ハックルベリーの森から

2haの平らな雑木林で活動を始めて9年。教えることよりも「自分で過ごす」ことや「気づく」事を大切にしたいと考えています。

ファシリテーター講座

2010-08-31 10:11:31 | 様々なワークショップ
昨日は、6月より続いていますファシリテーター養成講座の打ち合わせをしてきました。坂井市に住むMさんとポポポの会代表のKさんと進めています。今月中旬に第三回です。

ファシリテーターというと、司会・進行と混同されがちです。又は、コンサルテーションとも間違われることが多々あります。コメンテーターとも混同されるようですが、役割としては大きく異なってきます。

あくまで、第三者的な立場に立ちつつ、話し合いや会議・委員会の場で意見交換や出された意見の共有を支援する立場といってもいいでしょう。そのような場づくりの責任者ともいえます。

主体は参加者であるという原則を守ることが大切なのですが、ともすると助言者になったり結果を誘導したりしてしまい話し合いを設定した関係者となってしまうこともあります。

かといって、カウンセリングのように聴くことだけでは、話し合いや会議がスムーズに展開できません。参加者をその気にさせるという雰囲気や言葉の投げかけや問い・・・いろんな要素がかみ合って充実した実のある場になるお手伝いです。

まだまだ私も、その場を責任もって預かるだけの技術や気持ちが不足しています。今回も自分の学びの葉として精いっぱい関わりたいと思います。

森の中のファシリテーターは結構たのしいですよ~

夏の終わりに親子で森遊び

2010-08-30 07:36:28 | さんぽっぽ
昨日は、親子で森の夏休み・・・・無事に終了しました。参加者3組12名でした。親子で夏の森で遊びたい!そんな思いを持った家族での参加で、それぞれ大切な思い出を創って帰っていただいたように思います。

初めて樹登りにチャレンジしたという小学生の2名の子どもたち(兄妹)も、当初は雲がかかったような表情をしていましたが、次第に目じりが真剣になってきて、自分から登れそうな樹を見つけては何度も何度も登っているのがとても印象に残っています。

お父さん・お母さんも適度な声かけをしていただきました。お父さんは午後の40分ほどを樹間ネットでノンビリとお昼寝タイム。

小さなお子様連れのO家族とT家族は大岩に登ったり、捕まえた昆虫を標本にしたり、現れたシマヘビをスタッフが捕まえ、触ったりしました。

小さな子どもたちにとっては、シマヘビもミミズも未知の生物のようで、当初はオソルオソルですが、慣れてくるとどっちも一緒!大人はどうしても先入観があるのでそのような域に達するのはなかなか難しいですが・・・・

子どもたちの表情を変えたり気持ちを楽しくしたり自分からやろうという姿勢を持ったりするのに、人よりも自然の力のほうが強いことを今回はあらためて感じました。いくら主体的になってもらおうとそれなりの言葉を投げかけても、子どもの心に留めてもらうのは相当難しいなと。

長い期間に、信頼関係が構築されていればこその言葉の意味はあるようですが・・・

夏の終わりに森に訪れて遊んでいただいたご家族の皆様、明日からのお仕事応援しています。秋になると様子が一変します。また訪れてくださいね!お待ちしています。

親子の体験教室

2010-08-28 07:12:42 | さんぽっぽ
すでに赤とんぼが田んぼに飛び回っています。今年の稲刈りは少し早いかもしれません。今日は、福井市安居地域でエコプラン主催の親子自然体験教室に出かけてきます。あまり大きなことはできませんが、いつものように自然な流れでのお散歩風に楽しめるようにしたいですね。

また、二つの眼しかない子どもたちでも、あっちこっちと気になる生き物や植物が無数にある自然の中ですので、じっくりとそれらにかかわる時間も欲しいなと思います。

ともすると先に先にと先導しがちな大人(私も含めて)ですが、この時間だけは子どもたちの思いを優先にできればいいですね。

崖登りや土掘り、大きな洞・・・どんな思いを持ちかえるのか楽しみです。

明日は、夏休み最後ということでハックルベリーの森で最後の夏休みです。親子で4組ほどが参加予定です。一生の思い出になるように、そしてまた森を訪れたいなとおもえるような時間を提供したいですね!

今日も暑いようです。皆様気をつけてお過ごしください。

稲刈りワークスティ緊急募集

2010-08-27 19:19:54 | その他
ワークスティ(農業体験・定住希望者・健康・社会経験等の事業)で、稲刈りのお手伝いを募集しています。稲刈りが機械化されているとは言いながらも、農家さんの状況によってはお手伝いしてほしい方もいらっしゃいます。今回は、ご主人の具合があまりよくなく稲刈りをした後に、軽トラックで運搬する作業が主です。

期間は、9月10日~15日の間です。宿泊は高齢の方がいらっしゃいますので都合により農家さんにはお泊まりできませんが、私たちの所有する「セミナーハウス」から自転車で通うことになります。自転車で約10分程度です。

参加費は、2泊3日5000円からです。長期の場合は1泊ごとに1500円かかります。宿泊・食事・保険込み。

お時間のある方、是非お手伝いお願いします。都会の煩雑さを忘れて田んぼの中でひと時を暮らしてみませんか?

まだまだ暑さが続きます

2010-08-22 18:04:11 | その他
ここ数日農家さん回りが続いています。ワークスティでお世話になってたり受け入れ農家さんの調整したりです。この暑さで農家さんのお仕事の流れが多少変化しています。日中の外作業を少なめに・・・・

午前5時(6時)~外作業~午前8時頃休憩・朝食等~午前8時30分外作業~午前10時(11時)休憩・昼食~午後2時外作業等~午後6時終了

ほんの1時間程度外作業の合間に、汗びっしょりで作業着を一日に2回~3回洗濯するといった状況です。お手伝いいただいてるワークスティの方たちにもあまり無理はさせられません。農家さんもその点は配慮していただいているので感謝です。

田んぼの上空には「アキアカネ」が少しずつ舞い始めています。草むらからの虫の鳴き声もコオロギが増えてきました。ヒグラシの鳴き声も小さくなってきたように思います。

秋はやっぱり来るんですね。

農業ボランティア

2010-08-21 12:10:25 | その他
一昨日から、龍谷大学現代社会福祉学部のコミュニティーマネジメントに在籍する学生さん(2年生)がワークスティにて、大野市の農家さんにて農業体験に来ています。ここのところの暑さで健康状態が心配なところですが、受け入れてくださっている農家さん方も結構気にかけてくださっていて安心はしています。

普段の農家さんのお手伝いということで、この暑さで作業開始は午前5時や6時~午前10時・11時~休憩・昼食・昼寝~午後2時ころより夕方まで農作業と、現在はこのような時間帯でみなさんお手伝いしています。

収穫体験とは異なって、それに向けての草取りや苗植えなどこの時期の農作業は地道な内容です。このお仕事があってこその収穫!今回参加されている学生方にとっては、食や農を見つめなおすとってもいい時期かもしれません。

23日まで、私たちも参加される方々の健康に気遣いしながら見守りたいと思います。

※田んぼの稲穂がたわわに実をつけています。まだまだ黄金色ではありません。今日は畦の草刈りをしました。小さなアオダイショウが一匹そそくさと機械の音でビックリしたのか逃げて行きました。

カヤネズミも巣をつくるのではないかと想像しています。8月末に稲を調べてみようかと・・・・・

鯖江の児童クラブの環境教室

2010-08-20 08:54:23 | 環境教育
昨日は、ハックルベリーの森へ鯖江の児童クラブの子どもたちが環境教室にやってきました。森の下方向を流れる小さな渓流の登りと午後は森の中での森林環境教育です。

この猛暑で渓流の水かなくなるのを心配していましたが、いつものように流れていて子どもたちはキャーワー言いながら無事に登ることができました。いつも気になるのですが、両手を使っての動きがなかなか慣れていない子どもたちが多いことです。

1時間ほど、遊びながら登っていると最後には両手をたくさん使って登っている子どもたちが多くなります。まだまだ十分使うことのできない子どもたちもいますが、最初に比べるのとは一目瞭然です。

途中、ヤマメを発見しました。山の中の渓流ですので、蛇類特にマムシに注意を払いながら私の後をついてきてもらいました。数年前ですと、我先にと前え前えいく子どもたち特に男の子が多かったのですが、今年はそんなことはなかったです。ガイドとしては、とても関わりやすかったですが、反面ヤンチャな子どもたちが少なくなったのかな?と少し気になりました。

先生の話では、ほとんど外で遊ばない・・・・ということでした。

午後は、森の中で昼食をとり思い思いに遊んでもらいました。ノコギリを用意しました。結構たくさんの子どもたちが「樹を切りたい!」と大きな倒木を選んで「しまった、こんな大きな樹を選ぶんじゃなかった!」という表情で、何度も「あー疲れた」といいつつ、やめてもいいか?と訴えていましたが、選んだら最後!で最後までじっくりと樹と向き合ってもらいました。

達成感は相当なものだと思います。

樹の赤ちゃん探しも気に入ったようで、自分でコナラの赤ちゃんを探すこともできるようになりました。昨年落ちたドングリが春に目を出しているのですが、大体ドングリも地面の中に入っていてそれを目安に探しまわるとしいう方法です。

みんな、ドングリのように眼をまんまるにしてビックリしながら探しまわっていたのが印象的でした。

来週はもう一度、今度は地元の神社での学習会を開催します。

※今日は、福井市内の保育園にて「自然再生」(バタフライガーデン)に関わった保育園の最後の振り返りです。来年につながるように、園庭のデザインを子どもたちと一緒に描くことができるといいなと思います。今日は、そんなワークショップです。




バタフライガーデン

2010-08-18 22:31:06 | その他
福井市内の保育園にて「バタフライガーデン」に取り組んでいる事業に関わっています。昆虫の専門家と一緒に保育士さんへのレクチャーに始まり、蝶の一生について理解したりという時間を6月に設けました。

その後、園児たちへの蝶のワークショップを実施したのちに、園庭にモンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、アゲハチョウを呼び寄せるための花を植えていただき、とらえた幼虫を観察箱に入れて、蝶になるまでの観察をしました。

羽化の瞬間は観察できなかったようですが、蝶になるまでの一生をじっとたくさんの眼で見ていたことになります。

この猛暑で、園庭の花も枯れているのが目立ち、チョウたちもあまり飛び回っていませんでした。まとめの観察会をどうしたらいいか?

明後日は、まとめとして子どもたちが理解したり気がついたりしたことをワークショップ形式で形にしてみようと考えています。

大きな模造紙に大きな葉っぱ、そしてサナギやタマゴに羽化したチョウ・・・どのように展開していくのか今から楽しみです。

保育士の方々にもお手伝いしていただく予定です。出来上がりを是非この欄で紹介しますね!

9月からの事業の打ち合わせだったりあっちこっちと動き回っていて少し疲れています。整理に気をつけないと漏らしていることが結構あるので・・・・・それではお休みなさい。

水辺の生き物調べ

2010-08-17 18:48:08 | その他
本日は、大野市赤根川にて水辺の生き物調べ「ガサガサ隊」が無事に終了しました。前日の降雨により水質は少し良くなっていたようですが、臭いは少しありました。市内を流れる川であること、周辺地域での下水がまだ完全ではないことなど色々な要因があると思われます。

通常、水質等を調べる場合にはパックテストという方法が利用されます。化学的な調査です。

今回私たちが実施したテストは、生き物調べ・・・どんな生き物がいるのか?という視点で水質について考える機会だったり、きれいにしようという気持ちをはぐくんでもらったり、なかなか触れられない本物のお魚に親しむといろいろなねらいがこの「生きもの調べ」には混ざっていました。

指標生物という言葉を使います。

子どもたちにはPFDをつけてもらい、網で川の岸辺の草場(エッジ)をガサガサやってもらいました。また、全員が横一列になって網を置き上流から追って一網打尽・・・そんな試みにもチャレンジしました。

取れる魚たちに子どもたちの表情は一段と輝いて見えたのが心に残っています。

東京から大野に帰省している子どもさんも参加し、「久しぶりに川の中に入った!」という感想でした。私たち地方に住んでいる子どもたちもどちらかというと似たような状況では?と、ふと地方ならではの体験機会が少ないことに気が付きました。

今日は、最後にお魚さんの絵を描いてもらいましたが、実物を見ての描写には実に驚かされました。色づかいも素晴らしく機会があれば公表してみたいと思います。

大野サイエンスサークルの山本君にも、川の中で講師になっていただき指揮していただきました。春に比べると人への向き方がプラスに変化しているようにも感じました。ありがとうございました。

また、イトヨの里の長谷川副館長と定政さんにもかなりの部分で支援いただき感謝しています。また、一緒にやりたいという言葉をいただき私たちも一歩進めるように思います。

石田先生にも現場と室内での振り返り等にも来てたいただきました。ありがとうございました。少しずつ、地域の川や生き物や水に関わる人たちと連携していければと思います。

※今日は「カワムツ、アブラハヤ、ドンコ、ヨシノボリ、ドジョウ(大・小)、アメリカザリガニ、エビ、サワガニ、ヒル、ウグイ」を捕獲。希望者には、水槽の貸し出しを行いました。大切に育ててね。1週間程度したら川に戻してもらう約束です。

そろそろ・・・

2010-08-15 21:15:05 | その他
7月の夏休みに入ってプログラムを実施した以外はほとんど森へ行っていません。11日まで川の活動でした。お盆も明日まで。そろそろ森が恋しくなってきました。

この時期は通常ですと、中学生・高校生・大学生・社会人のための森の生命にTOUCHですが、今年は少しずらして実施しようということになりまして、私も少しゆとりを持って仕事を進めています。

ワークスティで大阪より農家さんのお手伝いに来られている方のお世話だったり、下打波の民家の片付け、来週からの事業の準備などです。

昨日は、子どもたちと映画を観に行きました。借りぐらしの・・・というジプリ作品です。映像はとても美しかったのですが、本物の自然(草花や生き物)を見たほうがいいかな?とふと感じてしまいました。心に留めるのはやはり本ものの自然!がいいのでは?ということです。

私たちの事務所の名前も同じように「森の小人」です。小さな小人たちが森で活動する私たちをどこかでのぞいている!見守っている!という言葉の投げかけで私たちの森での活動は始まります。

何人かの子供たちが「森の小人」を見たとか感じたとか居そうだとか・・・私もそれを信じている一人です。いつかは見たいと思っています。

少し、森の整備に入ります。