ハックルベリーの森から

2haの平らな雑木林で活動を始めて9年。教えることよりも「自分で過ごす」ことや「気づく」事を大切にしたいと考えています。

10日に大阪方面から

2008-01-31 08:42:59 | エコツーリズム
雪遊びをメインに京阪神方面の家族と若者合わせて20名の人たちが福井県にきます。エコ・グリーンツーリズム事業の一環です。数家族はHPからの問い合わせでした。

実施までには、色々と調整が必要です。プログラム内容だったり付随する料金だったり、宿泊の問題だったり車のタイヤの問題だったりとあるのですが、参加する人たちの気持ちを考えると、なんだか「準備も旅行の中に入っている」ことが伺えたりして、こちらもウキウキしてきます。

雪も少しずつ降り始めて現在では六呂師高原は約60cm程度の積雪になっています。もう少し降るとアクティブなスノーシューダウンコースが楽しめるのですが・・・・期待しています。

最近、事務所の周りに野生動物の足跡を多く見つけるようになりました。雪の上なのでよけい目につくようです。




雪の森体験

2008-01-30 21:40:31 | ふくい子ども劇場
今週末の土曜日~日曜日と福井の子ども劇場の皆さんが宿泊で「雪の森で遊ぶ」体験活動に来られます。昨年は降雪が殆どなく中止となって残念な思いをしましたが今年はなんとか実施できそうな気配です。

親子での参加で、下は一歳から上は中学生までと幅が広い参加年齢ですがそれなりに楽しめるのが雪なんですね。

雪の活動は水の活動と似たようなところがあって、子どもたちには絶好のイマジネーションを使った遊びの展開が期待できます。

多分特別な指導や遊びを提供しなくても、いたるところで自分なりの遊びだったり、友達同士の遊びだったりが広がっていくに違いありません。

私の役目はどちらかというと、少しだけ雪の森の中で感性に焦点を当てたり、雰囲気を和らげたり、安全に気を配ったりといったところでしようか!

どんな展開になるのか?今から楽しみにしています。

シチズンシップ

2008-01-29 09:31:45 | その他
先日、東京にてRAC(川に学ぶ体験活動協議会)の全国フォーラムに参加した帰りに大きな本屋さんに入ってウロウロしてきました。

環境関連のコーナーがあったので覗いてみると、数年前に比べるとかなりの数で多様な本が出版されていて・・・・数えてみると「環境:340冊」「環境法規:350冊」ほど並んでいました。

それでも他分野のコーナーに比べると、その前に並んでいる人は1時間程度の間に1名しか来なくて、注目は高くても一般の人たちの感心は低いのかなと。

まあーそんなものなのかなぁ-と思いつつ、福井の書店ではお目にかかれない書籍ばかりだったのでジックリと観察すると、面白い本を発見!

「シチズンシップと環境」(・・・だったと思う)という本です。シチズンシップというと広く解釈すると「市民教育」のようです。福井にも、私の友人で主に福祉や街づくりのWS(ワークショップ)に関わっている水上さんから時折聞く言葉でそのことを思い出しました。

一昔前までは、環境活動というと学校教育の中で実施される「全校一斉ゴミ拾い」
に代表されるように少し強引な部分もありましたが、自分達の住む地域のものごとに関わるという意味では、シチズンシップの考え方に近いかもしれません。

ただ、規則だからとかみんながやっているからだとか、いつもやっているから・・・という思いではシチズンシップの大切な部分でもある「自主」という意味が薄れてくるのかなと思います。

そのような背景のある環境活動が実施されている現場にシチズンシップの根っこをどのように導入して理解して学んでもらうのか?

行動指針(京都議定書等)からどのような具体的活動を実施できるのか?そんなことが問われている昨今の環境への取り組みだと考えます。

ウィルソン氏が言われたのは「知識は深まった人類だが行動がついていっていない」・・・リオサミットに比べると環境問題がますます深刻になっている現状を憂いて言った言葉です。

「シチズンシップと環境教育」を興味のある方は是非お読みください。


第五回全国フォーラム

2008-01-28 11:21:45 | RAC
先日の26日~27日と東京にて「川の体験活動協議会 全国フォーラム」が開催されました。北海道や熊本から川に関する体験活動を進めている指導者が集まって、共通のテーマにしたがってWSを実施しました。

今年のテーマは「リスクマネジメント」です。川での体験活動を進める際のリスクにも色々あり、場所・使用する道具・体験内容・保険・・・・きちんと見極めてものごとを進めていきましょう!というWSでした。

各自で進めている体験活動のノウハウを共有するのも大きなネライです。

19年度は、当事務所として「川の体験活動リーダー講座」「水辺の安全講座」を合計4回ほど実施しました。九頭竜川上流(旧和泉村)でリーダー講座を、大野市打波川にて水辺の安全講座を・・・・

今年も同じような場所で講座を開催予定しています。

なかなか近づきがたくなった川です。「危ない」や「汚い」というイメージが先行しているようだし・・・・それでも家族や友達での夏の遊びというと「川」は外せない体験の一つにあげられます。

主に義務教育団体では、「川で遊んではいけない」というのが大多数ですので、川での体験活動のリスクやフィールドに潜む危険性や対処法等を学ぶ機会が殆どありません。

知らずに遊んでしまうという状況が、毎年の川や水辺や海での事故につながっているのだと推測されます。

水辺のリスクや危険や対処法はプールで学ぶことは出来ません。自然は常に異なる表情をしているからでしょう。できれば、プールではなしに、現地にて川での安全講座を学校教育の中において実施できないかなと考えています。

①ライフジャケットの必要性と使用できるようになる
②スローロープを使えるようになる
③川での流され方

以上の三項目で、計3時間程度になります。費用は助成金にもよりますが、その都度相談していただければ幸いです。

学校教育、子ども会、公民館、児童館、地域の青少年団体・・・・子どもから大人までの対象です。

今年是非実施してみたいと考えの方ご連絡お待ちしています。

なんか息苦しい・・・

2008-01-25 21:41:13 | 環境関係いろいろなつぶやき
毎日の新聞や雑誌にTVで環境問題に出くわさない日はないというほど目にする機会は多くなっています。今年の洞爺湖サミットあたりがピークになるんだろうなと・・・数年前までは、環境関係の講座だったり勉強会には宗教ぽっくて一般の人たちはなかなか参加しづらかったという現実に比較すると、大手を振って環境にいいことをしようという意識や活動は喜ばしいことなのだろう。

「自分にできること!」からはじめようというキャッチフレーズは、環境教育や環境問題の講座だったりでよく投げかけられる言葉です。

といいつつも、自分にできることは結局自分で決めることななので、その人の知識やモチベーション等によって大きく左右されてしまう。

何からしていけばいいのか?わからないという人もいるだろう。行動指針だけ提示してあとは皆さんむお任せ!なんてことにすると多くの日本人が(私も含めてですが)何もせずに終わる可能性が大である。

具体的にどうすればいいのか?そこまで示していかないと結局納得がいかないということもしばしばです。

環境講座なんかでも、「結局私は何をしたらいいのですか?」という答を求めてくる人も多い。

そうすると「これをしましょをう、あれをしましょう」「これはしてはいけないこと」などといって指示が多くなり・・・・そんなことから最近なぜか窮屈に私自身感じているかもしれません。

他諸国のように行動指針に従って現場の裁量で具体的な行動が決まる。企業のようにいかなくても、そんな風潮を福井の環境教育の世界にも浸透させていかなくてはと切に願っています。

私自身が窮屈にならないためにも!

子ども達はチームマイナス6%に

2008-01-24 08:34:09 | 環境教育
貢献しているか?昨日の小学校のスノーシュー体験活動では、六呂師高原のフィールドを歩き回り、特にウサギの生態を中心にインタープリテーションを体験していただきました。

根穴で警戒しているウサギの観察からはじまり、木の芽の食べ跡と歯の構造、何故ウサギを数えるときは「羽」なのか?実際に飛んでいる長さを測ってみると約2mほどのものもあったりてビックリです。

池の氷の上も歩いてみました。なんかミシミシしているという意見を果敢に挑戦した担任の先生の意見でした。子ども達が10名程度乗って歩いていると、いきなり「パキッ」という音がしたので、一斉に上がりましたが一寸緊張の一瞬です。

後ほど測ってみると「6cm」ていどでした。乗るにはちょっと薄いかなと・・・・

子どもたちにルーペを渡して観察の時間を設けると、思い思いにいろいろと観察をして回っていたのがとても印象的だったのを思い出します。

グループでアッチコッチと回って・・・・この事業は環境省パークレンジャー事業の一環で実施していますが、「レンジャー=レンジ=回る」このアッチコッチが事業の主旨にピッタリとあっているのでは?そう感じた次第です。

終了後に、生き物や植物と温暖化の問題を子どもたちに投げかけてみました。どんな影響があるのか?

自分達の家でしている温暖化防止の対策は?

今は冬なので「夕食は鍋で室内を暖めると石油を使わなくていい!」という意見もあったりして、取り組んでいるところは取り組んでいるのだなと!

全体的には、まだまだのようです。「暮らしやすさNO1」の福井県。「豊かさも上位にはいっている」福井県。まだまだ「チームマイナス6%」が浸透しているとは言いがたい。それでも「そんなの関係ねえ!」とならないように機会あるごとに伝えていきたいと思います。

スノーシュー体験

2008-01-23 09:17:23 | その他
先週末からしばらく室内関係のプログラムに追われていましたが、今日は久しぶりのスノーシュープログラムが入っています。

学校でスキー合宿に訪れる小学生に対してのプログラムを提供してきます。ここのところ、まとまった降雪がなく雪質も悪かったのですが、今日は朝方から雪が降り続いていますので、それなりに楽しめるのではないかと期待していますがどうなるか?

福井に来て11年ですが、ここ数年は福井の冬?という体験が多いです。

冬にふる雨が多くなった!ことが一番かな?

リラックスタイム・・・やってみよう!
~1人1日1kgCO2ダイエット~
①出かけるときはバスや電車・自転車を利用・・・180g
②古い冷蔵庫を省エネタイプに買いかえる・・・・132g
③エアコンを省エネタイプに買いかえる・・・・・104g
④家族が続いて風呂に入る・・・・・・・・・・・ 86g
⑤冷房の温度を2度高くする・・・・・・・・・・ 83g
⑥冷房時間を3時間減らす・・・・・・・・・・・ 78g
⑦シャワーを毎日1分短くする・・・・・・・・・ 74g
⑧コンセントをこまめに抜く・・・・・・・・・・ 65g
⑨マイバック持参。トレーのない品物選択・・・・ 62g
⑩ゴミ分別とプラ巣チックのリサイクル・・・・・ 52g
⑪白熱電球を電球形蛍光灯にかえる・・・・・・・ 45g
⑫ジャーの保温を止める・・・・・・・・・・・・ 37g

すでに実施している方は「+」です。エアコンがない・・・といった部類も「+」です。

以上全部を達成すると「1kg」になります。




ドップリ環境問題

2008-01-20 23:07:11 | 環境教育
17日から20日までドップリと環境問題特に「温暖化」と「伝える」という分野に浸ってきました。地球温暖化防止活動推進委員の方々の熱心さにこちらも多くのことを学ばせていただきました。

ワークショップのテーマや内容とともに使用する素材など色々な準備をする上で資料を探したり、確認したりとあらためて「温暖化」の原点が私たち人の生活が大きく関わっていることに気づかされました。

環境教育を多くの人に認知してもらい理解してもらい行動へと結びつける為にどのような方法がいいのか?

ここ数年前「スローフード」からはじまり「ロハス」そして「もったいない」さらに、つぎのキーワードが今年辺りにでてきそうな気配がしています。これらは環境問題を多くの人たちに「広げる」という意味で大きな効果を上げました。

一種の流行の様子も受け取られますが、この際ドンドン広がっていくことに期待して、懸念される「言葉の独り歩き」「表面だけの理解」といったことは眼をつぶってもいいのかなと思います。

そうすると、今までコツコツと環境問題に携わってきた人たちとのコミュニケーションが発生する可能性は高まってくるでしょう。そしたら互いに思いを共有する事でまた新しい展開が生まれるかもしれません。

スローフードやロハスやもったいない運動に関わっている人たちが、どれだけ直接自分たちの仕事以外の例えば「環境保護や保全」「自然保護」に携わっているのだろうか?と考えたときに応えに詰まってしまう部分が出てくる。

経済上でのフレームだったりする事も予想されるが、それでもそのような言葉を使いつつ経済活動に取り組んでいるのであれば、自分達の住む地域の団体の活動に参加したり、応援したりといった機会も夢ではない。

そうなるようにコミュニケーションの機会と場をいつでも提供していくことを、今まで環境問題や教育に携わった人たちには求められているのではないだろうか?

ワークショップの題材には「環境」「福祉」「国際理解」「教育」「南北問題」・・・・いろいろなものを利用していく。何故かという、全てが私たち人が関わり起こした問題だから!

だからこそ、他者との話し合いを中心に環境教育は進められるべきだと長年携わっていて強く感じています。

今回のWSも他者との話し合いと多様な視点を持った環境教育、そして伝える為の熱意と方法を参加者の方々に伝えることができたのではないだろうか?

※写真は参加者の作成した「環境ロゴ」(チームマイナス6%を利用)の一つです。

温暖化防止活動推進委員の研修会

2008-01-18 22:28:32 | 環境教育
昨日から石川にて温暖化防止活動推進委員の研修会を担当しています。今日は金沢会場でのWSが無事に終了しました。

省エネや温暖化に生物との関係やデーターを利用したWSを中心にこんな会は進めています。環境問題の講座というとどうもパワーポイントを利用した、データーの紹介や文献や温暖化の仕組みなどの説明になりやすいのですが・・・・

私も含めて学者や研究者以外の推進委員の方たちにとっては、いまひとつ自分の調べたことではないし、すでに出回っていて知っている場合が多く、当然伝える熱意も素直に伝わりづらいのが現状だと考えています。

どうしたら、私たち一般の人たちが「伝えられて、伝わる」環境教育を実施することができるのか?

今回は、そんな部分に焦点を絞ったWSを心がけました。

最終的には、各人一人が狙いとする温暖化防止活動におけるテーマを基に「チームマイナス6%」の環境ロゴをアレンジした作品を完成させました。

参加者がかかわる防止活動において何を伝えたらいいのか?すぐに説明できるようにという思いも含まれています。

20種類の環境ロゴを今後ひとつずつ紹介しつつ、思いの解説もこの欄にて紹介していく予定です。

※明日は、小松にて同講座を実施する予定です。少しずつですが、防止活動推進委員の方々が講座の後に積極的に講座を開催したり出かけていったりできることを願うことと、自分の学びもかねてかかわらせていただきます。

ドンという音

2008-01-17 20:01:16 | その他
この時期、奥越では屋根に雪が積もるとその後時折「ドン」という音が窓の外で響くことが多い。ここ数日の間に六呂師の事務所内にて仕事をしているといきなり「ドン」と大きな地響きと一緒に聞こえた。

いきなりの音に心臓はビックリするが「外に出ていなくてホッとした」というのが本音だ。

街の中や家の側を歩く時はゲヤの側を歩かないというのが、豪雪地帯の鉄則だが車も歩いていてそちらも注意をしなくてはいけないので、ヒヤヒヤドキドキソワソワものだ。

街の中では「雪はいらない」といいスキー場では「雪は降って欲しい」。私たちは都合のいいようにしか考えないようになっていて、そのことに気がついて自分もなんとなく悲しい(自分自身が)。

いつの間にか、この日本も微妙な季節の境目がなくなって、また新しい季節の名称が必要になってくる予感もする。

雨季や乾季同様、どんな名称をつけたらいいのだろうか?

「ドン」という音の風物詩もそのうち聞こえなくなるかもしれない。そうなると水不足の到来かなと・・・・

やっぱり寒いのが冬だよね。「あ~今日もさびいの~」こんな挨拶をこれからも続けていきたいなと思う。

※1月26日の午後1時~4時に、京都にて「省エネ大会」なるものが実施されます。多様な省エネの方法や商品が紹介されたり、電気屋さんが販売する際のセールストークなんかもあったりして、聞いて・見て楽しめる企画になってるようです。関心のある方は、「京都府地球温暖化防止活動推進センター」(やっぱりこの言葉難しいですね~)にアクセクして確認してみてください。現在はイベント欄にアップできていません。明日には確認できると思います。