深川小学校 日々のできごと

深川っ子の学習や生活の様子、季節、地域の話題をお届けしています。学校をより身近に感じていただけたら幸いです。

学芸会 6年生 『エルコスの祈り』

2012年12月13日 | 学校生活

学芸会のとりを飾るのは6年生の『エルコスの祈りです。

先生方の熱心な指導のもと、一生懸命、練習を積んできました。

6年生全員が協力し合い、大道具、小道具、衣装も手作りして、

小学校6年間の集大成とも言える立派な舞台が出来上がりました。

2062年、ここは50年後の地球。未来の学校、ユートピア学園では

落ちこぼれ、問題児と決めつけられたこどもたちが、

厳しい管理のもと、夢や個性を奪われて生活していました。

  

ドラムとピアノの演奏が始まり、いよいよ幕があがりました。

ステージにはユートピア学園の教師たち。

客席の中央からは、生徒たちが入場してきました。

ユートピア学園のこどもたちは訴えます。

「お父さんもお母さんも夜遅くまで帰ってこない。

一人でいるのがさびしかったんだ。だから夜の町に出てみただけ!」

規則で縛り上げ、服従と忍耐を強いる教師たち。

規則を破った生徒は体罰ロボットに罰せられてしまいます。 

 

 

こどもたちに笑顔を取り戻してやりたいと思っていたストーン博士は、

アンドロイド・エスパー・ロボット「エルコス」を作り、学園に連れてきました。

人間にそっくりで、掃除、洗濯、生徒たちのしつけ、

教育までなんでもできるエルコスを、

理事長は教師として採用することにしました。

ただ一つ、重要なことは、エルコスのエネルギーFZI(エフ・ゼット・アイ)に

他の物を絶対に混ぜてはいけないこと。

他の物が混ざったFZI(エフ・ゼット・アイ)をエルコスに与えると、

エルコスは、気化して、消滅してしまうのです。

エルコスはこどもたちに色とりどりの服をつくり、反対する教師たちを退けました。

夢や希望を語り合い、やがて、こどもたちは笑顔を取り戻していきました。 

しかし、小さいころから、親の代わりに、ロボットに見張られて過ごしてきた

ジョンとポールとチェリーだけは、エルコスのことを嫌っていました。

また、支配力を失ってしまった教師たちも、エルコスを憎んでいました。

ジョンたちにFZI(エフ・ゼット・アイ)のことをきいた教師たちは、

金庫の中にあるFZI(エフ・ゼット・アイ)と理事長のお金を手に入れようとします。 

教師たちはジョンたちに言います。

「エルコスに金庫を開けさせれば、この学園から逃がしてやる。」

ジョンとポールとチェリーに、「自分達を信じているなら金庫を開けられるはず」

と言われて、エルコスは金庫を開けてしまいます。

金庫が開くと、教師たちは、ジョン、ポール、チェリーを人質にとり、

FZI(エフ・ゼット・アイ)に混ぜ物をいれて、理事長のお金をもって逃げ出しました。

エネルギーが切れて倒れているエルコスを発見したこどもたちは、

エルコスにFZI(エフ・ゼット・アイ)を飲ませてしまいます。

教師たちを追いつめ、取り囲むこどもたち。

もうすぐ消えてしまうエルコスは、

教師やジョンたちを責めるこどもたちに語りかけます。

「許してあげて、みんな、人間の心にあるものの中で、

一番うつくしいものは「許す」という気持ちなの。

心の中には、素敵な物がいっぱいあるわ。

優しい思いやり、いたわりの言葉、素直な心、共に生きる喜び。

それをみんな忘れているだけなの。」

 ストーン博士がいいます。

「よくやったね、エルコス。こどもたちの顔を見てごらん。みんな、輝いている。

君と出会って一人一人が自分のすばらしさに気付いたからだよ。」

消えてしまったエルコス。がっかりするこどもたちにエルコスの声がきこえてきます。

「私はいつでも、いつまでもみんなのそばにいるわ。

みんなの素敵な心の中で、生き続けることができるの。

私は、いつでもみんなと語り合える、見つめ合えるわ。」

 

こどもたちが応えます

「私たちわかったよ。エルコスが教えてくれたこと。

人を許すことの大切さ。

自分を信じること。

勇気をもって思いっきり生きること。

エルコスの祈りは、ぼくたちに届いているよ!」

 

担任の先生が見つめるなか、

舞台は感動のフィナーレを迎えます。

 

 思い出そうすてきなこと、心こめて語りかけよう 

 いつの間にか忘れていた 愛の言葉、そのぬくもりを 

 苦しみを分かち合う すばらしい仲間 

 ほほえみが 今 よみがえる優しさが 

 いつの日にも どんなときも 

 この手 つなぎ 生きてゆこうよ 

 

6年生のみんな、素敵な舞台を本当にありがとう。

みんなが、先生やお友達と協力しあいながら作り上げた

このすばらしい舞台を忘れないように、

私たちもすばらしい6年生のみんなを忘れません。

先生方、こどもたちは、すばらしい思い出を作ることができました。

本当にありがとうございました。

 

(author:HPボランティア)

 

 


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