Entrance for Studies in Finance

円安から円高へ 2015年から2016年へ

2016年3月から8月上旬 円高へ1ドル100円が視野に(115円程度から101円程度 市場混乱時 キャリー取引手じまうための円ニーズで円高に

本来は低金利の円で資金調達 高金利国で運用するキャリー取引・・・金利高めの国の通貨が買われて・・・円安のはずが)

米国は日本の円安介入(円高阻止のための介入)を警戒(通貨切り下げ競争 逆にいえばドル高状態 デフレで通貨の購買力は上がっている円)…米国はいまドル安政策中

 

 

 

 

 

経常収支の黒字基調(貿易収支は黒字化 エネルギ―価格の低下 円安による輸出伸びる 外国人客増加でサービス収支赤字祝勝←旅行収支の黒字がきいている) 円高に 

今後は円高(日銀は金融緩和の構えで牽制)→輸出を縮小 原油価格の上昇で変化する可能性 すでに日本企業は為替にさゆうされないように海外拠点造りを急いでいる。

7月6日 一時100円台(株安)

6月23日の英EU離脱直後はリスク回避マネー(円高進む 一時1ドル100円突破 99円まで急騰) 

円高の進展で想定レートが円安の企業の株価崩れる 日銀は市場にお緊急ドル供給の構え

日米金利差は縮小(米国でも金利が低下 米は利上げを遅らせるとの観測=利上げシナリオ不透明) 世界的には景気低下懸念 → 円高 元安(人民銀行が元安容認か)

6月16日一時104円台半ば(105円突破)

5月3日一時105円半ば台

2016年4月求人倍率1.34 倍 前月比0.04ポイント増 完全失業率 4月3.2%

為替をめぐる日米対立:円安への転換進む 2015年半ばから2016年半ば

 米国から日本へ 日本は円売り介入するのでは ドル高による経済成長率減速を警戒 ルー財務長官など 弱腰批判を考慮して強い発言をする(4月29日に発表された為替報告書で監視リスト。日本、中国、ドイツ、韓国、台湾を入れて監視対象として、相手国・地域の為替政策をけん制するとした。米議会対策との見方。いずれにしても日本政府は円売り介入を避け、円高が継続することに。) インバウンドは鈍化へ

 円売り介入に動けず 追加金融緩和もできず(4月28日に日銀は円高にもかかわらず現状維持決定 17年度の物価の上昇見通しを大きく変更しなかった 1.8から1.7%へ小幅引き下げ 民間エコノミストは大幅な円高・景気の足踏み感の強まりから物価上昇見通しを大きく下げている 0.3から0.5%程度 仮説:為替変動は1-2年後に最も大きな影響でる 日銀は円高を一時的なものとしてみて物価見通しを動かしていない) 円高→主要企業の想定レート(想定で為替予約)を超えたため多くの企業で利益下振れ(海外の業績を円換算した数値が悪化するので) 業績悪化へ 円高は小売電力には追い風 輸出製造業には逆風 為替変動への対抗力を高め 合理化を進め企業の筋肉質を強めることが必要

 円高を裏付ける 経常収支の改善 2015年度 10年度以来 5年ぶりに黒字化 黒字額17兆9752億円は前年度の2倍 背景:貿易収支が原油安で黒字化 サービス収支は赤字額が縮小 旅行収支は2014年度に続き黒字 新興国の経済成長と円安による訪日客の増加 知的財産権等使用料の増加 第一次所得収支(海外子会社からの配当金など)も黒字 円高により 海外から受け取る配当・利子は減少 原油も2月頃から上昇に転じた。

 実際の為替相場 120円程度(2016年1月はじめ 1月29日日銀がマイナス金利政策決定)から110円程度(2016年5月半ば)まで円高が進行 米利上げにより円安が進む可能性(相場が無秩序になれば一定の介入は容認される G7の共通ルール 1ドル100円とか) 主要企業の多くは今季想定為替レートは110円 今後は円高進むほど業績下押し圧力 日本政府が想定している日本企業の採算ラインは101~103円。100円をきれば政府は介入を判断 米利上げ観測の後退が円高の背景 利上げに行けば円安へ 米景気減速により利上げ遠のく 

 急激な円高(4月28日 一時106円台) 日経平均の1万6000円割れ(2016年5月2日)

 米国は本音ではドル高修正(→ドル安・円高)を期待。2015年12月16日9年半ぶりの利上げのあと、利上げをしていない。 ドル安:輸出企業の採算改善 新興国のドル建て債務負担の軽減 新興国の停滞と米輸出に打撃 海外の減速+原油安 → 円高へ

経常収支の黒字の縮小 貿易収支赤字→ 円安要因 外貨建て資産に評価益 輸出企業には為替差益 証券投資収益拡大 
米(2015年12月利上げの利上げ懸念など → 円安要因だが 市場混乱の影響で利上げに進めず
外債投資 → 円安要因だがリスクヘッジがあるとその分 円買いで相殺となる
外貨建て債券の発行 → 円安の影響を回避(海外でのM&A 海外での投融資に円安は調達コスト上昇になる そこで外貨建て債券の発行)
原油相場の下落 貿易赤字の縮小 経常黒字(原油価格減少貿易赤字半減 海外からの特許使用料、配当収入 利子収入 旅行収支の黒字拡大) → 円高要因
中国の不安定化 → リスク回避の円高 逃避通貨
円安局面での外貨資産買い → リスク回避の中で円の買戻し

 エネルギ輸入の増加 貿易赤字の拡大という円安要因(ドル高により米国経済の悪化世界経済的には避けたい+利上げに慎重な連邦準備制度理事会)

 円高(原油価格の下落により貿易赤字の縮小 海外子会社の収益拡大 訪日外国人観光客増加) 政府の口先介入 必要な措置 短j機筋は利益確定売りに転じる

 日本政府は円高の進行を懸念 2016年3月1日 114円台 4月7日 一時107円台(4月25日 111円程度に一服)2015年6月の125円台に比べて円高進み 110円割れは2011年以来 3月末 イエレン議長の利上げ小休止宣言で円高すすむ 海外の株あがれば円安 投資家のキャリー取引は円安要因 リスク回避広がると キャリーが減少し円高に戻る

 アメリカ政府は日本による円安(ドル高)誘導を警戒

 円:日本は対外純資産国で安全

 円買い+日本株売り(両者の連動制を利用した取引)

内閣府の企業行動に関するアンケート調査 2015年度の採算ラインの為替相場  
  精密機器88.6円 非鉄金属95.6円 輸送用機器101.4 電気機器101.7円
国内生産が多いところは円安水準
  鉄鋼111.2円 食料品114.5円など

懸念材料 英国のEU離脱問題(国民投票は6月23日)と米利上げ 

12年半ぶりの円安(2015年5月末から6月上旬)

米利上げ観測(イエレン議長の年内適切発言5月22日+米景気の堅調)⇒ドル買い+ギリシャ問題で投資家のリスク回避姿勢強まる⇒円買い 円が125円に近くなると政治家・金融当局牽制か(黒田総裁がさらに円高に振れることはありそうもないと国会で発言6月10日)。円安けん制発言。

2015年6月2日 一時125円台(12年半ぶりの円安 米国の年内利上げ観測強まる(円急落の背後にはファンドが円売りに動いているとの指摘がある。)

購買力平価では100円程度 120円程度は円安過ぎとの意見(2015年6月上旬) 円安について部品輸入など調達コスト上昇を懸念する声出始める(購買力平価からみて行き過ぎ) 貿易収支は4月は赤字 実需からみて円買いは限定的(3月2年9ケ月ぶりの黒字は定着せず)

5月28日 一時124円台前半 2002年12月以来12年半ぶりの円安(このような円安によって産業素材や食品の価格が押し上げられている。他方dpル高は米国ノグローバル企業の業績にはマイナスの影響を与えている。ロシアやブラジルでの事業にマイナスの影響。ロシアについては制裁の影響) 円安による商品原価の上昇。しかしコスト上昇分を転嫁するだけ価格を引き上げることができた企業は少数で、消費税導入後の販売伸び悩みのなか、収益を圧迫された企業がおおい(ケーズ、マツキヨなど家電量販やドラッグストア)。一部の企業は価格帯を広げて増益を維持した(ユニクロ、ニトリ、ABCマート、良品計画など)。円安の長期化で国内生産回帰の動きも()ホンダ、小型車生産を海外から国内へ動かすとも パイオニア:市販用ナビ生産をアジアから国内へJVOケンウッド 高級HAをマレーシアから国内へ。

5月27日NY 一時123円台後半まで下落2007年6月以来7年11ケ月ぶりの円安

5月26日 一時123円33銭 7年10ケ月ぶりの安値 輸出企業の増益効果より燃料・食料品など輸入品の価格上昇を懸念する声(背景:昨年は原油価格の下落効果があった。2015年春以降原油価格底入れで状況に変化) 訪日消費につながる側面 銀行・生保の外債投資が円安要因となっているとの指摘。

2012年5月22日のイエレン発言でドル独歩高

5月17日報道 主要輸出企業の想定レートは115円近辺に集中 これより円安であれば増益要因

2015年5月15日(121円台) 1ケ月先予想変動率(QUICKがオプション市場の動きから算出)は2014年10月の7%台から2015年1月頃をpeak(peakは一時13%超え 1月はおおむね11%台)に下落。年率6%台後半。

2015年5月13日発表 14年度経常収支 7兆8100億円の黒字 10年度18兆2687億円から減少続き13年度1兆4715億円に縮小 貿易赤字縮小が大きい+所得黒字の拡大+旅行収支の黒字化

2016年4月求人倍率1.34 倍 前月比0.04ポイント増 完全失業率 4月3.2% 

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輸出伸びる + 原油安で貿易赤字縮小 また訪日外国人増加で旅行収支は黒字化 知的財産権収支も黒字 海外子会社から得られる投資収益も大きい 経常収支 2014年度経常収支黒字4年ぶりに増加。2011-13と3年間 毎年度縮小が反転

2015年4月8日発表 2月の国際収支速報 経常収支1兆4401億円の黒字 黒字は8ケ月連続 2011年9月以来33年5ケ月ぶりの高水準 原油の下落により原材料輸入額減少 貿易収支赤字の縮小 赤字額は1431億円 外国債の利払いや外国株式の配当など投資収益増加 旅行収支が過去最大638億円の黒字

2015年3月 2月の米雇用統計が市場予想をうわまったことから米金利引き上げを意識したドル買い。3月10日 一時122円台の円安。7年8ケ月ぶり。他方、株価との連動性は2015年に入って薄まったとの指摘。

2015年3月9日発表 1月の国際収支統計速報 経常収支614億円の黒字 7ケ月連続の黒字 原油安で輸入額減少 円安による輸出額拡大

2015年2月27日 予想変動率8%台まで縮小(背景 米利上げ時期不透明なため 円安進むとみれば円プット需要高まり 予想変動率も上昇するが) 円買いが出ると輸入企業や機関投資家が円売り(ドル買い)ででてくる

2015年2月18日 日本企業が外貨建て債発行を増やしているとの報道(海外での融資やM&Aに外貨資金調達で為替リスク回避)

2015年1月 118円前後(110円台後半)でこう着(QUICKが算出する予想変動率ゆるやかに低下)。米景気への強気の見方の後退。原油安を契機に円売りに変化。→貿易収支黒字化の見通しもでる。

2015年1月13日発表 2014年11月国際収支速報 4330億円の黒字 黒字が5ケ月連続 原油が大きく下がり貿易収支の赤字が減った。

2014年12月21日 今週は118-120円です推移するとの見方が多い

2014年12月17日発表 11月の貿易統計速報によれば貿易収支は8918億円の赤字 2年5ケ月連続の赤字 赤字は前年同月比で赤字幅31.5%縮小

2014年12月8日発表 10月の国際収支速報 8334億円の黒字 黒字は4ケ月連続 貿易の拡大により貿易収支赤字減少 海外からの所得収支の黒字が大幅に増えた。

2014年12月5日NY 一時121円69銭 7年4ケ月ぶりの円安

2014年12月5日東京 一時120円台 7年4ケ月ぶりの円安(120円台に突入) 生産拠点の海外移転が加速し輸出は伸びにくくなっている

2014年12月4日NY 一時120円25銭 7年4ケ月ぶりの円安(日銀の大規模緩和 貿易赤字 米景気回復によるドル買い 10月末の日銀追加緩和 10月のFRB量的緩和終了)

2014年11月25日 日銀総裁 名古屋市内の講演で円安による輸入コストの上昇などのマイナス面に言及

2014年11月20日 一時118円台半ば 7年3ケ月ぶりの円安(輸入企業は為替予約取引を増やすなど対策急ぐ 食品大手では値上げの動き)

2014年11月20日発表 10月の貿易統計速報 7099億円の赤字 赤字は28ケ月連続 額は前年同期比で35.5%減

2014年11月 円安の行き過ぎへの警戒感高まる(食品関連では原材料コスト上昇)

2014年11月3日NY 円急落一時114円 6年10ケ月ぶりの円安

10月のFRB量的緩和終了 10月末の日銀追加緩和(追加金融緩和 物価上昇率2%をめざし何でもやるとの黒田発言・・・日銀は当面円安容認との見方広げる) 日米金利差が広がる観測から円安強まる(11月) 

2014年10月1日午前 一時110円9銭 2008年8月25日以来 6年1ケ月ぶりの円安。

2014年夏まで102-103円で推移 8月以降下落基調 中小企業は原材料高や燃料高に苦しんでいるとの指摘 2000年代初め 国際分業体制の確立りにより円安が輸出増に直結しなくなった。円安になっても契約通貨ベースの輸出物価はあまり変わらない。国内で生産する魅力を高めるため法人税減税や特区を求める指摘。

corrected and reposted in June 30, 2015(更新 2016年5月23日)

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