私事をしてまいりました。今月のフォーラムの準備等であわただしく、長く更新をしていませんでした。ご覧いただいております方々、大変申し訳ありません。
上写真の製作途中の灰ならし「練りこみ地金灰ならし」もこれで3枚目の制作となります。お求めいただいたお客様、この場をお借りして御礼させていただきます。誠にありがとうございます。
今日は灰ならしと平行で「練りこみ」の作品を制作しました。
沸かし付けが終わった地金です。この塊の中に2種類の鉄合金が5層ずつ全てで10層になっています。
じっくり地金全体を熱します。
鍛え延ばしながら表面を削ったり抉り、決めた厚さに延ばして板材を作ります。それぞれ性質の異なる素材が複合されているため、表面の酸化度合いの違いによりすでに地金の表面に紋様がうっすら見えます。
お皿状に形を作ります。火に入れる時間が長いため、紋様がはっきり現れます。
軽く仕上げながら形を修正しました。何ができるかは後日明らかにします。