◎ トランプさんは、なかなか人間的には魅力のある方らしい。好悪は別として、日本経済も米国の景気高揚感を受けて、連日株価高騰と円安を招いており、恩恵を受けだしている。メディアも、よいしょし始めているのか?
円下落、一時114円後半 OPEC減産受け 株400円超高 NY原油9%高 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10153890R01C16A2MM0000/
(電子版から)トランプ次期政権 政策や日米関係を先読み :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10150540R01C16A2NZ1P00/
” (春秋)連日、閣僚人事が紙上や画面をにぎわす次期米大統領のトランプ氏だが、興味深い話をひとつ耳にした。好きな映画である。 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10147220R01C16A2MM8000/
連日、閣僚人事が紙上や画面をにぎわす次期米大統領のトランプ氏だが、興味深い話をひとつ耳にした。好きな映画である。西部劇の傑作「駅馬車」か、それとも重厚なファンファーレの「ロッキー」か。意外にも1941年に公開の「市民ケーン」と伝えられている。
▼「ローズ・バッド(バラのつぼみ)」。新聞王として名をなしたケーンの末期の言葉の意味を記者が追う。その謎解きと彼の生涯がからんでストーリーは進んでいく。奥行きの深い画面やローアングルなど映像表現は当時としては斬新だ。20代で監督、脚本、主演をこなしたオーソン・ウェルズの天才的な手腕は今も光る。
▼ネタばれの非難を覚悟で書けば、ローズ・バッドはケーンの幼いころの思い出の品にまつわる言葉だ。トランプ氏は、映画のどんな要素に引かれたのだろうか。メディアを牛耳る出世一代記か、妻との愛憎劇か、それとも子ども時代を忘れない主人公のピュアな心情か。暴言の裏側に、人間味が見え隠れするようでもある。
▼勝利宣言でのインフラ整備策などを市場ははやした。ツイッターでの方針の発信も続く。来月の正式な就任後は保護主義的公約も実行に移されよう。ケーンは大衆の熱狂と富を集めながら盟友にも去られ孤独に生を終えた。金や権力より大事なものがある、と映画は訴える。トランプ氏が、そこにこそ共感したと信じたい。”
【映画】市民ケーンのあらすじと無料視聴方法
無料視聴方法>http://mgj.jp/cs2/7/index.htm
あらすじ>
"ローズバッド(バラのつぼみ)"という謎の言葉を遺して新聞王ケーンは死んだ。ニュース記者トムスンはその言葉の中にケーンの人間性を解く鍵があると信じ、彼の生涯に関係のある人々に会う。
監督:オーソン・ウェルズ 出演:ジョセフ・コットン/ドロシー・カミンゴア/エヴェレット・スローン/アグネス・ムーアヘッド/ルース・ウォリック/レイ・コリンズ/アースキン・サンフォード/ウィリアム・アランド
市民ケーン(Citizen Kane) - Part1
市民ケーン(Citizen Kane) - Part2
オーソン・ウェルズが1941年に新聞王ハーストをモデルに監督、主演して話題を集め、今やAFI世界映画史上ベスト1など数々の栄誉に輝いている、まさに世界映画史上に残る不朽の名作。新聞王ケーン(オーソン・ウェルズ)が荒廃した大邸宅で「薔薇のつぼみ」という謎の言葉を遺して死んだ。その言葉の意味を探ろうと、新聞記者たちが取材を開始していくが…。
町山智浩の映画塾!「市民ケーン」<予習編>【WOWOW】#186
町山智浩の映画塾!「市民ケーン」<復習編>【WOWOW】#186
2016/11/03 に公開
市民ケーン
※2016/4/21に公開された動画です
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