

今回は8組。

その3組目には猫の会社の会長夫妻が！

ちなみに1組目はジャスティス(財務関係の裁判所の最高判事)！

2組目はジェネラル(国軍将)！

おお！会長すげー

8組しかいないLv５の第3位!?レ－……
(少々暴走)


さて、ゴットファーザーの後に新郎新婦入場



まぁ、宣誓はイメージ通りの教会式です。

ただ、新郎新婦の友人たちが結構色々な処で登場します。

それと、新郎の宣誓のカンニングペーパーがスマホ！

時代と大らかな国柄を感じさせます。




ちなみに新婦さんは大変な苦労人＆努力家＆天才です。

7歳で両親が離婚

母親に引き取られ、高校卒業。

フィリピンの一般的な考えでは女の子は基本的には義務教育の高校まで。

それ以上の勉強は必要ないと考えられています。

それでも彼女は勉強がしたかったので、

授業が終わっても高校が閉まるまで学校で勉強したそうです。
(家に帰ると勉強の為に電気を使うと怒られたから)

そうして、母親に黙って国立大学を受験し合格。

しかし、報告すると母親大激怒！

彼女を病院送りにするほど打ち据えたそうです。

それを見かねた祖母が父親に連絡。

以後、彼女と弟2人は父親に引き取られ、

彼女は大学を卒業。
(母親からは人生を狂わされたと恨まれているそうです)

卒業後、税務局に就職。

そこでなんと、

日本で言うところの司法試験(内容は司法以外に税理士も含む)に合格。

しかも通常は1年以上の専門勉強が必要なところ、

たった1ヶ月で合格。
(化け物です)

4月からは法務省そして5年後には最高裁判所の検事という出世レールが決定したそうです。

フィリピンは決して才能だけでは出世できません。

これには新郎とめぐり合えた幸運もあります。
(新郎は自分に似てデブ専：新郎父の談)

ちなみに、新婦が今回の結婚に打算は無かったと思われます。

なぜなら、もし地位や名誉の為に結婚するなら、

婚約が決まった時点で出世の努力などしなくてよいのですから
大学での出会いだそうです)



式が終わりゴットファーザーとの写真撮影。

式に1時間、写真撮影に1時間30分
(親戚多すぎ)

ホテルに戻って4時間後に披露宴。

開始2時間前から会場前のホールでカクテルが振舞われます。

フィリピンのカクテルとはどんなもんだ？と思ったのですが、

ただのソフトドリンクでした。

フィリピンの人は基本的に酒弱いのです。

8時開始予定が集まりが良かった為、7時に変更。



猫は6時50分に着席。

しかし、待てど暮せど式は始まらない。

ボーイが開始の飲み物を確認に来ること4回！

「何度もビールと言っているだろ！」

と心で叫んでいました。もちろん日本語でね。

結局式が開始したのは8時30分……
(式が早く開始できて良かったわ。フィリピンじゃ遅れるのが普通なの：新郎母談)

ゴットファーザーが入場



新郎新婦がステージに


新婚さんいらっしゃーい

そんなステージです。

披露宴の内容はノリは違いますが、

概ね日本と変わりません。




出し物や親族や友人からのビデオレター。

無いのは長ったらしい上司のスピーチと新婦の衣装チェンジだけです。

式は150分くらいです。

とても豪勢な結婚式＆披露宴。

しかし、出される酒はジョニ黒と早呑みのカリフォルニアワイン。

とても疲れましたが、貴重な経験でした。

暫くフィリピン勤務ですから、

次に参加する結婚式は暫くないでしょう？

おそらく甥っ子の結婚式かな？

楽しみです。


以上、週末の報告です。
(月曜の夜、眠い目を擦りながら書いているので、変な文章になっていたごめんなさい)