何に使えるかは分からないが、とにかく双糸を作ってみた。
糸紡ぎで出来るのは単糸なのだが、単糸は弱い、というようなことを聞いていたので、
一度双糸を作ってみたかったのだ。
いや、そんな単純なものではないようなのだが。
でも、ちょっと撚り合わせが足らなかったかも。
これは、以前糸を染めたときの染液でついでにスライバーを染めておいたものの一部。
赤は2月5日、オレンジは10月11日、にアップした分。
これをハンドカーダーを使って白いスライバーに混ぜて、紡いだ。
そうやってボビンに紡いだピンク系の糸とオレンジ系の糸をレイジーケート (ボビン立て) にセットして、
糸を引き出して、双糸にした。
左側がピンク系で、右側がオレンジ系なのが分かるでしょう。
こんなくらいかしら、という紡ぎ方だったので、オレンジ系の方が糸があまってしまった。
それを綛 (かせ) にしたのが、一番上の写真の大きい綛の下にある小さい綛。
濃さにムラのある違う色の糸を撚り合わせたら、どんな糸になるんだろう?
と思って作った。
なかなか味のある面白い糸になったと思う。
でも、これで布を作るとどうなっちゃうんだろう?
双糸になった糸は、ちょっと不思議な優しい色ですね。ピンクっぽいかな。どんな布になるのか、とても楽しみです。
織りあがりが楽しみですー!!!
糸は不思議です
自分の嫌いに属する色でも、何色か混ぜて使うと意外にもいい色になったりします
絵具を混ぜるように、
ほんとうに、意外や意外!結構、いいじゃん!!!なんて、うれしくなったりします
織りは、奥が深いです
それは、織るだけではなく、それに付随するいろいろなことが付いてくるから・・・
だから、いろいろ知りたくて、いろいろやってみたくて~
ただ、今の自分にできる限りがありますけれど・・・ネ!
色が淡いのは、ほとんど白のコットン・スライバーだからです。
染めたスライバーはほんの少ししか混ぜていないです。
糸が343mしかないし、7、8番手くらいの太目の糸なので、
これですぐ織ろう、ということはないです。
シャツ地を織りながら少しずつ糸を紡いで、まとまったら何かにしたいです。
布を作るとき、すっごくすっごく色々と考えてデザインして
(糸を染め始めるときには、もうその次の布のことを考えているので、期間は2ヶ月以上)、
自分ではこれでいいと思って織り始めるんだけれど、
なんだかやっと布になってくると、妙に気持ちが冷めていったりすることがあります。
自分がイメージしていたのはこんなんだったかなぁ~って。
でも手を止めずに織り続けて、最後にシャツにすると、
まあこれはこれでいいじゃない、という風になります。
(そう思わないと救われないっていうか。)
そういうところが
>織りは、奥が深いです
とおっしゃられるゆえんでしょうか?
紡績糸を染めただけでもその糸にすごく愛着が湧くけれど、
紡ぐと愛着度は全然違いますね。
マフラーもいいけれど、手紡ぎ糸で早くシャツを作ってみたいです。