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タタグループのタタ・サンズで6代目会長サイラス・ミストリー氏(18%保有の大株主パロンジ家出身 2011年に継承 親族でラタン・タタ氏と同じパルシー=拝火教徒であることが後継者に選ばれた理由とされる 拝火教ゾロアスターは厳格な教義で知られ、その教徒は世界で10万強いしかいない)を追い出す動きに、ミストリー氏が抵抗して話題になったタタグループの内紛は、2016年12月19日にミストリー氏が主要上場企業の全役職からの辞任を表明した後、2017年1月12日、グループ統括会社タタサンズの新会長にタタコンサルタンシー・サービシーズCEOのナタラジャン・チャンドラセカラン氏の就任が内定して決着した。就任は2月21日。創業家と家族関係にないTOPの誕生でタタ財閥は新たな段階に入る。アジアに多い財閥の、TOP継承の在り方として注目される。

パルシーが率いるタタは、長期利益の重視、地域共生、社会還元の理念を掲げるのは宗教的理念や少数者としてのパルシーの自覚が背景にある。反面、タタは

ラタン氏が進めた急速な事業拡大、グローバル化により負の遺産を抱えている。

統括会社タタ・サンズ(10月24日 創業家のラタン・タタ氏が総帥に復帰 大株主はラタン・タタ氏の影響下にある慈善団体)、

タタ・グローバルビバレジズ(11月15日)がタタ・コンサルタントサービシズに続き会長職解任(取締役にとどまる)

他方 タタ製鉄(11月11日)とタタ自働車(11月15日)は結論を出せず

インデイアン・ホテルズ(11月4日)とタタ化学(11月10日)では、社外取締役がミストリー氏を支持する声明をだした。

背景はラタン氏の時代の2007年に120億ドル(1兆3500億円)で買収した英蘭コーラスの経営不振。その事業を売却しようとしたミストリー氏(2012年会長職に就任)はラタン氏の不興を買ったとのこと。当初は英国事業そのものの売却を目指したが(2016年3月29日)、その後7月に方向転換。英国を含む欧州の主力事業をドイツのテイッセン・クルップとの事業統合を検討するが、非中核事業の特殊鋼事業は売却するとした(11月28日)。

注目されたタタの内紛は12月19日 ミストリー氏がグループの主要上場企業の全役職からの辞任を表明したことで20日から始まる株主総会での対立は回避された。しかしタタの内部の実情が外に出たことや、ミストリー氏の後任選び、などタタの今後を懸念する声がある。

英国事業ではポートタルボット製鉄所の赤字垂れ流しが1日140万ポンド(2億2000万円)に及んでいる。背景にあるのは施設の老朽化。生産効率化に向けた巨額投資が必要。従業員に給付する年金も重荷になっている(16年5月27日報道)。中国から大量に安価な鋼材がはいることで収益が圧迫されているとのこと。タタ製鉄はインド国内で大型製鉄所を保有。海外事業を大幅に整理する必要に迫られている。

タタの内紛と合わさって、インドで話題になったのが、高額紙幣の廃止問題。

2016年11月8日夜 モディ政権が始めた旧高額紙幣の廃止(11月8日夜 大統領選挙結果発表の少し前)は、現金の比重の高い中国経済に打撃を与えた(人々は交換のため銀行に殺到した)。1000ルピー札と500ルピー札の廃止を決めたが、これが流通紙幣価値の9割にあたる。しかし新札の供給が追い付かず、これが流通紙幣価値の9割にあたる。ために現金不足が生じ、庶民は商品購入を控え、販売額減少 生産額減少 労働者解雇 の負のスパイラルが起きた。庶民は高額紙幣をためて生活していた。

この改革は不正資金の流れを断つため実施されたのが高額紙幣の配属。アングラマネーがあぶりだされて税収も増えるという観測もある。新旧紙幣の交換(銀行での直接交換を1か月以上前倒しして打ち切ったとされる)で庶民にも不便を強いた改革を意外に庶民は支持しているとのこと。野党の側からは、紙幣廃止撤回の動きがあったが力で抑え込んだとのこと。



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