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まいとし神戸の方の実家に2回くらい行くのだが、
丹波布を見に行くタイミングがない。
丹波布というのは、丹波で手紡ぎ木綿で織られた布なのだが、屑繭からつむいだつまみ糸 (つまり絹) も
緯糸 (よこいと) に使う、というのが特徴なんだそうだ。
ちゃんと見て触ってみたいんだけどねぇ。
それで想像をたくましくして、木綿の糸を紡ぐときに絹の繊維を混ぜてみた。
ローラグを作るとき、カーダーにペルー綿と緑綿をつけたあとに、
スライバーだかトップだかの形状にしてある絹を木綿の繊維とだいたい同じくらいの長さにはさみで切って
薄くつけて、それで糸を紡いでみたのだ。
ペルー綿は大して加工されていなかったのでスライバーとか布団用とかみたいにきれいにほぐれていないし、
わたしのカーダーは針の密度の高い木綿用でもないし、
それで、むらなくきれいな糸は紡げない。
でもせっかく手紡ぎするのだから、紡績糸にないような味でいいんじゃない?
もっと絹がキラキラするかと思ったが、すごく控えめだなぁ。 光の加減によりキラキラが見えるかも、という程度。
糸は絹を入れない手紡ぎペルー綿糸よりちょっと柔らかいような気がする。
ま、ボビンに巻いた糸の状態では何ともいい難い。
さて、このボビンに巻かれた糸を、撚り止めして糊付けして整経して機織りして糊を落としたら、
一体どんな風合いの布になるのだろうか?
きっと丹波布とちょっと違うとおもうけど。
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