やさいさんのブログ

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岩瀬投手、荒木選手、お疲れ様でした!

2018年10月13日 | やきう
正直言うと、この二人のレジェンド、いや、レジェンドなんて安っぽい言葉じゃ表せないくらいの大選手二人の引退試合が一日にまとめられてしまったことに憤りを感じている。
どうしてもっと早く発表して、段取り良く一日ずつ割り振れなかったのか。
本当に感動的な引退セレモニーだっただけに、それが悔やまれる。


もっと正直に言うと、ここ数年はもう球団の悪しき伝統を断ち切る為にも、この二人には早く辞めて欲しいと思っていた。
本当に凄い選手だったから、居ると使ってしまう、居ると頼ってしまうからだ。

荒木選手は連続無安打のリーグ記録を作った2016年に。
岩瀬投手は自ら引退を申し出た2016年に。
2000安打も打ったじゃないか!1000試合も投げたじゃないか!
それは確かかもしれないが、それ相応の出場機会を使ってのものだということを忘れてはならない。
勝利することよりも、それを達成させることが目的になってはいなかったか。二人が引退した今だからこそ、そこを問いたい。
ただし、それを達成させるだけの功績が二人にあったことも事実で、チームのその後を優先するか、功労者の記録を優先するかは永遠のテーマかも知れない。

本当に二人に良い思いをさせてもらった自分ですら、そんな風に考えている。勝つためにやっているということ、そこが本分であることを忘れては本当に長く愛してくれるファンも醸成されないと思う。
そして、この二人はその記録を達成させなくてもチームにそっぽを向いて他でコーチをやるようなチンケな人間ではないということ。
黄金期8年の全てを主力として出ていた二人だからこそ、本当に必要な選手が出場することの重要性を分かってくれていたことだろう。

だからこそ、辞めると発表してからの最後の試合は何としてもと思ってチケットを取った。
辞めてくれると分かったからにはもう、感謝しかないからだ。

岩瀬投手は、最後に出て来て抑えてくれることが当たり前だった所為か逆に生で見た試合での印象はとても薄い。
それくらい、最後に出て来て当たり前に抑えてくれていたことの証左でもある。そこが逆に凄いとも言える。
もっと早くから一番後ろをやっていたら、一体セーブ数はいくつになったのだろうと考えてしまう。

荒木選手は、引退会見で言っていた走塁。
あの試合と、翌日のさよならのホームを踏んだこと。それが生で見た中で残っている荒木選手の一番印象深いシーンだ。
引退会見で言及していた走塁は、相手捕手の相川選手が青木選手の送球を捕球した瞬間で映像を止めると、びっくりするくらい荒木選手がまだホームから遠いところに居ることが分かる。これをどうやってセーフにしたんだよとw
実際試合を見ていた時も、井端選手のあの浅い当たりと青木選手の捕球した位置を見て荒木選手は三塁で止まると思った。
しかし実際は突入!「え?行くの?」とその刹那に口にしたことを今でも覚えている。
あれをセーフにした荒木選手の走塁、そして落合監督退任が決定した直後の首位決戦ということもあり、球場が異様な程盛り上がった。

そして翌日も谷繁選手のタイムリーでサヨナラ勝ち。
前日と同じようにヘッドスライディングでホームインした荒木選手と共に、焦って送球したレフトの飯原選手の送球がホームまで5バウンドしたことも忘れられないw

この両日、個人的に当時の彼女とお互いに友人を呼んで紹介するみたいな形を取っていて、9/23は彼女が呼んだ友人が直近で何か嫌なこと?があってやたらとテンションが低く紹介どころじゃない空気で、荒木選手の好走塁で試合が盛り上がって勝ったことがめちゃくちゃ救いになったこともあり、誰かの役に立とうとしたことに報いてくれたんだと思ったことを記憶している。
9/24も勝利の直後に前の列に居た浅尾ユニのおねえさんと、「こりゃ優勝するわ!」と盛り上がったことも忘れられない。
実際に逆転優勝へ勢い付いたカードだったし、そういう細かい描写も忘れないような、滅茶苦茶印象深い試合だった。
なので、あの走塁が一番のプレーだったと荒木選手が言ってくれたことは、とても嬉しかった。
それを生で見たんだ!ということと、あのプレーがセーフと判定された瞬間のライスタの盛り上がりが瞬時に思い出されたからだ。

それ程までの印象深い生観戦試合が、他にいくつあるだろうか。そう考えた時、この試合の、その荒木の走塁の凄さが際立つ。

そして引退試合当日。
今後見られなくなる当たり前の光景を見たいと、打撃練習見学から参加した。

福留選手と森繁と談笑する岩瀬投手。


試合前でリラックスムードの荒木選手。


そして試合前の荒木選手と言えばこれ。


バッティングケージの上にヘルメットを置いて、自分の打撃練習の順番を待つ。
これを他にやっている選手を見たことがない。
もうこういう当たり前も見られないのかと思うと、朝から涙が出そうに。いや、出たかなw


荒木選手はこの日スタメンで出場。
2安打は出来たが、残念ながら一度試みた盗塁は失敗に終わった。
後から本人が話していた談話によると、初回の出塁時に次の京田選手に送りバントのサインが出ていたとか。
もう順位も決まっているのに、なんでこのタイミングでも荒木選手を走らせなかったのだろう?本当に意味が分からない。

あとは、2度目の出塁時の応援団も訳分からない。
最後はチャンテメドレーというのは大前提として、荒木の最後の盗塁機会となるかもしれないのに「走れ走れ荒木」コールもしないでチャンテメドレーに行ってしまうわ、荒木選手が盗塁失敗してベンチに帰る時もチャンテメドレーを続けているわ…。
もう少しだけでも、TPOを考えてくれはしないだろうか。本当に特別なシーンなのに、何故例外が許されないのか。本当に意味が分からない。

そしてこの日一番意味が分からなかったのが、松井雅の送球。前進守備をしているのに、何故二盗を刺そうと思ったのか。
もうタイガースも勝たせてくれようとしているのに、こちらから譲って同点にしてしまって…。
あんなどっちらけの空気で最後の登板になって岩瀬投手は、本当に可哀想だった。

しかし、セレモニーは二人とも本当に素晴らしかった。




二人ともタイガースファンへのコメントも忘れなかったし。
お互いに泣きながら言葉を交わす福留選手と荒木選手、涙目で一生懸命喋る姿。
岩瀬投手の「ファンのみなさん、弱い僕の背中を押してくれてありがとう」という言葉と、それを言いながら泣きそうになっている姿。
また忘れられないシーンが自分の記憶に刻み込まれた。
今年一番泣いたと思う。


またもタイガースファンが青い紙テープをいっぱい投げてくれたし。
そして荒木の応援歌、投手(当然岩瀬で)の応援歌も一緒に歌ってくれたし。
恩返しで金本監督の応援歌を歌ったりもして。
こういう終わったらノーサイド的なのも、引退試合や最終戦の良さだったりする。
来年は2005年みたいなヒリッヒリするような優勝争いの後にこういう交流をしたいね。
タイガースファンさん達、今年はお互いに酷かったですが、来年はがんばりましょう!

そしてこの日も。









ドラゴンズロードに当たり前に居た二人。
来年からはもうそこに並ぶことは無いんだなぁ(涙)

岩瀬選手、荒木選手、本当にお疲れ様でした。ありがとう。



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