Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

京都探訪記12 ~広隆寺の微笑み~

2012-03-30 21:26:50 | とらべる!

 

前回

 

所は変わって嵐山。

ココは嵐電の終着駅で駅は立派な複合施設となっている。
飲食店や土産物屋が並ぶ。


平日だから空いているかと少しの期待をしていたがやはり混んでいる。
と嵐山に平日は無いようだ。

人力車が往来し、修学旅行生が蜘蛛の子散らしたように動き回る姿は鎌倉を思い出す。


京都の代表的風景の渡月橋や竹林の道、世界遺産の天龍寺などは歩いていける距離にある。

 






母衣君念願の竹林の道へは歩いて5分ほど。
青々とした竹林に風情を感じながらてくてく歩く。

そういえばだいぶ空が曇ってきてしまった。
天気は下り坂だと前日にテレビで言っていたっけ。

快晴が続かないのも春が近づいてきたからだろうか。
そうでもないかもしれない。

晴れて太陽が射し込んだ道を歩いてみたかったなぁ。

竹林の道は多くの観光客でにぎわい、
自転車に乗った人々、時々人力車まで通る。







道は右に折れて、進んでいくと神社がある。
縁結びで有名な野宮神社だ。

なるほど若い女性たちが多い・・
母衣君もさっそく参拝。

 

 

野宮神社のパワースポットは亀石。
参拝した後、この石をなでると願い事が叶うらしい・・・

是非さわさわしておきたい。
母衣君もさわさわ・・・・

この神社を訪れた人々の願いが石に光沢を与えている。

 





もう一度竹林の道を通って嵐電嵐山駅方面へ。

店先には美味しそうなお菓子が並んでいて思わず立ち止まってしまう。


母衣君、ソフトクリームを購入。
寒い日だってアイスを食べたい日はある。
彼は真冬の夜でもアイスを買うような男だ。

 





もちもちの大玉みたらし団子。


京都にはお団子がお似合い。
本日二回目。

 

天気が悪くなるとどうもテンションも上がらない・・・
嵐山では寺院に入ることもなく、嵐電嵐山駅から座って四条大宮方面へと向かう。

嵐電はいつの間にか道路に飛び出し路面電車のごとく走る。
左手に大きな門が見えたらまもなく太秦広隆寺駅に到着だ。
 

 

 

 

 駅名の通り、近くには広隆寺がある。
車窓から見えた門も広隆寺の南大門だった。

広隆寺は世界遺産でなくとも建立は7世紀と歴史のあるお寺だ。


境内は自由に参拝することができ、一番奥に位置する霊宝殿には拝観料がかかる。

しかしそこには微笑を浮かべた弥勒菩薩様がいらっしゃるという。
そう国宝第一号として有名な弥勒菩薩半跏思惟像が安置されているのだ。

教科書で見た、あの像に会いにいかずにはいられない!

拝観料を支払い、石畳を歩いて行くと、旧霊宝殿。隣にそれより一回り大きい新霊宝殿がある。
現在は新霊宝殿に仏像たちは安置されている。

薄暗い館内には仏像たちがびっしりと並んでいて
作られた時代がちがうのだろう、綺麗なものから損傷の激しいものまである。

その中心、壇の上には例の弥勒菩薩が安置されていた・・・
サイズは思ったより大きく館内でぼんやりと輝いている。


目が悪く鳥目ゆえそのお姿をはっきりと見ることはできなかったが、
その微笑み、しなやかな腕、神秘と優しさに満ちている!

そしていつの日にか人々を救うため、今日も思案にふけっていた。




弥勒菩薩とは未来に如来になることを約束された仏様。
釈迦入滅から56億7千万年後、如来となって人々を救ってくださるという。
半跏思惟というその姿はどうやって人々を救おうか考えている姿なのだという。

私は良いことを思いついて、思わず「フヒッ」となってしまう時がたまにあるが
弥勒菩薩様のその微笑みもそれに似ているのかもしれない。

なんてことを思ったりもする。
 



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