Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

ヘビ公園

2013-04-30 00:20:49 | 発見!不思議な世界

 

公園の遊具にも様々な種類がある。

私は昔、近くの団地の中にある蛸の滑り台が大好きだった。
その頃の思い出を胸に公園の遊具を調べたことがある。
すると各地には様々な変わった遊具が点在していることが分かった。特に象や恐竜など動物を象ったものは多い。

「ヘビ公園」もその時に見つけた。
ヘビ公園とは細長い敷地に巨大なヘビがいる公園らしい。何故ヘビの遊具が造られたかは誰も知らないという。
細長い敷地にぴったりだからか、それとも土地の伝説が関係あるのか。想像をめぐらす。

 

今年が巳年ということもあって、ある雑誌を頼りにヘビ公園に行ってみることにした。場所は板橋区。
私は神保町から地下鉄三田線に乗って最寄りの蓮根駅へ向かった。列車を降りると地下鉄のくせに高架の駅で驚かされた。東京の郊外ではよくあることらしい。


さっそくヘビ公園を目指し、駅から歩き始める。
駅前の通りを北上して、幹線道路を横断すると、迷うことなく見つけることができた。
道路に沿った細長い公園に2匹の巨大なヘビが対峙している。色から見ても白ヘビだろうか。一匹、十メートルは超えるだろう。
うねうねと体をくねらせている。巨大な身体につぶらな目が可愛らしいと思えなくもない。 滑り台になっているわけでも、鉄棒になっているわけでもない。

ただモニュメントのように巨大なヘビがいるだけ。遊び方はいっこうに謎だか、子供たちはヘビのまわりを駆け回って遊んでいる。

そうか、このヘビは遊び方を定めない万能型遊具なのだ。
子供たちの自由な目線で遊ぶことのできる遊具。子供たちは小さな限られた場所で創造して駆け回る。ヘビはその手助けをしているのだろう。

しばらく眺めていても、2匹のヘビは愛されているようで、ほっこりした。
私もヘビと触れ合いたく思ったが、人が多いので今回はやめておこう。