中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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KJ法は発散と収束の統合

2009年07月10日 | 福田徹のファシリテーション
 皆様、おはようございます。今日は7月10日金曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 KJ法の開発者、川喜田次郎氏が亡くなったそうです。そこで、今日はKJ法の話をします。

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 KJ法は、議論をする際の「発散」手法と「収束」手法の統合された便利な方法です。

 よく言われるのが、議論をする際には「発散」フェーズと「収束」フェーズを上手く使い分けると議論の流れができて、納得感のある結論に達しやすいと言うことです。

 「発散」とは、自由な発想でアイデアを出し合うことです。この「発散」をしている時には、自由な発想、奇抜な発想で数多くのアイデアを出すことが目的ですから、「そんなの出来るわけはない」という批判はせず、制約条件を外して発想するのです。

 こうして集めたアイデアを現実の即して分析したり、取捨選択することは「収束」のフェーズで行います。ここで、議論をする人は頭を切り換えて、これまで上がってきたアイデアの中で、皆の納得できる結論を全員で探していきます。

 KJ法は、こうした2つのフェーズの両方にまたがって使えます。

 KJ法は、1枚のカードにアイデアなどを1つずつ書き込み、ボード上などで同じようなことが書かれているカードを集めて表題を付けたり、それらを並べ替えながら意見を集約していく手法です。

 つまり、このアイデアなどを書き込むところが「発散」フェーズであり、アイデアが書かれたカードを使って意見をまとめていくところが「収束」フェーズです。

 グループで議論するときに、各自にアイデアをカードに記入してもらい、それを使って全員でボード上のカードを動かしながら意見を集約すると納得感のある結論を得やすいのです。(本当はテクニックがいる部分がここであり、私たちファシリテーターの出番でもあります)

 だから、KJ法は「発散」手法と「収束」手法の統合された議論をする際に便利で使える方法なのです。

 勉強不足の私は、川喜田先生についてよく知りませんが、専門の文化人類学研究のフィールドワークで収集された膨大な情報を整理するためにKJ法を編み出したそうです。

 今日は、この実際に使える手法の開発者に感謝し、ご冥福をお祈りしてこの文章を終えたいと思います。

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