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- 11月9日よる9:00~
“ツライ副作用”の解消へ
がん研究の最前線で、漢方薬のメカニズムを解き明かす
TBS「夢の扉+」11月3日 #127「漢方薬のメカニズムを解明し 新たな医療を!」
国立がん研究センター 分野長/医学博士/上園保仁さん
『カラダに優しい』 『ゆるやかに効いて、副作用がない』
そんなイメージを抱く人が多い「漢方薬」。昔から馴染み深い薬だが、
“なぜ効くのか”、という科学的根拠は解明されてこなかった・・。
どの成分が、体のどこに効いているのか―。その謎、メカニズムを科学的に明らかにして、
現代の医療に新たな光を当てようとしているのが、医学博士、上園保仁。
その拠点は、国立がん研究センターだ。がん治療の最前線で、漢方薬の研究!?
『漢方薬が、医療そのものを変える可能性がある―』
上園が目指すのは、抗がん剤の副作用を漢方薬で解消すること。
吐き気、食欲不振、手足のむくみ、シビレなどの症状を漢方薬で抑えようというのだ。
実際に、「2ヶ月間何も食べられなかった」という直腸がんを患った患者が、
漢方薬の服用で、1日3食食べられるまで回復した。上園は、
その漢方薬「六(りっ)君子(くんし)湯(とう)」の効能を、人の細胞レベルで解明することに成功している。
上園は言う。漢方薬は、『調べれば調べるほど、理にかなった薬』。
だが、研究当初、周囲の学者からの風当たりは厳しかった・・。
「科学的証拠がない漢方薬は信用しない」「漢方薬の研究に税金を使うな!」
つらい道のりで上園を支えたのは、がんと闘ってきた母親の存在だった―。
『患者の痛みや苦しみをやわらげたい―』
日本の漢方薬研究のトップランナーが挑む、“新たな医療”への挑戦を追う。
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”辛い時も勿論あるけれど、そこを頑張るんだよ” ”得意な時に奢っちゃだめだよ” と母が言い、
「 得意淡然 失意泰然」を座右の銘とした!
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TBS「夢の扉+」11月3日OA 主人公の未放送映像
漢方薬に科学の光がん患者生活の質向上に厚労省研究班 医療新世紀 - 47NEWS(よんななニュース)
![20130312kao.jpg](http://www.47news.jp/feature/medical/images/20130312kao.jpg)
漢方医学は、ルーツは中国だが江戸時代以降、日本国内で独自の発展を遂げた。
▽「証」が一致
西洋医学で薬の効果を評価するには、患者を無作為に2群に分け、一方に薬、他方に偽薬を与え、
上園さんらは、進行がん患者の約8割が苦しむ「悪液質」という、食欲がなくなってどんどん
がん細胞を植えて悪液質の状態にしたラットに六君子湯を与えると、えさを食べる量が増え、
「既に食欲改善の効能で保険適用があり現在でも使えるが、試験結果が出れば悪液質に自信を持って
![20130312honki.jpg](http://www.47news.jp/feature/medical/images/20130312honki.jpg)
研究班が注目した、がん患者を悩ますもう一つの症状は口内炎。抗がん剤治療
上園さんらは、胸やけや口内炎に効果ありとされている「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」を
すると、重症口内炎の発症に有意差はなかったが、漢方薬群の方が治りが早いことが分かった。
「飲む方が効果は高いと思われるが、漢方薬はにおいが独特で飲みにくい場合もある。
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